HOME 訪日外国人が選んだ東京の人気スポット1位は?「LIVE JAPAN Awards 2019」発表!
訪日外国人が選んだ東京の人気スポット1位は?「LIVE JAPAN Awards 2019」発表!

訪日外国人が選んだ東京の人気スポット1位は?「LIVE JAPAN Awards 2019」発表!

公開日: 2019/04/15

2019年4月でサイトオープン3周年を迎える訪日外国人向け観光情報サービス「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE TOKYO」(以下、LIVE JAPAN)。本日4月15日には、2018年4月から2019年3月までのアクセス数を元に、訪日外国人に人気がある施設やスポットを表彰する記念イベント「LIVE JAPAN Awards 2019」が開催されました。年間約3500万人の利用者が選んだNo.1スポットを部門別にご紹介します!

訪日外国人が選ぶ「LIVE JAPAN Awards 2019」

訪日外国人が選ぶ「LIVE JAPAN Awards 2019」

「LIVE JAPAN」は、外国人目線に立った8言語計8,000本を超える記事、お店などの紹介動画700本、外国人ニーズの高い宿泊施設情報を1,000件、などを掲載しています。

また、最も特徴的な機能が「LIVE情報」。LIVE情報は、店舗や施設が自ら、空席状況やタイムサービス、新商品情報などの最新の情報を多言語でリアルタイムに発信できる機能で、現在3,000を超える施設が導入し、1日100件を超える最新情報が掲載されています。

サイトの現在の月間利用者数は346万人、SNSアカウントのファン数は150万人突破と、オープンから3年で日本を代表するワンストップ観光情報サービスに成長しています。

そして今回開催された「LIVE JAPAN Awards 2019」は、2018年4月から2019年3月まで1年間のサイトアクセス数を元に、訪日外国人に人気がある施設や店舗をランキング形式で集計。「グルメ部門」「体験部門」「ショッピング部門 (大型商業施設)」「ショッピング部門(小売ショッピング施設)」「観光部門」の5部門に加え、今年は3 年連続で上位にランクインした「殿堂入り」、2019年の「総合賞」を発表しました。

いよいよ発表!訪日外国人選ぶ東京の人気スポット1位は?

プレゼンターを務めるのは、株式会社ぐるなび執行役員の杉山尚美。各部門の受賞者には記念の盾、殿堂入りと総合賞の受賞者にはトロフィーが贈呈されました。

【総合賞・ショッピング部門(小型ショッピング施設)】1位 二木の菓子(上野)

【総合賞・ショッピング部門(小型ショッピング施設)】1位 二木の菓子(上野)

上野・アメ横でおなじみの「二木の菓子 第一営業所」が、ショッピング部門(小型ショッピング施設)、そして総合賞を受賞。総合賞は、全部門の中でも最もアクセス数が高かった施設、店舗に贈られるものです。日本で人気のあるお菓子がお得に購入できるとあり、スポットやアクセス情報を調べる訪日外国人が多かったようです。

株式会社二木 常務取締役の川村耕一さんは、「二木の菓子は“爆買い”をする方はあまりおらず、個人旅行客が多い傾向。2017年から免税販売を始めて訪日外国人のお客様が伸びてきました。これまでアジアからのお客様が多かったですが、最近は世界的に駄菓子が注目されていることもあり、欧米の方も増えています」と分析。

「お菓子がすごいな、と思うのは世界中の方に人気があるということ。今後もますます情報発信をしていきたい」と、気合十分に語りました。

【グルメ部門】1位 浅草 つる次郎(浅草)

【グルメ部門】1位 浅草 つる次郎(浅草)

グルメ部門の1位は、浅草を代表するグルメもんじゃ焼きとお好み焼きの名店「浅草 つる次郎」。一日300~400人来店する人気店であり、究極の鶏出汁を使ったもんじゃ焼きやお好み焼き、長期熟成肉のステーキや無農薬野菜の使用など、素材や調理にこだわりのある点が、訪日外国人から支持された理由といえます。

株式会社つる次郎 浅草 つる次郎 店長の浜田圭二さんは、「どんなに忙しくてもお客様全員に喜んでもらおうという意識を持っています。私どものような個人店は情報を発信するのが苦手ですが、今後もLIVE JAPANを活用しながら、サービスを進化させていきたい」と話しました。

【体験部門】1位 東海汽船株式会社(浜松町)

【体験部門】1位 東海汽船株式会社(浜松町)

体験部門の1位は、今年で130周年を迎える東海汽船。東京と伊豆諸島を結ぶ観光船を運航するほか、浴衣を着て東京湾をクルーズできる夏季限定の「東京湾納涼船」も運行。各国言語のパンフレット、船内のFree Wi-Fiと、日本の島旅が初めての訪日外国人も安心して利用できるサービスを提供しています。

東海汽船株式会社 旅客部広報宣伝グループ 旅客部広報宣伝グループ長の太田理絵さんは、「国内でも東京に島があることを知らない方がいる中で、海外の方に興味を持っていただけて嬉しい。東京湾納涼船も海外の方にたくさん乗船してもらっているので、今後もたくさん情報発信していきたい」と、抱負を述べました。

