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PR 五島市を巡る3泊4日。信仰の足跡と絶景をたどる旅

五島市を巡る3泊4日。信仰の足跡と絶景をたどる旅

公開日: 2025/10/27

日本列島の南西、九州長崎県の西側に、大小152の島々からなる「五島列島」があります。その中でも最も西端に、今回ご紹介する五島市があります。五島市は、福江島、奈留島、久賀島という3つの主たる島と大小60にもおよぶ島々から構成されており、福岡空港からは40分、長崎空港からなら30分で五島市に行くことができます。コバルトブルーの美しい海や雄大な自然、そして極上の島グルメを楽しむことができ、年間平均気温は17度と温暖で、一年を通していつ訪れても快適に過ごすことができます。

五島市は、アジア大陸に非常に近い距離にあります。五島市から東京までは約1,000㎞ありますが、これは五島市から台湾までの距離とほぼ同じです。また五島市から大阪・京都までは約650㎞で、これは五島市から中国上海の距離とほぼ同じです。さらに韓国・済州島や朝鮮半島南端にも近く、古くから海外との海の玄関口として重要な役割を担ってきました。また東京や大阪・京都から遠く離れた五島市には、世界遺産があります。2018年7月、日本で23番目の世界遺産として登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する12個のうち、2つが五島市にあるのです。

本記事では、五島市における潜伏キリシタンの歴史を紐解きながら、3泊4日の滞在で五島市ならではのグルメ、自然景観、観光スポットを楽しむモデルコースをご紹介したいと思います。

目次
  1. 五島市へのアクセスと気候について
  2. 五島市の旅 1日目:五島市で最初に訪れるべき場所
  3. 五島市の旅 2日目:奈留島で世界遺産を巡り、福江島で歴史とグルメを満喫
  4. 五島市の旅 3日目:久賀島に刻まれた受難と希望
  5. 五島市の旅 4日目:五島市の雄大な自然、そして特別なお土産を探しに
  6. 知られざる楽園、五島市:信仰と自然が織りなす感動の旅へ
【3泊4日 五島市の旅】
  • 1日目:五島市で最初に訪れるべき場所へ
  • 2日目:奈留島で世界遺産を巡り、福江島で歴史とグルメを満喫
  • 3日目:久賀島に刻まれた受難と希望
  • 4日目:五島市の雄大な自然、そして特別なお土産を探しに

五島市へのアクセスと気候について

五島市へ向かうにはいくつかの方法がありますが、飛行機での移動が最も早く便利です。九州地方最大の都市である福岡空港からは飛行機で40分、長崎空港からであれば30分で五島福江空港に到着することができます。さらに午前、午後と複数の時間で飛行機が飛んでおり、旅程に合わせて利用できるのも魅力です。大小152の島々で構成される五島列島と美しい海を空から眺めながら向かう景観は、それだけでも素晴らしい体験です。またせっかく島に向かうのであれば、船で五島市を目指すのもおすすめです。長崎港から高速船(ジェットフォイル)を利用すれば、約85分で五島市の福江港に到着することができます。こちらも早朝から夕方まで複数便があり、長崎市内の観光を楽しみつつ、五島市に向かうにはとても便利な方法です。行きは飛行機、帰りは船など、組み合わせて旅程を組んでもいいかもしれません。また島内に電車は走っておらず、車やバスでの移動が主な手段となります。車を運転できる方は、各島でレンタカーを借りて観光するのがおすすめです。レンタカーは、空港や港、ホテルなどで手配できます。ただし、夏休みやイベントがある時期は、利用者が増えて借りられないこともあるため、事前に予約しておくと安心です。

五島市の周辺は、暖流である「対馬海流」が流れる影響で冬も暖かく、年間の平均気温は17度~18.5度といつ訪れても快適な環境です。夏も周囲を海に囲まれており、自然が多いため平均気温は22℃~27℃と日本の本土に比べ涼しく過ごしやすい環境です。また温暖な気候とミネラル豊富な大地、周囲を流れる対馬海流により、多くの魚が集まりやすく、また島内でも多くの農畜産物が採れるのも特徴です。こうした豊かな食材を活かした五島市のグルメは、大きな魅力の一つです。

