フランス人男性が日本に来てショックを受けた10の理由

フランス人男性が日本に来てショックを受けた10の理由

Update: 2017/06/13

最近フランスではアニメやコスプレも相まって、日本での生活に憧れを持つ人が増えているもよう。でも、理想と現実とは結構ギャップがあるのかも…。

今回話を聞いたのは、東京に住んで6年目になる29歳のフランス人男性。だいぶ日本での生活にも慣れたというけれど、未だに不思議なことがいっぱいあるとのこと。

そんな、フランス人にとっては違和感でしかない文化の違いを10個ご紹介!

1.中身よりパッケージのほうが大事なの?

1.中身よりパッケージのほうが大事なの?

東京の街中にあふれるスイーツショップや惣菜やなどの飲食店。特に好き嫌いがなく、日本の食文化を楽しんでいるという彼が気になるのが、“パッケージ”なのだとか。

「日本の食べ物ってパッケージにこだわりすぎな気がする。スイーツもお弁当も、見た目が本当にきれいだから、きっとおいしいだろうって期待するじゃない?でも、時々おいしくないことがあるから、ちょっとがっかりする。フランスは、買ったらビニール袋に突っ込むのが普通。味に自信があるから、それでもいいんだよ」

なかでも特に気になるのがビニール袋。

「ビニール袋といえば、日本は袋を使いすぎだよね!例えばスーパーで食べ物と雑貨を買ったら、わざわざ違うビニール袋にいれてくれるでしょ。チーズは匂いが強いからと、これも別にしてくれる。そんなに気になる?僕は全然一緒でいいよ」

2.東京はランチが安い!

2.東京はランチが安い!

「東京に住んでいて嬉しいのは、ランチが安いことだね!1,000円以下で、前菜からデザートまで食べられるなんてコスパよすぎ。パリのレストランって、すごく高いんだ。観光地ってこともあるけど、2,000円以上が当たり前だから。地方はまだ安いけど、それでも1,200円くらいはするね。味はおいしいけど、毎日は行けないよね…。会社や学校にはみんな、サンドイッチを作って持ってきたりしているよ」

ただ、安いからこそ気になる点もあるとか。

「安いに越したことはないけど、そのぶん、なんでそんなに安くできるんだろう?って思っちゃう。値段や見た目を優先して、料理の質やクオリティが下がるのはあまりいいことじゃないかな。あ、またパッケージのことを言っちゃったね(笑)」

3.生クリーム大好きなのに、「クリームフレーシュ」を知らないなんて!

3.生クリーム大好きなのに、「クリームフレーシュ」を知らないなんて!

「日本のスイーツって、びっくりするくらいクリームたっぷりだよね。で、そういうのが大体“フランス風”って書いてある。確かにエクレール(エクレア)はフランスのスイーツだけど、日本みたいにカスタードは入ってないよ。それに、そんなに甘くない。フランスのお菓子って、生地にバターやクリームを練り込んだりはするけど、直で入っているのはなかなかないかな。しかもあの量だからね!」

これだけクリームにこだわるのはある理由が。

「クレームフレーシュ(Creme fraiche)って知ってる?サワークリームの一種なんだけど、日本ではなかなか見ない。フランスのシュークリームには絶対使われてるし、スープやクラッカーにのせて食べたり、いろんな料理に使われているんだ。"フランス風”って言うなら、ちゃんとフランスで使われている食材を使ってほしいなって思うよ…」

4.フランスのファッションを真似しなくてもいいとおもう!

4.フランスのファッションを真似しなくてもいいとおもう!

最先端ファッションのイメージが強いフランスだからこそ、日本人のファッションについて物申したいことがあるそう。

「フランス人は自分のスタイルを貫く人が多いから、ファッションセンスが高いようにうつるのかもしれないね。それに比べて日本人女性は、“トレンド=良いファッション”って思っている人が多いように感じるな。雑誌でパリのコレクション特集があったら、みんなこぞってマネをして、それこそが最先端のオシャレになっているでしょ?」

自由なファッションを楽しむフランス人だからこそ、日本人にこんなアドバイス。

「僕はマネしなくてもいいと思うんだ。だって、海外のファッションをそのまま持ち込んだところで、日本人とは体型だって雰囲気だって違うから。日本人には日本人に似合うファッションスタイルがあるはず。まぁでも、最近はいろんな国や文化をミックスしながら、うまい感じに独特のファッションを作り上げていっているから、日本のファッションもおもしろいと思う!」

5.「~けど」「~でも」を使わないで、ストレートに言おうよ!

5.「~けど」「~でも」を使わないで、ストレートに言おうよ!

生活が違えば、もちろん性格だって違うはず!日々生活しているなかで、気になることは?

