自分の意思をはっきりと口にし、個人の権利を尊重するなど、アメリカ人の国民性は映画やドラマからも感じ取れますよね。そんなアメリカ人は日本のどんな点に衝撃を受けるのでしょうか。
今回は過去に公開した記事の中から、「アメリカ人が日本に来てショックを受けたこと」をまとめて紹介します。(以下は回答者の個人的な意見です)
居酒屋サイコー!みんな元気があっていいね!
「居酒屋は素晴らしいよ!おいしい料理が揃っているし、安いし、何よりスタッフが元気で気が利くよね。トイレから帰ってきたと同時におしぼりを渡してくれたときは本当に驚いた。アメリカでも三ツ星レストランなら珍しくないサービスだけど、大衆的なバーで満足なサービスを受けたことはないよ」(来日5年目のアメリカ人男性)
このアメリカ人男性が衝撃を受けた場所は、なんと居酒屋。日本人にとっても、店員さんたちのハキハキした対応は気持ちがいいものです。
「たまに元気すぎてちょっとうるさいと感じる時もある(笑)。いらっしゃいませー!って言ったら、奥にいる人も全員いらっしゃいませー!って言うじゃん。最初のうちは慣れなかったけど、今は嬉しいかな」
その活気の良さも居酒屋のウリなんですよね。そんな免疫のない外国人の場合、初めて居酒屋に入ったら驚いてしまうかもしれません。
街中で「マスク」をしている人を見て、びっくり! 街は重病人だらけ?
「初めて日本に来た時、マスクをして歩いている人を見て余程の重病人なのかと思いました。アメリカでマスクをしているのは病院の先生ぐらいで、お店には売っているのを見かけたことはありません」(来日4年目のアメリカ人女性)
「伊達マスク」なんていう言葉もあるほど、いつの間にかマスクを愛するようになった日本人。特に、冬場と花粉症の季節には、マスクなしの生活はありえないと思っている人も多いことでしょう。風邪や花粉症の予防、人にうつすのを防ぐという観点では理にかなっていると思うのですが、アメリカ人は咳やくしゃしみが出たらどうするのでしょう?
話を聞いてみると近年では、「腕」で鼻や口を抑えるのが推奨されているのだそう!手のひらで覆うと、物を触ったときに菌がうつる可能性が高いのに対して、腕はそのリスクが軽減されるからとのことです。想像だにしない発想に、逆にこちらもびっくりです。
プライベートが楽しすぎる!!
「日本は、観光、グルメ、アミューズメントなどが充実しているのが最大の魅力です! 24時間やっている店もあったり、治安も良いので仕事が終わった後のナイトライフも楽しめます。特に食事は何を食べても美味しく感じます。よく日本人に『日本の食べ物で何が好き?』と聞かれますが、本当に何を食べてもすべて美味しいので、答えに困るほど。
さらに接客やサービスも素晴らしいです!アメリカは美味しくない料理と良くないサービスでもチップを渡さないといけないですから、全然違いますね。(笑)それに、期間限定のイベントやグルメが楽しめるのもすごいと思います。アメリカは、例えばスターバックスやディズニーランドといった大手でも、季節ごとのメニューやイベントというのはあまりありません。日本はただでさえ質が高いうえに、そういった企画もあり、毎日新鮮に生活を楽しんでいます」(来日2年目のアメリカ人男性)
仕事では苦労することが多いというこの男性ですが、プライベートタイムでは大きな魅力を感じているようです。ぜひ今年の冬イベントも楽しんでほしいですね。
外食のレベルが高い!どれも最高に美味しいよ!
「日本は全体的に食事のレベルが高い。外食なんて、どこのお店に入っても間違いないと思う。日本にいれば、世界中の料理が美味しく食べられるんだ。素晴らしい食文化があって日本人は本当に幸せ者だよ!
例えば、アメリカにいたころはインド料理を全く食べなかったんだ。美味しくなかったからね。けど、日本のインド料理は本格的で最高だよ。日本の食は繊細なうえに、作り手にこだわりがあるんだと思う。アメリカの料理?正直、美味しさなんて求められないよ(笑)。チャイニーズ料理だって、ニューヨークではとても食べられた味じゃないんだよ。信じられないでしょ(笑)」(来日3年目のアメリカ人男性)
彼によると、アメリカ人はそもそも味にそれほどこだわっていない人が多いそうです。どちらかというと「食事は生きるために口にするもの」という感覚で、食事を味わう喜びはあまりないのでしょうか。
「顔が大きい」って、どういうこと?
「日本人は、すごく外見にこだわりますよね。人に対しても見た目でいじることが多くて、『めっちゃ太ったね』とか平気で言う人がいますが、とっても失礼だと思います……。アメリカでは、ちょっとあり得ないです」(来日4年目のアメリカ人女性)
外見よりも中身を大切にするというアメリカ人。一番戸惑ったのは、「顔が大きいとか、小さい」と表現することだと言います。「日本に来るまで言われたことがなかったので、どういう意味が分からなかった」とのこと。顔が小さいのは何となく分かるようになったけれど、大きいという感覚は未だによく分からないといいます。
筆者がこの表現を目にしたのは、高校生ぐらいだったでしょうか。ファッション雑誌で「小顔特集」なるものが組まれていました。それからは、小顔の方が美しいというような風潮が広まったように思います。外見を気にするあまりに、大切なことを見失いがちになっているのではないかと、痛感させられるエピソードでした。
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