五島市の旅 1日目:五島市で最初に訪れるべき場所

五島市に着いてまず感じることは、なぜこの島々ができたのかという疑問です。五島市より西にはただ海が広がるだけで、中国大陸との間に主な島は存在しません。どうして日本の西の果てに五島列島ができたのか?その成り立ちの疑問に答えてくれるのが、五島福江空港から15分ほど南下した海岸にある鐙瀬(あぶんぜ)ビジターセンターです。実は五島市はその全域が「西海国立公園」の中にあり、2022年1月には 「五島列島(下五島エリア)ジオパーク」として認定されました。鐙瀬ビジターセンターは、五島列島の誕生や自然、歴史文化を楽しく学べるジオパークと西海国立公園の拠点施設で、特に五島列島の成り立ちだけではなく、日本の成り立ちまでわかりやすく紹介する大画面の映像は英語対応もしており、五島市を訪れたら最初に鑑賞してもらいたい施設です。また飲食の持ち込みやフリーWi-Fiが完備された休憩所があり、旅行の拠点として利用するにもおすすめな施設です。

  • 鐙瀬ビジターセンター
    • 住所 〒853-0024 長崎県五島市野々切町1333−3
    • Mapcode: 334 206 569*41

さらに五島市の歴史を知りたいなら、五島観光歴史資料館もおすすめです。特に3階の潜伏キリシタンの歴史を紹介する展示は、是非とも立ち寄ってもらいたい場所の一つです。体感シアターの曲面スクリーンに映し出される五島キリシタン史の解説と臨場感あふれる映像は英語対応もしており、徳川幕府の約250年にわたる弾圧の中で、信仰を守った潜伏キリシタンについて詳しく知ることができます。

  • 五島観光歴史資料館
    • 住所 〒853-0018 長崎県五島市池田町1-4
    • Mapcode: 334 386 806*64

資料館を回り知識を蓄えたところで、そろそろお腹が空いてくる時間です。昼食は、ご当地グルメ「五島うどん」がおすすめです。その歴史は非常に古く、8世紀から9世紀、日本と中国(唐)を行き来した遣唐使船によって五島市に伝わったと言われています。遣唐使の日本への帰国船は中国の浙江省(せっこうしょう)沿岸から出航し、五島市福江島に寄港しました。その際に、浙江省に伝わる「索麺(そうめん)」の製法が五島市に伝えられたと考えられています。五島うどんは、麺を延ばす際に椿油を塗る「手延べ製法」が特徴で、これは中国の索麺の製法と非常に酷似しています。椿油を塗って伸ばしていくことで独特の風味と、麺のくっつきを防ぎ、表面が滑らかになることで、食べた時につるつるとした食感が生まれます。そしてねじりながら何度も伸ばしていく手延べ製法によって、細い麺にもかかわらず、しっかりとした強いコシと弾力がある五島うどんができ上がります。地元で採れたトビウオ(あご)を使った出汁も特徴で、上品でうま味とコクのあるアゴ出汁で食べる五島うどんは絶品です。五島福江空港からほど近い鬼岳(おにだけ)の展望台近くにある「鬼岳四季の里」や島内の多くの飲食店で食べることができる五島列島を代表する名物です。

昼食に五島うどんを楽しんだら、いよいよ島内探索に向かいましょう。まずは五島市のシンボルにもなっている鬼岳に登ってみましょう。丸みを帯びたなだらかな形状と、山頂から中腹にかけて樹木のない草原の山は、五島市を訪れる飛行機からはもちろん、船からでもその雄姿を見ることができる五島市を代表する景観です。鬼岳の山頂からは市街地や内陸部に続く山々、そしてコバルトブルーに輝く海と沖合に浮かぶ島々を一望でき、五島市の地理的な把握にとても役立ちます。

