来たる2020年のオリンピックに向け、訪日観光客を受け入れるための整備が急ピッチで進められている東京都。それは百貨店などの商業施設も例に漏れず、複数の外国語が話せる多言語スタッフを配置する店舗が増えているようです。
今回はご紹介するのは、訪日観光客を“日本のおもてなし”でお迎えする、大型百貨店2店舗の外国語対応可能な「美人看板スタッフ」。語学が堪能な彼女達は、一体どのような接客術で訪日観光客をもてなしているのでしょうか。店舗に直接お邪魔し、インタビュ-させていただきました。
【日本橋高島屋/タカシマヤ ウオッチメゾン】丁寧な接客術と語学力を兼ね備えた時計コンシュルジュ
「タカシマヤ ウオッチメゾン」は、日本橋高島屋別館にある時計専門店。東京駅八重洲口から徒歩5分という立地の良さもあり、国内のみならず、海外からも腕時計ファンが足を寄せる人気スポットとなっています。その取扱いブランド数は世界の時計専門店でも指折りなのだとか。
こちらの可憐な女性がタカシマヤ ウオッチメゾン専属の時計コンシュルジュ「遠山賀子」さんです。航空会社のCA(キャビンアテンダント)を13年間務めた後、高島屋に入社。CA時代に培った接客技術と優れた語学力、豊富な時計の知識をもって“高島屋品質のおもてなし”を提供する看板スタッフです。
加えて、遠山さんは時計コンシュルジュであると同時に、3カ国語(日本語・英語・中国語)を操る多言語スタッフでもあります。メインは英語とのことですが、北京に短期留学していた経験から、中国語にも対応できるそう。まずは時計コンシュルジュである遠山さんならではの、接客術についてお話を伺いました。
各国で好まれるテイストを把握。ニーズに寄り添った提案が大切
「時計は高価なお買い物ですので、お客様がご納得できるまでじっくり商品説明を行い、その上でお買い上げいただいています。それは海外のお客様にも同様で、時計の機構から機能面、重要事項を外国語でお伝えし、各国で好まれるテイストを意識しながらご提案しています。ブランドの枠を超え、お客様一人ひとりのニーズに寄り添ったアドバイスを心がけています」
丁寧なヒアリングと商品提案に加え、外国人のお客様に対しては、その国で好まれるテイストの物を選ぶのが遠山さんの接客術。外国人を接客する機会も多く、国別の傾向も把握しているのだそうです。
「商品をご提案してお客様の表情が明るくなると『これが当たりだったんだ!』と、まるで正解にたどり着いたような満足感を得ることがあります。その時が一番嬉しいし、仕事へのやりがいを感じます。時計は長く使うものですから、お客様自身が心からご納得できる一点を、是非当店で見つけていただきたいです」
タカシマヤ ウオッチメゾンで取り扱っているのは、世界の名だたるブランドはもちろんですが、お値打ちでも価値の高いものを多く取り揃えています。そして丁寧な接客で最高の一本を提案しているのです。決して安い買い物ではないからこそ、遠山さんのような時計コンシュルジュが親身になって相談に乗り、最高の一点を提案し続けています。希望すれば店内のお買い物にも同行してくれるそうなので、一生物の時計をお探しの方は足を運んでみては?
タカシマヤ ウオッチメゾン
店舗住所/東京都中央区日本橋 3-1-8
電話番号/03-3211-4111
営業時間/10:30~19:30※時季により異なる
定休日/不定休
アクセス/JR東京駅 八重洲口より徒歩5分、東京メトロ銀座線、東西線「日本橋駅」B3、B1出口より徒歩2分
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日本橋高島屋
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住所
103-8265 東京都中央区日本橋2-4-1
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最寄駅
日本橋 駅 (東京メトロ銀座線 / 東京メトロ東西線 / 都営浅草線)
- 電話 03-3211-4111
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住所
103-8265 東京都中央区日本橋2-4-1
【西武渋谷店】CA仕込みの観察眼とホスピタリティを活かした敏腕コンシェルジュ
若者の流行・文化の発信地として栄えている渋谷は、いわずと知れた日本有数の観光地。それは国内だけにとどまらず世界的に見ても認知されていて、日々多くの海外観光客が訪れています。
そんな渋谷の中心「JR渋谷駅」から徒歩数分のところにあるのが「西武渋谷店」。「暮らしに、もっとクリエーティブを。」をテーマに「全館アートプロジェクト」展開している感度の高い百貨店です。
こちらのインフォメーションコーナーで、毎日多くのお客さんに最適な情報をご提案しているのが「藤巻ルミ」さんです。前職は航空会社のCAとのことで、今年の6月から同百貨店で働きはじめたとのこと。普段はお客様へのご案内に加え、訪日観光客向けの免税対応を行っているそうです。
藤巻さんは3カ国(日本語・英語・スペイン語)に対応可能な多言語スタッフ。B館のインフォメーションには免税カウンターがあることから、訪日観光客をご案内する機会も多いそうです。そんな看板スタッフの接客術について訪ねてみると、この仕事に対する強いこだわりが伺えました。
常に“かもしれない”を張り巡らせ、あらゆるニーズに対応
「お客様とお話をする時は目や表情を見て、『それ以外にも何かお望みかもしれない』ということを念頭に置きながらご案内しております。インフォメーションスタッフは館内のあらゆる情報を把握していなければならないので、定期的に巡回し、館内状況はもちろん、どのショップにどれだけの商品が入っているのかまでチェックします。お客様に確実な情報をご提供するためにも、できるだけ自分の目で見て、頭にインプットするよう心がけています」
藤巻さんいわく、常に“かもしれない”と考えて行動するのはCA時代の現場経験が活きているのだそうです。続けて、彼女はこう語ります。
「私たちはお客様をご案内するインフォメーションスタッフであると同時に、安全をお守りする保安要員でもあります。インフォメーションというのは“百貨店の玄関”みたいなもので、危険察知も私たちの仕事のひとつ。おもてなしの心でお迎えしつつ、常に周囲の状況はチェックするようにしています。お客様に安心して、心ゆくまでお買い物を楽しんでいただければ幸いです」
情報だけでなく、“楽しい”と“安心”を提供するのも藤巻さんの役目。西武渋谷店の看板スタッフは、仕事に対して驚くほどストイックな、日本人インフォメーションスタッフの鑑のような方でした。
西武渋谷店
店舗住所/東京都渋谷区宇田川町21-1
電話番号/03-3462-0111
営業時間/10:00~21:00※日曜・祝日は10:00~20:00
定休日/無休
アクセス/JR渋谷駅 ハチ公前改札より徒歩3分
言葉が通じてはじめて、おもてなし文化を感じられる
百貨店の看板にふさわしい美人スタッフの方々をご紹介しました。彼女たちのような語学に堪能な人が増えるほど、訪日観光客の方々にも日本のおもてなし文化を感じてもらえるはず。お二人とも各百貨店のフロア、あるいはインフォメーションで勤務しているので、最寄り駅に降り立った際は、是非会いに行ってみてくださいね!
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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