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東北イチの都市・仙台と白石を周遊
伊達政宗と重臣・片倉小十郎ゆかりの地でサムライ観光を!

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伊達政宗と重臣・片倉小十郎ゆかりの地でサムライ観光を!

公開日: 2021/02/24

三日月の前立てが印象的な兜の戦国武将といえば伊達政宗。世界でヒットしているTVゲームの人気キャラクターとして、そして、甲冑は映画「スターウォーズ」のダースベイダーのモデルになったとも言われ、海外からの認知も高い武将です。
そんな政宗のゆかりの地である宮城県は、蔵王山でのスキーや温泉なども有名ですが、この記事で提案するのは、伊達政宗と重臣・片倉小十郎景綱という戦国時代屈指の人気武将に関するスポットめぐり。仙台市とそのお隣の白石市を舞台に、甲冑体験、城めぐりなど、日本にいることを十二分に堪能できるサムライ観光に出かけましょう。

「仙台市博物館」で伊達政宗の兜と甲冑に感激

「仙台市博物館」で伊達政宗の兜と甲冑に感激

サムライ観光のスタートは、JR仙台駅から。東京から新幹線で約1時間40分、仙台国際空港からも仙台空港アクセス線で25分と、アクセス良好です。

仙台駅から周遊バス「るーぷる仙台」に揺られてたどり着いたのは、仙台市博物館。実はここは、仙台城三の丸跡の敷地内。仙台伊達家から寄贈された資料群の保管・展示・研究のために建てられました。

重要文化財 黒漆五枚胴具足 伊達政宗所用(仙台市博物館蔵)
重要文化財 黒漆五枚胴具足 伊達政宗所用(仙台市博物館蔵)
(左)重要文化財 山形文様陣羽織 伊達政宗所用、(右上)重要文化財 小紋染胴服(いずれも仙台市博物館蔵)、(右下)仙台市博物館の展示室
(左)重要文化財 山形文様陣羽織 伊達政宗所用、(右上)重要文化財 小紋染胴服(いずれも仙台市博物館蔵)、(右下)仙台市博物館の展示室

仙台市博物館の代表的な収蔵品のひとつが、伊達政宗所用の黒漆五枚胴具足。左右非対称の細い月の形をした兜の前立て、鉄製黒漆塗の五枚の胴板。どれも凄みを感じます。
また、伊達政宗所用の陣羽織、片倉小十郎重綱(重長)が豊臣秀吉から拝領したとされる小紋染胴服などの服飾品も収蔵。いずれも国の重要文化財に指定されています。
※いずれの資料も展示期間が限られています。展示期間は仙台市博物館へお問い合わせください。

  • 仙台市博物館
    • 住所 〒980-0862 宮城県仙台市青葉区川内26
    • 電話 022-225-3074
    • 9:00~16:45(受付は~16:15)
      観覧料一般・大学生460円、高校生230円、小・中学生110円
      定休日:月曜(祝休日は開館、翌平日休)、12月28日~1月4日
      ※年度により、臨時休館をする場合があります
      ※大規模改修工事のため令和3年10月1日から休館。令和6年4月に再開館予定。

「仙台城跡」で伊達政宗とご対面!片倉小十郎にも会えるかも!?

「仙台城跡」で伊達政宗とご対面!片倉小十郎にも会えるかも!?

仙台市博物館から徒歩またはバスで、仙台城跡に到着!伊達政宗公騎馬像とご対面です。勇ましく馬にまたがる伊達政宗は、今にも動きだしそうなほどの躍動感に溢れています。

1610(慶長15)年、伊達政宗は、仙台を見下ろす青葉山の上に築城しました。標高約131m、東と南は断崖絶壁。この“天然の要塞”のおかげで、仙台城の攻略は難しいと言われていました。仙台城は現存していませんが、海と山に囲まれた仙台市内を一望できる展望スポットになっています。