  • 鬼岳
    • 住所 〒853-0023 長崎県五島市上崎山町
    • Mapcode: 334 297 104*23

鬼岳からの景観を楽しみ地理的なイメージもできたところで、いよいよ五島市の潜伏キリシタンの足跡をたどる旅に向かいましょう。まずは鬼岳より車で市街地を抜けて、島を北上すること30分。堂崎教会に向かいます。五島市には約20の教会がありますが、その全てが19世紀後半、日本の明治時代になってから建てられた建物です。これは1613年に徳川幕府によってキリスト教が禁止され、260年後の1873年にキリスト教の信仰が認められるまで、教会を建てることはもちろん、キリスト教を信仰すること自体が固く禁止されていたからです。堂崎教会は、禁教令が解かれた後に五島市で最初に作られた教会で、島民の信仰の復活を象徴する教会です。1880年に木造の教会として建てられましたが、1908年に現在のレンガ造りの教会に建て替えられました。教会内には五島市のキリスト教弾圧の歴史や資料が展示されています。館内を見学し、そろそろ休憩や甘いものが食べたくなったら、駐車場から堂崎教会に向かう途中にあるお店で一息つくのもいいかもしれません。名物のチリンチリンアイス(アイスクリーム)や冷たい飲み物を味わいながら、レンガ造りの美しい教会と目の前に広がる美しい湾の風景を眺めることをおすすめします。

  • 堂崎天主堂キリシタン資料館
    • 住所 〒853-0053 長崎県五島市 奥浦町堂崎2019
    • Mapcode: 334 625 291*71

堂崎教会で一息ついた後、実際に潜伏キリシタンたちが住んでいた場所に向かってみましょう。堂崎教会からさらに島を北上すること15分、半泊(はんどまり)の集落に向かいます。途中、幹線道路から山道に入ると、道幅は急に狭くなり、車1台がやっと通れるほどの細い道が続きます。薄暗く、うっそうと木々が茂る曲がりくねった道は、スピードを落として細心の注意をはらい慎重に進んでください。運転に不安な方は、タクシーを利用するのも良いでしょう。この先に集落があるのかと心配になった頃、ふいに視界が開け、目の前に美しい入り江が現れます。そこが、目的地である半泊集落です。江戸時代の18世紀後半に、現在の長崎県外海(そとめ)地域に住んでいた潜伏キリシタンたちが、新天地を求めて海を渡り、この入り江に移住してきました。しかし全員が留まるには集落が狭すぎたため、半数のキリスト教徒たちがここにとどまり、残りの半数は福江島の別の地域へ移住しました。そしてこの集落は「半泊」と呼ばれるようになったと言われています。周囲を山々に囲まれた500m四方の小さい入り江です。斜面を耕し棚田を作り、わずかな平地に人々が肩を寄せ合い、自らの信仰を守りながら生活していた潜伏キリシタンの集落です。福江島の市街地からは約15㎞。自動車と整備された道路や海を渡る橋がある現代であればその移動は容易ですが、江戸時代、その困難さは想像に難くありません。キリスト教徒だと知られれば弾圧され、その迫害を恐れ、最後にたどり着いた場所なのです。そして1922年、この地に念願の教会が建てられます。アイルランドからの寄附と信徒たちの貧しい生活の中からの労働奉仕によって建てられました。さらに新築から5年後、信徒たちは教会を台風の被害から守るため、半泊海岸の石を集めて、教会正面に防風石垣を築きます。それから100年以上、住民たちの手によって今でも大切に利用されている木造の小さな教会です。美しい入り江の情景は、住民たちが移り住んだ江戸時代と変わらないでしょう。しかし今そこには、当時はなかった教会が建っているのです。