「日本人からしたら、フランス人はすごいストレートだろうね。日本人ってなかなかNOって言わないでしょ。代わりに、『けど』とか『でも』をいっぱい使って、フォローしたり遠まわしに断ったりする。優しいところはいいと思うけど、話がすごくまどろっこしくて、僕は混乱するね。もっとダイレクトに言おうよ!」

では、フランス式の人付き合いって?

「僕たち、ケンカの真っ最中はかなりひどいことを言い合ったりするけれど、話が終わったらもう終わり!どんなにケンカしても別に引きずることもないし、それくらいシンプルなほうがいいじゃない?」

6.実はフランス人も日本人と同じくらい悲観的?

6.実はフランス人も日本人と同じくらい悲観的?

「日本人も悲観的らしいけど、フランス人は“世界で一番ペシミスティック”ってよく言われるよ(苦笑)。確かに、何か考え始めると最悪のシチュエーションを考えたり、マイナスな方向に行きがちかもしれない。それって、やっぱりこれまでの歴史が関わっていると思うんだよね。フランス文化や歴史に憧れる人が多いと思うけど、フランス人からしたら嘘でしょ!?ってなるね」

7.日本人はなんで政治や経済の話をしないのかな

7.日本人はなんで政治や経済の話をしないのかな

「みんな日本の政治経済に興味がないの?普段、日本人がそういう話をしているのを聞かないからさ。フランスだと、友だち同士でもするからね。熱くなって大体議論になるけど、高校生くらいからそういう話をしているから、それが当たり前で。議員選挙前なんかは、候補者たちがディベートする番組がリアルタイムで配信されるんだ。日本の政見放送?いやいや、あれはみんな見ないでしょう。フランスの場合はひとりの候補者につき2時間くらい放送するけど、視聴率は本当に高いんだから!」

8.街に変なフランス語がありすぎて・・

8.街に変なフランス語がありすぎて・・

日本に住んでいると、こんなショッキングな気付きもあるそう。

「街を歩いていると、変なフランス語ばっかりで本当にショッキングだった。大体意味が無かったり、関係ない単語だったりするんだ。こないだ『おいしい牛乳』って意味のシャンプーがあったから、笑っちゃったね。だって、シャンプーだよ?フランス語って日本人からしたらかっこよく見えるのかなあ。Facebookで“franponais(おかしなフランス語)”を集めて投稿するグループがあって、結構盛り上がってるんだよ」

9.公共トイレが無料に驚いた!

9.公共トイレが無料に驚いた!

「パリの公共トイレは基本有料。でも、便座はないし、すごい汚いから絶対に使わないよ。
外にいるときは、レストランとかカフェで借りるのがスマートだね。僕もコーヒーひとつ買って、トイレを使わせてもらってるよ」

とはいっても、なかには何も買わずに、勝手にトイレを使ってしまう人もいるよう。それを防止しようと、フランスではファストフード店である取り組みが導入されたらしい。

「最近マクドナルドで、トイレのコード化がはじまったんだ。利用客以外が使わないようにトイレはロックがかかっていて、中にはいるためにはレシートに印刷されたコードを入力しなくちゃいけないんだ。マナーが悪いから、こういう方法しかなかったのかもね。日本は公共トイレがどこにでもあるし、レストランでもコンビニでも無料で貸してもらえるのがすごい!あんなきれいで設備も揃っているトイレって日本くらいじゃないかなあ」

10.道路工事しすぎ!予算削減と自然、どっちが大事なの?

10.道路工事しすぎ!予算削減と自然、どっちが大事なの?

最後に話してくれたのは、日本人も一度は思ったことがあるかもしれないこの疑問。

「山に行ったときに気になるのが、あのコンクリート!あれって、土砂崩れ防止のためなんだよね?確かに日本は土砂災害が多いから必要なのはわかるけど、でもあれ、今後誰がケアしていくの?作ったら作ったまんま。50年も経ったら錆びて崩壊したとしても、放置されるだけでしょう。かといって、すごい山奥だったら、誰かがチェックしに行くわけにもいかないし…。何かほかに方法がある気がする。せっかくの自然が台無しだもん!」

さらに、東京に住んで長い彼が、年度末になると必ず目撃するというこの光景にも疑問視。

「工事といえば、東京って3月になると予算消費のために道路工事いっぱいするでしょ。ビルだって、まだまだ余裕なのに数年で取り壊して新しいのを作る。お金がもったいないし、自然のためになってないよ。神道の国なのに、なんで!?」

フランス人男性からのなかなか鋭い指摘。日本人には当たり前すぎて、言われるまで気付かなかったことがたくさんあったのでは?

※記事掲載時の情報です。

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