日本の方言

日本の方言

Update: 2016/10/25

「おおきに」「だんだん」。これはどちらも「ありがとう」の意味を表す言葉である。このように、1つの意味を表すのに用いられる地方ごとの異なる言葉を日本語では「方言」と呼ぶ。ここではこういった、主な地方の方言を紹介する。

「北海道」の方言

江戸時代までは蝦夷と呼ばれていたが、明治政府が開拓使を設置するのに伴い、北海道と改名された。この地方の方言の一例を挙げると、「とても」を「なまら」、「がんばる」を「けっぱる」など、独特の方言が見られる。

「東北地方」の方言

東北地方の方言は「怒る」を「ごしゃぐ」、「触る」を「ちょす」、「人見知りする」を「かめる」など、同じ日本人でも根気よく耳を傾けなければ意味を解することができない難解なものが多い。

「関東地方」の方言

茨城県や栃木県、群馬県といった北関東と呼ばれる地域。首都圏にはない素朴な風習や豊かな自然が多く残されている。首都圏ではいわゆる「標準語」が使われており、一般的に「日本語」といえばこの地域で使用される言葉を指す。

「信越地方」の方言

日本の米どころと称されるほど米作りが盛んな新潟県、日本の屋根といわれる山岳地帯を有する長野県を指して信越地方と呼ぶ。語尾に「〜ずら」(〜してしまった)、自分のことを指して「おら」(私)と言うのは、信越地方の方言の一例である。

「東海地方」の方言

本州の真ん中辺りに位置するのが東海地方。東海地方の方言といえば、「だがや」(〜ですよ)、「でら」(とても)、「けった」(自転車)などの「名古屋弁」が有名。関東と東の端を接する静岡県でも、「〜だもんで」(〜だから)、「だら」(でしょ)など、「遠州弁」と呼ばれる方言がある。

「北陸地方」の方言

北陸地方には温泉地や棚田、城跡など、古き良き日本を思わせる観光スポットが数多く点在している。「関西弁」では「〜やけど」(だけど)、と「ど」で切れるのに対し、北陸では「〜やけどぉ〜お」と、「ど」以降の語尾を伸ばすのが特徴。

「関西地方」の方言

「関西弁」と呼ばれるこの地方独特の方言がある。冒頭で紹介した「ありがとう」を表す「おおきに」をはじめ、「違う」を「ちゃう」、「〜なのです」を「〜やねん」など、テンポのいい言葉が飛び交う。

「中国地方」の方言

「伊勢神宮」と並ぶ大社「出雲大社」、日本一の砂丘「鳥取砂丘」、「広島厳島神社」など、いにしえからの伝統や自然が形作った観光スポットが点在するエリア。中国地方の一大都市広島では、「〜だから」を「〜じゃけん」と言うのが有名。「とても」を「ぶち」、「触る」を「いらう」というのもよく知られている。

「九州地方」の方言

本州の南にある島「九州」。「なんばしよっと?」は、この地方の方言で「何をしていますか?」となる。このように「〜を」「〜が」を「〜ば」、語尾に「〜と」を付けたり、「〜ですね」を「〜たい」に置き換えるのも九州地方ならではの独特な言い回しである。

「沖縄地方」の方言

明治時代まで「琉球王国」という1つの国だった沖縄地方には、独特の文化が根づいている。「めんそーれ」は「いらっしゃい」を表す言葉である。「自分」を指して「わん」、「あなた」を「うんじゅ」など、沖縄地方以外の人が理解することが難しいことも多々。

※記事掲載時の情報です。

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