オーストラリアといえば、圧倒的なスケールの大自然!グレートバリアリーフの青い珊瑚礁に、先住民族の聖地といわれるエアーズロック。観光で何度も訪れたくなるほどの名所がたくさんあります。
また、オーストラリアは住みやすい国としても知られており、シドニー、メルボルン、ブリスベンといった都市には多くの日本人が移住しているそう。
日本人にとっては魅力たっぷりのオーストラリアですが、反対にオーストラリア人にとって日本はどんな国なのでしょう。オーストラリア出身で来日2年目になる男性・Aさんに、日本の印象を直撃してみました。カルチャーショックを受けたことがあれこれあるようです(以下はアンケートに応じてくださった方の個人的な意見です)。
1.文字が複雑な日本語を操れる日本人に衝撃!
日本語を勉強中のAさんは、まずこんなことを話してくれました。
「日本語はすごいよ!ひらがな、かたかな、漢字の三種類を使い分けるなんて信じられない。英語圏出身の僕からすると、小さな子もちゃんと使い分けていることに感動するよ。特に漢字は本当に難しい……」
といいつつも、漢字の勉強にハマっているAさん。一番好きな漢字は「走」とのこと。理由は、「書いているときに、本当に走っているみたいにシャッシャッと書けるのが気持ちいいから!」。言われてみれば確かにそうかも……?
2.日本の歌謡曲ってすごいメッセージが込められている!
Aさんの最近のお気に入りは、なぜか日本の古い歌謡曲でした。どうして?
「近所のスーパーで流れているんだよ。あの曲、なんだったっけ、ええっと……(Aさん、毎日持ち歩いているメモ帳を取り出して見る)あ!そうそう、『三百六十五歩のマーチ』!特にこの曲が大好きなんだ。『幸せは歩いてこない だから歩いて行くんだね』って、パワフルな歌詞じゃない?聴くだけで元気が出るよ」
水前寺清子さんの『三百六十五歩のマーチ』は後世に残る名曲であり、Aさんの人生の応援歌になっていました。日本の歌謡曲は、万国共通で胸を打つのですね。
3.おにぎりってこんなにおいしいの!? 感動したよ!
日本とは異なる食文化を持つオーストラリア出身のAさんにとって、もっとも好きな日本食は「おにぎり」でした。その理由は?
「オーストラリアで和食は食べていたし、寿司屋さんもあったけど、日本で初めておにぎりを食べたときの感動は忘れられないよ。一番好きな具はしゃけ!甘みと塩気のバランスが絶妙」
寿司や天ぷらの影に隠れていますが、おにぎりも日本を代表する立派な和食。このおいしさに気づいてくれるAさん、ありがとう!
4.納豆だけはどうしても無理なんだ…
好きな料理の次は、苦手な料理。Aさんが答えてくれたのは、やっぱりこの料理でした。
「納豆だけはどうしても無理。あの独特の臭みがダメなんだ。でも、オーストラリアにも『ベジマイト』があるから、似たようなものだと思っている(笑)」
ベジマイトとは、オーストラリアで食べられている黒いジャム状の発酵食品。独特の塩辛い口あたりは好みが分かれるもの。ベジマイトも納豆も、そのおいしさはなかなか外国人に伝わりにくいのかもしれません……。
5.日本の「山」は最高のアドベンチャースポットだ!
体を動かすことが好きなAさん、最近日本でハマっているのは「登山」なのだそう。
「オーストラリアは山が少なくて、あっても標高が低くてつまらない。日本のように、あちこちで登山に挑戦できるのはすごいことなんだよ!八ヶ岳は特に素晴らしかった。『日本百名山』にひとつでも多く登ろうと思っているんだ!」
Aさんはもうすでに、日本人よりも日本の山に詳しいのでは?と思うくらい、熱く語ってくれました。オーストラリアの自然とはまた違う日本の自然を愛してくれるなんて、逆に感激です!
6.街角に咲く花は、どうしてこんなに美しいの?
日本の自然にまつわることで、山について以外にもAさんがびっくりしたエピソードがありました。
「春はたんぽぽ、夏はひまわり、秋はコスモス、冬は椿……。東京のような大都会でも、季節の花が街中でたくさん咲いていることに驚いたよ。街を歩きながら、草花で四季を感じられるなんて素敵じゃない?」
公園や道路脇にそっと咲く季節の花々。まさか外国人のAさんがそこに感動してくれるなんて思いも寄りませんでした。日本では、桜やイチョウなどの木々からも四季を感じられますよね。
7.2019年まで待てない!日本のラグビーは強い
オーストラリアといえば、忘れてはならないのが国民的スポーツであるラグビー。ワールドラグビーランキング5位(2018年7月現在)の超強豪で、ラグビーワールドカップ2019の活躍も期待されます。
Aさんももちろんラグビー好きですが、なんとこんなショックを受けたそうです。
「日本のラグビーは強い!南アフリカの試合は感動したよ。日本は強くないと言われていたなんて信じられない。もう強豪でしょ?来年が待ち遠しいよ!」
日本が歴史的勝利を収めたラグビーワールドカップ2015の対南アフリカ戦を、Aさんもしっかり観ていたそう。来年は東京で、試合を存分に楽しんでくださいね!
食、自然、スポーツなど、ところどころオーストラリアとのシンパシーを感じながら、日本についてショックを受けたことを話してくれました。住みやすい国といわれるオーストラリア同様、Aさんにとって日本が住みやすい国と思ってもらえますように!
旅行会社に勤める現役会社員の日本人ライター。大手ウェブサイトで編集者として従事した後、旅行会社に転職。そのため、旅行系・グルメ系のジャンルを得意とし、日本全国47都道府県で取材実績あり。旅行会社勤務だからこそ知れる秘境や絶景、旅の裏ワザを伝えながら日々取材に奔走している。
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