ご存知の通り、日本の夏は蒸し蒸しして非常に暑い。ただ、そんな暑い夏をしのぐのにぴったりの食べ物がある。かき氷だ。かき氷とは氷を削った氷菓子のことで、火照った体を冷ますのにぴったり。氷に甘みを加えるシロップのフレーバーも、イチゴやレモン、バナナ、チョコレート、さらにはレインボーなどとバラエティに富んでいる。

さっぱりしたものを求める方には、「そうめん」がオススメ。そうめんとは小麦粉で作られる細い麺のことで、つけだれとともに冷やして提供される。太陽を浴びる前の元気チャージにぴったりなランチメニューだ。

友だちとデザートを食べるなら、「ジャンボパフェ」にトライしてみよう。ジャンボパフェとはその名の通り、さまざまなフルーツやスイーツが盛られた大きなパフェのこと。どの店もデコレーションや中身に具材を凝らしていて、味はもちろんのこと、見た目にも楽しめるはず。

魚が好きで、特に「鮎」に目がない人には完璧なお手軽メニュー。日本では塩焼きにして食べるのが、夏の定番だ。どこかスイカに似た香りに、ほのかに苦い味わいが印象的。お祭りや花火大会では、串刺しにした鮎の塩焼きが屋台に並ぶ。

「冷やし中華」も夏バテ解消にオススメしたい麺料理の一つ。「冷やした中国料理」を意味する冷やし中華だが、日本生まれの和食で、冷たいラーメンの上に細切りの野菜を乗せて提供される。さっぱりした味わいで、胃もたれしないのも夏にうれしい。見た目にも美しい料理だが、野菜と冷やしたスープ、麺を組み合わせるだけなので、ご家庭でも簡単に作ることができる。

「冷しゃぶ」とは、暑い夏にもしゃぶしゃぶを楽しめるようにとアレンジされた料理のこと。出汁で茹でながら食べるしゃぶしゃぶとは違い、冷製の豚肉をサラダとともに提供されることが多い。生野菜と冷たい茹で豚のコンビネーションが、夏の暑い日を爽やかに彩る。

季節を問わず一年中食べられている「焼き鳥」だが、夏祭りの定番メニューの一つでもある。「焼き鳥」とは鶏肉を串焼きにした料理のことで、居酒屋や夏祭りの屋台などで提供されることが多い。仕事や遊びで疲れた1日の終わりの焼き鳥はビールに良く合う！
焼き鳥のほかにも、屋台や居酒屋の串焼きメニューには、ステーキやベーコン、そして日本人が好むタコなどさまざまな種類がある。きっとお気に入りが見つかるはずなので、ぜひトライしてみてほしい。

こってりしすぎない甘い和菓子を求めるなら、「くず餅」が夏のおやつとして最適だろう。「くず餅」とは葛という植物のデンプン、もしくは小麦粉のデンプンで作られた餅のこと。粘りはあまり強くなく、食感は硬いゼリーに近い。通常、くず餅はきな粉と黒蜜をかけて食べる。

日本の屋台料理の中でも指折りの人気メニューの一つが「たこ焼き」だ。「たこ焼き」とは、ボール状に焼き上げた小麦粉の生地にタコの小片を入れたもの。日本中どこでも売られていて、夏のおやつにぴったり。特に夏祭りを眺めながら食べるたこ焼きは格別だ。

うどんというと熱々の麺をイメージするかもしれないが、うどん「は冷やして食べてもおいしい。同じく小麦麺であるそうめんにも少し似ているが、特徴は麺が太いこと。定番の「冷やしたぬきうどん」はきゅうり、揚げ玉、ワカメ、そのほか野菜などがトッピングされている。夏ばて気味な体をリフレッシュさせてくれるさっぱり料理だ。