【ショッピング部門(大型商業施設)】1位 西武百貨店(渋谷)

【ショッピング部門(大型商業施設)】1位 西武百貨店(渋谷)

西武渋谷店といえば、人気の化粧品やデザイナーズブランドはもちろん、アートも展開する大型商業施設。日本のトレンドを体感できる場所として、訪日外国人の来店が右肩上がりで増えているそう。

株式会社そごう西武 販売促進部の飯田和弘さんは、同店を利用する訪日外国人の傾向について、「2015年頃からインバウンドの盛り上がりを感じてきました。10人に一人は外国人のお客様」と話し、重視すべき点として、「情報をリアルタイムで伝えるLIVE感、デザイナーやインフルエンサーが持つ個人の力、そして日本人がもっているおもてなしの心。この3点を打ち出していくことが非常に大切だと感じている」と、力強く決意を表しました。

  • 西武渋谷店
    商品
    健康・安全に関する取り組み実施中
    • 住所 150-8330 東京都渋谷区宇田川町21-1
      地図をみる
    • 最寄駅 渋谷 駅 (湘南新宿ライン / 山手線 / 埼京線 / 東京メトロ銀座線 / 東京メトロ半蔵門線 / 東京メトロ副都心線 / 東急東横線 / 東急田園都市線 / 京王井の頭線)
    • 電話 03-3462-0111

【観光部門】1位 新宿御苑(新宿)

【観光部門】1位 新宿御苑(新宿)

観光部門1位に選ばれた新宿御苑は、日本における数少ない風景庭園。約65種・1,100本の桜や、紅く色づく秋の木々など、四季折々の美しい情景を眺めることができます。ショッピングやグルメの人気店が集まる新宿に位置していることも、訪日外国人にとって魅力的なポイントです。

環境省 自然環境局 新宿御苑 管理事務所 所長の宇賀神知則さんは、「最近5年間で2倍の250万人の来場者を記録し、その半分が外国人という傾向が出ています。昨年度までに開園時間の延長、ライトアップ、ナイトガーデンパーティなどを実施。今まで活用していなかった時間なども使って、訪日外国人の受け入れ態勢を強化したい」と、今後の方針を語りました。

【殿堂入り】板前寿司(上野・新宿・六本木)

【殿堂入り】板前寿司(上野・新宿・六本木)

LIVE JAPAN Awardsにて3年連続で上位にランクインした店舗を選ぶ「殿堂入り」。初の受賞施設は、本まぐろにこだわった江戸前寿司の名店「板前寿司」が選ばれた。中でも「板前寿司 江戸」(六本木)は、江戸時代を再現した店内、着物や法被を着用しての写真撮影など、日本文化を体験できる仕掛けが訪日外国人から高い評価を集めています。

株式会社板前寿司ジャパン 販促広報部 板前寿司 江戸 店長の鷹巣誠さんは、「私たちは海外から来たお客様に、自国で自慢したくなるような思い出を持って帰ってもらおうと、日々努力しています。昨年も大変すばらしい賞をいただき、今年も殿堂入りできたことを感謝しています」と、喜びを隠せない様子でした。

  • 板前寿司 江戸
    板前寿司 江戸
    • 住所 107-0052 東京都港区赤坂3-9-2 1F
    • 最寄駅 赤坂見附 駅 (東京メトロ銀座線 / 東京メトロ丸ノ内線)
    • 電話 03-5797-7347

LIVE JAPANが見る、インバウンド傾向と2019年度予測

LIVE JAPANが見る、インバウンド傾向と2019年度予測

受賞式の後、株式会社ぐるなび 企画開発本部 企画部門 LIVE JAPAN事業セクション セクション長の加藤洋平より、LIVE JAPAN視点のインバウンド傾向を発表。2019年の訪日外国人の傾向として「より個人の趣味趣向にあった施設やお店を選んでいる」と話しました。

その理由は、「LIVE JAPANがオープンしてから3年間で、訪日外国人数が増加しただけではなく、個人旅行(FIT)とリピーターが増加。2017年の受賞施設は浅草寺や東京スカイツリー®といったランドマークが多かったが、今年はもんじゃ焼き店やクルーズ船など趣味趣向が反映されている」ため。「今後も自ら情報を積極的に探す訪日外国人が増加し、『個性ある』施設やお店への人気がますます高くなる」と予測しました。

独自の情報発信をしながら、訪日外国人に素晴らしい日本の体験を提供しているお店や施設がいくつも見られた「LIVE JAPAN Awards 2019」。4年目を迎える今年は、どんなスポットが外国人の話題を集めるのか、今から楽しみです。

Written by:
田中ラン
田中ラン

旅行会社に勤める現役会社員の日本人ライター。大手ウェブサイトで編集者として従事した後、旅行会社に転職。そのため、旅行系・グルメ系のジャンルを得意とし、日本全国47都道府県で取材実績あり。旅行会社勤務だからこそ知れる秘境や絶景、旅の裏ワザを伝えながら日々取材に奔走している。

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