日本の国民食ともいえる「カレーライス」。定期的に無性にカレーライスを食べたくなってしまうほど、日本人の食生活にがっつりと入りこんでいますよね。しかし、やっぱりカレーといえばインド!カレーの本場であるインドの人たちは、日本のカレーライスのことをどう思っているのか気になるところです。
そこで、2017年9月に日本最大級のインド・フェスティバル『ナマステ・インディア』という日印友好交流イベントが行われていた代々木公園に出向き、インド人たちの生の声を聞いてきました。数多くのインド人にインタビューをしたのですが、みなさん一様に口にするのは否定的な意見ばかり。いったい、日本のカレーのどこが受け入れられないのでしょうか?
日本のカレー、味がないよ!本場はもっとスパイシー

「日本のカレーは味がついていないように感じるね。だから美味しくないんだよ!スパイスが効いてないから全然辛くない。甘すぎて、インド人からするとカレーとは言えないね。インドのカレーとはまったく違う食べ物だよ」
インド人に日本のカレーについて尋ねると必ず返ってくる答えが、日本のカレーに味がないことへの不満でした。
「インドのカレーには、スパイスが欠かせないんだ。それも、いろいろな種類のスパイスを組み合わせて作るんだよ。日本のカレーは全然スパイシーじゃないよね?」
インドでは数十種類ものスパイス(香辛料)をすりつぶして、食材に適した調理法で味付けをしていきます。一般的に、インドの家庭には数えきれないほどのスパイスやハーブが常備されており、その時々によって異なる味を出していくとのこと。
いっぽう、日本ではルウやカレー粉を用いますよね。このスタイルはインドではあり得ません。また、日本のカレーはスパイスの味よりも具材の味を強く感じるでしょう。
わずか3~4歳ころからスパイスの入ったカレーを少しずつ食べ始めるというインド人には、日本のカレーの味が物足りないのは理解できる気がします。
日本のカレーはドロッとしている!本場はもっとサラッとしてるよ

「日本のカレーは、どうしてあんなにドロッとしているの?カレーはサラッとしているものだよ。口に入れた途端、食感がカレーじゃないから驚いたね(笑)」
南インドでは、カレーという言葉には「スープの具」という意味があるといわれています。つまり、インドのカレーはスープの一種と考えていいのでしょう。シチューのようにとろみがしっかりついており、ごろごろとした食材が入っている日本のカレーは、どちらかというと鍋料理に近いのかもしれません。
もともと、インドのカレーを日本に伝えたのはイギリスです。インドを植民地としていたイギリス人が18世紀ころにインドのカレーを自国に持ち帰り、ヨーロッパ人が得意とするルウを使った調理法に変えたものが日本に入ってきたという経緯を知っておかなければなりません。バターやオリーブオイルで小麦粉を炒め、そこに独自に開発したカレー粉を加えてカレールウを作ったというわけです。この調理法が日本に伝えられたので、ヨーロッパや日本のカレーはとろみがついているのですね。
汁気が多く、サラサラとしたカレーを食べているインド人からしたらドロッとしたカレーは別の食べ物としか考えられないのでしょう。
「インドのカレーも食材によっては少しドロッとした感じのものはあるけど、小麦粉は使わないから、やっぱり違和感があるな~」と感じてしまうのは、仕方ないでしょう。
日本のカレーは何が入っているのかよくわからない!

「日本のカレーは、具材に何を使っているのかよく分からないから食べられないんだ」
と答えてくれたのは、ベジタリアンのインド人。
インドにはヒンドゥー教やイスラム教を信仰している人も多く、宗教上の理由で牛肉や豚肉を口にすることができません。
ところが、日本ではビーフカレーやポークカレーが主流ですよね。たとえ、牛肉や豚肉が入っていないカレーであっても、こういった宗教を考慮して調理をする習慣がないので「信用できない」といった理由から日本のカレーを食べたことがないという人も少なくありませんでした。
日本のカレーはお米がべチャッとしてる!パラッとしたインドのお米とは大違い

「日本のお米はネバネバしているから、カレーと一緒に食べるのにふさわしくないよ。インドでは、もっとパラパラとしたお米を使うからね。どうも日本米のべチャッとした感じがどうも苦手なんだ」
インドでは細長くパサパサした感じのインディカ米と合わせてカレーを食べることが一般的なので、日本の粘り気のあるお米とカレーの組み合わせは受け入れられないようです。
ちなみに、米を主食とする南インドでは粘り気の少ないインディカ米にサラッとしたスープのようなカレーを合わせますが、小麦の生産が盛んな北インドでは小麦から作るナンやチャパティといった薄焼きのパンのようなものをトロッとしたカレーにつけるのが一般的とのこと。
このように日本のカレーはスパイスの味がしないだけでなく、お米の質や食べ方まで異なるのでインド人からしたらまったくの別物になってしまっているのでしょうね。
ひょっとしたら「これが日本のカレーですよ」と知らされずに食べたとしたら、カレーという名の料理であるということさえ気づかないかもしれません。
インド人が日本のカレーに抱いている本音をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
日本のカレーは、インド料理とは一線を画している料理ととらえたほうがよさそうです。日本のカレーは、もはや立派な「日本料理」に姿を変えたといっても過言ではないでしょう。インド人も「カレー」としてではなく、日本食のひとつとして日本のカレーライスを口にすれば美味しいと感じるかもしれませんね。
そして、わたしたち日本人もぜひ本場・インドのカレーを一度は試してみましょう。インド人が日本のカレーに対して感じたのと同様に、日本とインドのカレーはまったく違う料理であると実感できるはず。
ちなみに、日本でインド人が営業しているインドカレー屋さんは日本人向けに味をアレンジしているところが多いとのこと。本場のインドカレーを食すために、思いきってインドを旅してもいいかもしれませんね。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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