週末になると、仙台の魅力と歴史を伝える「伊達武将隊」に会えるチャンスも。この日は伊達政宗の重臣であり、白石城主の片倉家初代小十郎景綱に会えました!「白石城もしかと見物してくるように」と片倉小十郎景綱から力強く言い渡された一行は、白石城へと向かいます。

  • 仙台城跡
    • 住所 〒980-0862 宮城県仙台市青葉区天守台青葉城址
    • 電話:022-268-9568(仙台観光国際協会)
      見学自由

白石城へ向かう前に、青葉神社も寄りましょう。ここは、伊達家の旧家臣団が中心となって創建された神社で、伊達政宗公が祀られています。静かな木々に囲まれた境内は、春になると桜の名所になります。

  • 青葉神社
    • 住所 〒981-0916 宮城県仙台市青葉区青葉町7-1
    • 電話 022-234-4964
    • 参拝自由(授与所は9:00~17:00、季節により変動あり)

仙台から新幹線でわずか15分!スキーと狐の街・白石市に到着

仙台から新幹線でわずか15分!スキーと狐の街・白石市に到着

仙台駅から東北新幹線でわずか15分。片倉小十郎のお膝元、白石市の「白石蔵王」駅に到着です。白石市は白銀のスキー場と、もふもふのキツネと触れ合える「宮城蔵王キツネ村」もあり、外国人観光客に人気の街です。

白石蔵王駅の観光案内所やJR東北本線の白石駅前にある「小十郎プラザ」で、パンフレットをもらえたり周辺情報を聞いたりできます。

白石城で片倉小十郎になりきり甲冑体験

白石城で片倉小十郎になりきり甲冑体験

白石蔵王駅からタクシーで5分、小高い丘の上に白石城があります。この白石城こそ、伊達政宗の重臣であった片倉小十郎の城。片倉小十郎景綱は政宗の幼少期から養育責任者として仕え、伊達家随一の名参謀として文武ともに才能を発揮し、息子の片倉小十郎重長もまた「鬼の小十郎」と恐れられた存在でした。

白石城では、「しろいし甲冑街歩きガイドツアー」が2021年2月末からスタート。白石城や白石市の歴史を、英語が堪能な足軽さんに教えていただきながら、1時間ほどの城内見学&街歩きを楽しめます。外からは中を狙いにくく中からは攻撃しやすいように窓の格子をひし形状に造るなど、当時の工夫が張り巡らされています。

ガイドツアー最大の目玉・甲冑体験は、白石城で着付け。伊達政宗、片倉小十郎、真田幸村のいずれかの甲冑を選べます。服の上から着られますが、女性の場合スカートよりパンツがベター。

甲冑を着たまま外に出られるので、城×甲冑姿のSNS映えな写真も撮影できちゃいます。思いっきりポーズを決めて武将になりきるほどカッコよく撮れますよ!

仙台・白石観光の魅力を動画でも!

城内を足軽さんと散策していると、本当に武将になったみたい!?

さらに白石市では、夜の謎解きゲームも2021年2月末から実施予定。夜のお城で謎解きなんて、貴重な体験でワクワクしますね!

また、白石城すぐ近くには、片倉家中武家屋敷(旧小関家)があります。築260余年にもなる貴重な遺構で、茶の間や中間のみのコンパクトな造り。縁側に腰をかけて、当時の武家の暮らしに想いを馳せてみて。

ミシュランガイド掲載!本格的な手打ちうどん「麦の季」

ミシュランガイド掲載!本格的な手打ちうどん「麦の季」

白石市内のランチでおすすめしたいのが、「讃岐づくり本格手打ちうどん 麦の季」。手打ちうどんの店としてミシュランガイドのビブグルマンを宮城県内で唯一獲得したうどん店で、県外からも多くのお客さんがいらっしゃる話題のレストランです。