  • カトリック半泊教会
    • 住所 〒853-0054 長崎県五島市戸岐町 半泊1223
    • Mapcode: 334 681 651*38

半泊集落を散策していると、そろそろ夕暮れに近づいてくるでしょう。五島市内の多くの教会が16時ころには閉館してしまいます。ホテルに戻りチェックインや休憩をしたら、夕食は五島市の海の幸を楽しんでみましょう。五島市は、身が引き締まって大型で新鮮な魚が採れる日本有数の産地です。今より海水面が低かった氷河期には、五島列島は日本の本土と陸続きでした。1万年ほど前に氷河期が終わり、海水面が上昇したことで低い土地に海水が流れ込み、大小152の島々からなる五島列島が形成されていきます。その結果、かつての陸地だった場所は、水深が約50m〜200mと緩やかに傾斜しており、海水が入り込んでできた複雑な入り江(リアス式海岸)や大小の島々が、魚たちの絶好の隠れ家となり、非常に生息しやすい環境を提供しています。さらに、南から対馬海流が流れ込みます。温かく流れの早いこの暖流は、更に多くの魚やその餌となるプランクトンを島々へ運んできます。魚の隠れ家が多い地形にこの暖流が流れ込むことで、豊富な餌が集まり、そして速い流れの中で餌を食べることで、魚は身が引き締まり、大きく育つのが特徴です。このように、五島列島は複雑な地形と暖流の影響が理想的に重なり合うことで、極めて豊かな最高の漁場となっているのです。そして早朝に水揚げされたばかりの新鮮な魚は、漁港に隣接する市場ですぐにセリにかけられ、その日のうちに五島市内の料理店に届けられます。五島市を訪れたなら、まずは鮮度抜群の魚を刺身や寿司で味わってみてください。特に、鮮度が命と言われるキビナゴは、ぜひお刺身で楽しんでいただきたい逸品です。ただし、毎年6月と7月はキビナゴの禁漁時期のため、水揚げがありませんのでご注意ください。

【1日目の旅程】

  • 午前中に五島市に到着
  • 午前中:鐙瀬(あぶんぜ)ビジターセンターを見学
  • 午前中:五島観光歴史資料館を見学
  • ランチ:五島うどんを食べる
  • 午後:鬼岳からの眺望を楽しむ
  • 午後:鬼岳からの眺望を楽しむ
  • 午後:堂崎教会を見学し、近くのお店で休憩
  • 午後:潜伏キリシタンであった半泊集落を見学
  • 夕食:五島列島の新鮮な海鮮を味わう

五島市の旅 2日目:奈留島で世界遺産を巡り、福江島で歴史とグルメを満喫

2日目は世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する奈留島(なるしま)の江上集落を目指しましょう。福江港ターミナルから朝9時45分に出発する高速船で30分。10時15分に奈留島に到着します。奈留ターミナル内に、レンタカーやレンタサイクルを貸してくれる受付カウンターがあるので、まずはそこに向かいます。奈留島は平坦な道が多いため、レンタサイクルでも十分に散策が可能です。天気が良ければ是非、レンタサイクルに挑戦してみてください。

  • 福江港ターミナル
    • 住所 〒853-0015 長崎県五島市東浜町2-3
    • Mapcode: 334 417 102*08

奈留ターミナルを出発したら、江上集落に向かう途中にある奈留島世界遺産ガイダンスセンターに立ち寄りましょう。施設では、スマートフォンを活用した多言語の音声ガイドなどがあり、奈留島の潜伏キリシタンの歴史を詳しく知ることができます。

  • 奈留島世界遺産ガイダンスセンター
    • 住所 〒853-2201 長崎県五島市奈留町浦1815-3
    • Mapcode: 411 277 221*38

ガイダンスセンターで知識を蓄えたら、いよいよ世界遺産の江上集落を目指します。市街地を横切り海沿いの道を進み、トンネルを抜けた約7㎞先に、江上集落はあります。車で15分、自転車でも30分もあれば到着する距離です。今では簡単に行くことができますが、これは江上集落へと続くトンネルが1994年に開通したからです。それまではトンネル手前の夏井地区から2㎞以上続く山道を歩き、江上集落に向かっていました。道幅約1m、階段や急こう配が続き曲がりくねった道を1時間以上歩かなくてはならなかったそうです。

江上集落も1日目に訪れた半泊集落と同様に、現在の長崎県外海(そとめ)地区から移住してきた潜伏キリシタン4戸が切り開いた集落です。既存の仏教徒の集落から遠く離れた沖合の谷間のわずかな土地を切り拓き、自らの信仰の自由を守ったのです。そして1918年、キリスト教の信仰が認められた信徒たちはキビナゴ漁で蓄えた資金を出し合い、江上天主堂を建てました。当時は今のようにトンネルはありません。教会を建てるために住民たちは自分たちで高台の敷地を切り拓き、険しい山道や自らの船を使い資材運搬を行い、教会を建てました。クリーム色の外壁や水色の窓枠がアクセントの、小さく素朴な木造建築の教会です。当時、ステンドグラスは高価で取り付けることができなかったため、信徒たちは透明なガラスに自分たちで絵を描いて装飾しました。江上天主堂は他の五島市の教会と同様に、「潜伏」が終わりを迎えたことを象徴する建物なのです。※江上天主堂を見学の場合は事前予約が必要です。HP:長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター (kyoukaigun.jp)

