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お茶の国・日本で多彩なお茶を楽しもう!

お茶の国・日本で多彩なお茶を楽しもう!

更新日: 2020/06/30

世界中にはさまざまなお茶の文化がある。なかでも日本では家やオフィスを訪れた人に対して歓迎を込めてお茶を供する習慣や、「茶道」と呼ばれるお茶の儀式もあるほど、文化に深く根ざしている。日本ならではのお茶といえば、緑茶をイメージする人が多いだろう。日本には熱いお茶から冷たいお茶まで、実にバリエーションに富んだお茶がある。お茶は日本で最も消費されている飲み物と言っていいだろう。

有料・無料、どこでもお茶が飲める!?

有料・無料、どこでもお茶が飲める!?

日本人のお茶の楽しみ方はさまざまで、うっとりするほど洗練された茶道もそのひとつ。しかし、日本人がいつもそうした正式な方法で茶を飲んでいるわけではない。お茶は日本の日常の一部。レストランなどでは、水の代わりに無料で提供されるほどだ。

自動販売機やコンビニスーパーマーケットでもさまざまな種類のお茶が売られている。また高品質の茶葉や、急須と呼ばれる伝統のティーポットを売るお茶専門店も日本全国にある。さらに簡単にお茶を淹れることができるティーバッグも、どこでも購入できる。ちなみにイギリス式のように牛乳や砂糖、はちみつ、レモンなどを入れるとは異なり、一般的に日本ではストレートでお茶を飲む。

ちなみに日本では、ペットボトルで売られているお茶もある。日本のリサイクル法により、空のペットボトルはリサイクル用のゴミ箱に捨てるなど、適切な方法で処理しなければならない。キャップを取り外して別々に捨てるよう指示される場合もあるので、注意が必要だが、日本人にとってはこれも日常茶飯事となっている。

また、ペットボトルはおまけ付きで売られていることもよくある。「おまけ」とは商品に付いてくる無料プレゼントのことで、携帯ストラップやマグネット、ペットボトルカバーなどが典型的なペットボトルのおまけだ。

お茶の種類あれこれ

お茶の種類あれこれ

日本には選ぶのに迷ってしまうほど、豊富な種類のお茶がある。日本茶とも呼ばれる緑茶や麦茶、玄米茶などが人気だが、ジャスミン茶や紅茶といった外国産のお茶も親しまれている。

お茶・緑茶・日本茶

お茶・緑茶・日本茶

日本の伝統技法で作られる緑色のお茶。日本で「お茶」というと、お茶全般を指すこともあるが、一般的には緑茶を指すことが多い。緑茶とは、文字通り「緑色のお茶」という意味だ。なお、緑茶にはカフェインが含まれているが、コーヒーほど多くはない。味わいは淡いものから強いものまであり、色の濃いものほど深い味わいとやや苦味がある。

抹茶

抹茶

抹茶とは緑茶を粉末状にしたもので、茶道で用いられることも多い。茶の木の品種は緑茶と同じだが、栽培の方法が異なり、収穫前の数週間は日陰で生育させる。この方法により、抹茶は一般的な緑茶よりも多くのカフェインやテアニンを含有する。

抹茶の淹れ方は、粉末をお湯に溶かすだけでOK。また最近は、牛乳と砂糖に入れて飲む抹茶ミルクも人気となっている。茶葉やティーバッグで淹れたお茶に抹茶を溶かして、味わいを濃くすることもできる。

玄米茶

玄米茶

お茶が用意されているときにパチパチという音が聞こえたら、玄米茶が飲めるチャンスかもしれない。緑茶と煎った玄米で作られるこのお茶は、焙煎中に玄米が弾ける音から、「ポップコーン茶」としても知られている。カフェイン含有量は標準的な緑茶よりも少なめ。焙煎したお米の香ばしい味わいが特徴だ。

ほうじ茶

ほうじ茶

深い味わいと赤褐色の色味が特徴の京都生まれのお茶。カフェイン含有量は少ない。炭火で焙煎することで、独特ながらまろやかな味となっている。

麦茶・むぎ茶

麦茶・むぎ茶

焙煎した大麦で淹れるお茶。茶葉を使っていないにも関わらず、なぜここで紹介しているのか疑問に思われるかもしれないが、麦茶は日本で最も飲まれているお茶と言っても過言ではない。カフェインフリーなので、健康に気を使う人にもオススメ。その豊かで香ばしい味わいは、大人から子どもまで大人気だ。

烏龍茶・ウーロン茶

烏龍茶・ウーロン茶

中国茶のひとつとして知られる烏龍茶だが、日本でも人気が高い。カフェイン含有量は緑茶より多いが、コーヒーよりは少なめだ。またアルコール度の高い焼酎という酒と、烏龍茶を合わせた「烏龍ハイ」と呼ばれるカクテルもポピュラーだ。

ジャスミン茶

ジャスミン茶

こちらも中国茶であるジャスミン茶は、ジャスミンの花の独特な風味と香りが特徴。緑茶を使って作られるが、一般的な緑茶よりもカフェイン含有量は少ない。

紅茶

紅茶

日本ではアジアのお茶だけでなく、イギリス風のお茶もよく飲まれている。しかし注文の際には注意しよう。なぜなら、日本ではイギリス風のお茶のことを「黒いお茶(black tea)」ではなく、「紅いお茶」と書いて「紅茶」と呼ぶからだ。ちなみに中国の発酵茶の一種に「黒茶」というお茶もあるため、「黒いお茶(black tea)」を注文したらこちらが出てくる可能性もある。また紅茶には、無糖から加糖、ミルク入り、フルーツフレーバーなど、幅広い好みに応えた種類がある。なお、一般的に紅茶のカフェイン含有量は非常に高いが、一部の日本の紅茶ブランドでは低カフェイン紅茶を出している。

多彩なお茶文化のある日本は、まさにお茶の国。伝統的な緑茶から最新のフレーバーティーまで、ここではすべての人が満足できるお茶に出会えるはず。日本を訪れたら、ぜひ多種多様なお茶にトライしてみよう!

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