「麦の季」のご主人は、なんと元・競輪選手。うどんの弾力感を出すために踏んでこねる際、32年間の競輪生活で鍛えた足腰で力強く踏まれることで、しっかりとした歯ごたえのある麺に仕上がります。ほとんどのさぬきうどん店は機械打ちが多い中、麦の季は手打ちにこだわる。リズミカルに麺を打ちつけながら延ばす「すかし打ち」は、テクニックと体力が試されるプロの技。すかし打ちも含めた5つの工程を経て、うどんのもちもちとした弾力感が生まれます。

本当においしいうどんは茹でたてが命!4~5分で食感が変わってしまうので、到着したら早めに召し上がれ。

一番人気の「蔵王鴨つけうどん」(1,380円/税込)、熱々のやさしい味噌スープが体にやさしい「味噌煮込みうどん」(1,480円/税込)など、季節や地域の特長を活かしたメニューも豊富です。

敷地内の庭園では、春から夏にかけて屋外の席も設置。また、あんみつやぜんざいを提供する甘味処も近日中に再開予定です。

  • 讃岐づくり本格手打ちうどん 麦の季
    • 住所 〒989-0247 宮城県白石市八幡町6-18-7
    • 電話 0224-26-9232
    • 11:00~14:00 ※麺がなくなり次第終了
      定休日:月、火、金曜日 ※祝日の場合営業、翌日お休み

「湯主一條」で歴史ある温泉宿の風情を堪能

「湯主一條」で歴史ある温泉宿の風情を堪能

静かな山間に位置する白石の鎌先温泉で、最も古い温泉宿が1428年開湯の「時音の宿 湯主一條」です。なんと伊達政宗と片倉小十郎が泊まったという言い伝えもある旅館です。

国の登録有形文化財に指定された木造本館は、現在、個室料亭「匠庵(しょうあん)」として使用。ここで朝夕「森の晩餐」をぜいたくにいただけます。

日が落ちると、木造本館は幻想的な雰囲気に包まれます。

鎌先温泉は傷を癒す薬湯を求め、古くより湯治客が多く訪れた温泉郷。湯主一條には薬湯のほか、絶景の露天風呂もあります。

客室は外国人観光客もくつろげるようリニューアル。カーテンをあければ、鎌先温泉の自然を独り占め!四季折々の季節が広がる客室で、心ゆくまでリラックスできること間違いなしです。

お土産は白石ご当地の味「白石温麺」をチョイス

お土産は白石ご当地の味「白石温麺」をチョイス

「白石温麺」は、白石のお土産にぴったり。油を使わずに小麦粉を塩水でこねて作られたシンプルな麵で、食べやすい短めの長さと、のどごしの良さが特長です。400年ほど前、胃を痛めた父親のために息子が作ったのが始まりといわれています。

伊達政宗ゆかりの地・仙台と、正宗の重臣であった片倉小十郎のお膝元・白石。二つの市を回れば、戦国武将たちの息遣いを感じられるはず。グルメや温泉も楽しみながら、仙台と白石を遊び尽くしましょう!

【しろいし甲冑街歩きガイドツアー】

【しろいし甲冑街歩きガイドツアー】

・2021年2月末リリース(モニターツアー実施予定)、以降要予約で通年実施予定
・白石城を守る「あしがるさん」による甲冑着付けとガイドツアー。白石城を背にポージングしたり、市内を歩きながら撮影したりすることが可能。
・ツアー参加者には当日の映像撮影とアニメーションを組み合わせた特別な動画をプレゼント!
詳細はWEBサイトをご覧ください!

【白石城×謎解きゲーム 夜城からの脱出】

【白石城×謎解きゲーム 夜城からの脱出】

・2021年2月末リリース(2月26日(金)、27日(土)でモニター向けプレイベント実施予定)、3月以降で金曜と土曜にイベント実施予定(詳細はWEBサイトをご確認ください)
・夜の白石城を使った最高にワクワクする体験プロジェクト。城内に仕掛けられた謎を解き明かし、「時の宝玉」を探し出せ!※本イベントは普段は入ることができない夜の白石城を巡るナイトツアーを含む、謎解き体験型イベントです。
詳細はWEBサイトをご覧ください!

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

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