  • 江上天主堂
    • 住所 〒853-2202 長崎県五島市奈留町大串1131
    • Mapcode: 411 363 202*30

江上集落や江上天主堂を散策したら、そろそろお昼の時間になっている頃かと思います。奈留島の市街地に戻りランチを楽しみましょう。日本映画にも登場した長崎名物のちゃんぽんが有名な定食屋や島ならではの海鮮料理が食べられるお店など、市街地を中心にランチを楽しめるお店が並びます。そしてお腹が満たされたら、美しい入り江を見に行きましょう。市街地から北上すること3㎞、車で約5分、自転車でも10分ほどで行ける場所に、宮の浜海水浴場があります。透明度の高い青い海と波に洗われた小さな玉砂利の浜が続く、奈留島を代表するビーチで、湾に向かって続く遊歩道は、そこを歩くだけで都会の喧騒から離れ、自分が離島にいることが体感できます。

  • 宮の浜海水浴場
    • 住所 〒853-2204 長崎県五島市奈留町船廻
    • Mapcode: 411 338 396*73

そして少し時間があるなら、ビーチから徒歩で行ける、五島市奈留島に生まれた画家・笠松宏有(かさまつ ひろとも)の作品が展示された「笠松宏有記念館」に足を運んでみましょう。かつて小学校であった校舎を改修して作られており、エントランスや1階部分は小学校当時のそのままの遺構が残っており、映画や漫画で見る日本の学校そのものを体験することができます。そして2階に上がると、「愛と祈りの画家」として知られる笠松の作品が展示されており、故郷である五島市への想いや、キリスト教徒としての信仰が表現されています。

  • 笠松宏有記念館
    • 住所 〒853-2204 長崎県五島市奈留町船廻937-1
    • Mapcode: 411 338 341*77

美しいビーチとアートを楽しんだら、14時20分発の高速船にのって福江島に戻るために奈留ターミナルに戻りましょう。信仰のために隠れ住み、キリスト教解禁後は自分達の力で教会を建築した奈留島のキリスト教徒の足跡を巡ったあなたは、船から遠ざかる奈留島を清々しい気持ちで見送ることができるでしょう。

  • 奈留ターミナル
    • 住所 〒853-2203 長崎県五島市奈留町泊
    • Mapcode: 411 247 267*32

福江島に14時50分に到着したら、五島市の市街地を見学してみましょう。福江港ターミナルから徒歩10分ほどのところに、福江藩(五島藩ともよぶ)の居城「福江城」があります。14世紀後半に五島列島を支配した五島家(古くは宇久家)は、代々、福江島を拠点として五島列島を管理していました。福江城は1872年にその役割を終えますが、大名庭園が今でもきちんと管理され、1日目に紹介した「五島観光歴史資料館」や、お城の本丸のあった場所には高校が建てられ、多くの生徒が城門をくぐり通学しています。そして福江城を中心にその周辺には武士たちが住んでいました。現在も、武家屋敷通りとして、当時のたたずまいのまま保存されており、屋敷を取り囲む高い石垣や、立派な門を見ることができます。

  • 福江城(石田城)跡
    • 住所 〒853-0018 長崎県五島市池田町1-2
    • Mapcode: 334 386 715*33

そんな武家屋敷通りに必ず訪れたい1軒の美術館があります。五島市福江島出身のアニメーション美術監督 山本二三(やまもとにぞう)の作品を展示した「山本二三美術館」です。2023年に亡くなるまで、『天空の城ラピュタ』『火垂るの墓』『もののけ姫』『時をかける少女』など、数多くの日本のアニメーション作品の背景を描いてきた美術監督です。ここには、彼が描いた今までのアニメの背景画だけでなく、再現されたアトリエや、数々の作品で絶賛される雲の情景を展示した部屋などを見ることができます。特に2010年から約10年かけて、自らの足で回り、自らの眼で見た五島市の風景を100枚の絵画として描き上げた『五島百景』は必見で、今回の五島市の旅で巡る場所もたくさん描かれています。日本を代表するアニメーション美術監督の眼を通じて描かれた五島の風景と、実際の情景とを見比べてみてはいかがでしょうか。

  • 松園邸(山本二三美術館)
    • 住所 〒853-0017 長崎県五島市武家屋敷2-2-7
    • Mapcode: 334 386 354*23

市街地の散策を終えたら、そろそろ日が傾いてくることかと思います。夕食は、五島の海鮮物とならぶ名物の「五島牛」を味わいましょう。五島市で牛の飼育が始まったのは今から2,200年前の弥生時代だと言われています。福江島の遺跡から牛の骨が見つかり、これが日本最古の家畜として飼われた牛の痕跡だと言われています。

五島市で質の良い牛が育つ理由は、温暖な気候と潮風にあります。五島市周辺を流れる対馬海流の影響で、年間を通じて温暖な気候が続くため、牛の餌となる牧草が育ちやすい環境です。さらに、海に囲まれた五島に吹く潮風は、ミネラルを多く含み、その風が土壌や牧草に降り注ぎます。これにより、栄養価の高い牧草が育つと言われています。この良質な牧草を食べて育った五島牛は、生育が早く、肉量や肉質も優れているため、高品質な牛肉として知られています。五島牛のほとんどは島内や長崎県内で消費されるため、全国にはほとんど流通していません。そのため「幻の牛」とも呼ばれています。五島市内には、ステーキや焼肉など、五島牛を味わえるお店が多くあり、五島市を訪れた際には、是非この希少な「幻の牛」を味わってみてください。

【2日目の旅程】

Morning
  • 9時45分 福江港ターミナルから高速船で奈留島へ
  • 午前中:奈留島世界遺産ガイダンスセンターを見学
  • 午前中:奈留島世界遺産ガイダンスセンターを見学
  • 午前中:江上集落と江上天主堂を見学
  • ランチ:奈留島の市街地でランチを楽しむ
  • 午後:宮の浜海水浴場を散策
  • 午後:笠松宏有記念館
  • 14時20分 奈留ターミナルから高速船で福江島に戻る
  • 午後:福江城や武家屋敷通りを散策
  • 午後:武家屋敷通りにある山本二三美術館を見学
  • 夕食:島で育てられた五島牛を味わう

五島市の旅 3日目:久賀島に刻まれた受難と希望

これまで潜伏キリシタンたちがどのように信仰を守り、そしてキリスト教が認められてからは「潜伏」の終焉を象徴する建物である教会をどのように建てていったのかを、五島市内を巡り見てきました。一方で、キリスト教が認められるまでには、多くの潜伏キリシタンの犠牲が出たことも間違いではありません。3日目は潜伏キリシタンたちの受難と、解放の歴史を探しに、世界遺産である久賀島に行きたいと思います。

9時10分発の久賀島に向かう高速船に乗るために、福江港ターミナルに向かいますが、その前に昼食や飲み物を用意しておきましょう。現在、久賀島にはランチを提供する飲食店がなく、またおにぎりやサンドイッチなどを購入できるコンビニなどのお店もありません。また自動販売機はありますが、売り切れている場合もあるため、福江島で事前に準備することをおすすめします。また2日目に行った奈留島とは違い、久賀島はかなり起伏が激しい地形の島です。島内の移動はレンタカーをおすすめします。一方で島に着いてからの手配が難しいため、こちらも事前にレンタカーを予約しておきましょう。手配がわからない場合は、宿泊先のホテルや福江港ターミナルにある案内所等でご相談ください。そして奈留島や長崎港に向かう高速船は、福江港ターミナルで事前にチケットを購入し船に乗り込みますが、久賀島行きの高速船は船の中でチケット代を支払うため、停泊している船に直接乗り込み、出発後に船内で支払いを行います。船の乗り場などに迷った際は、福江港ターミナル内に案内所がありますので相談ください。また久賀島から福江港ターミナルに戻る場合、12時30分か17時10分の2便しかありません。12時30分の便で戻ってくる場合には、少し速足での観光をおすすめします。

また車の運転ができない方やレンターの予約が難しい方には、ガイド付きの日帰りツアーがおすすめです。福江港ターミナルに12時40分に集合し、17時30分に解散するこのツアーは、久賀島だけでなく、2日目に紹介した奈留島の世界遺産も巡るツアーとなっています。2名以上の参加者がいればツアーは実施され、ガイド付きで迷うこともありません。説明は日本語のみとなりますが、定期船やチャーター船を使い、効率よく奈留島と久賀島の世界遺産を巡ることができます。五島市観光協会が運営しており、出発日の3日前の17時まで受け付けていますので、興味のある方は、宿泊先のホテルや福江港ターミナルにある案内所等でご相談ください。

9時10分に出発した高速船は、9時30分には久賀島の田の浦港に着きます。久賀島はキリスト教が禁止されていた1613年からその信仰が認められる1873年の260年の間で、最後にキリスト教徒が弾圧された現場です。1864年、外国人居留地に住む外国人のための教会として長崎港に大浦天主堂が建てられた際に、潜伏していたキリスト教徒の指導者たちは大浦天主堂を訪れ、自らの信仰を告白するとともに教理の指導を受け、村にその教えを広めました。久賀島の潜伏キリシタンの指導者たちも同様に、教理を教わり久賀島でその教えを守る生活をしたため、潜伏キリシタンであることが発覚し、「牢屋の窄(ろうやのさこ)事件」と言われる大規模な摘発事件となります。そんな久賀島の歴史を学ぶために、レンタカーを借りた場所から北上すること数分の「久賀島観光交流拠点センター」に向かってみましょう。2018年7月に登録となった世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」と、久賀島の文化的景観に関する情報発信拠点施設で、古い武家屋敷を改修し開設されました。久賀島の地形や歴史、観光地の情報がパネルや映像で紹介されています。

  • 久賀島観光交流拠点センター
    • 住所 〒853-2171 長崎県五島市久賀町103
    • Mapcode: 334 779 296*84

最後のキリスト教の弾圧である久賀島の「牢屋の窄事件」とは、どのようなものだったのでしょうか。その弾圧の現場は今も残されています。久賀島観光交流拠点センターから車で5分ほどに建つ「牢屋の窄殉教記念聖堂(ろうやのさこじゅんきょうきねんせいどう)」がその現場です。1868年、キリスト教徒だと判明した約200人の信徒が、わずか12畳(約20㎡)の牢屋に8か月間も監禁され、改宗を迫る拷問を受け、結果42名の尊い命が亡くなりました。その弾圧のあった牢屋の跡地に建つのがこの聖堂です。聖堂内の中央部には、12畳分の灰色のじゅうたんが色分けされ敷かれています。ここに200人もの人々が押し込められ、弾圧を受けていたのかと思うと、胸が張り裂けそうになります。同じ時期、久賀島だけでなく五島市の様々な場所で、潜伏キリシタンへの弾圧が発生します。当時、日本に住む外国人から明治政府に対して多くの抗議が殺到します。そして各国の領事や公使、宣教師たちは自国にこれら弾圧を報告し、各国も日本政府にキリスト教徒への弾圧を抗議します。海外との交流を活発にしたい明治政府はついに、1873年キリスト教を認めます。日本でキリスト教が認められるまでには、五島市の潜伏キリシタンの多くの尊い命が、犠牲になったことは、決して忘れてはいけません。

  • 牢屋の窄殉教記念聖堂
    • 住所 〒853-2171 長崎県五島市久賀町
    • Mapcode: 411 150 647*14

そして弾圧から13年後の1881年、久賀島で最初の教会が建てられます。木造のとても小さな教会です。外観は日本家屋の形態をとり、内部は教会らしいゴシック様式の「こうもり天井(リブ・ヴォールト天井)」が木材で丁寧に作られています。ステンドグラスは高価で手に入らなかったため、2枚の透明ガラスの間に色紙をはさみステンドガラス風にしました。この教会は、久賀島のフェリーが到着する田の浦港のすぐ近くの高台に作られますが、木造の教会堂は潮風にさらされて傷みが激しく、増え続ける信徒の数に対応できなくなり、1931年に新築することになります。その際に、かつての潜伏キリシタンの集落であった久賀島五輪地区の人々の要請により、教会はそこに移築されることになります。それが現在、世界遺産となっている旧五輪教会堂です。日本でのキリスト教徒への最後の弾圧を耐え、信仰の自由を得た久賀島の人々が初めて建てたその教会を見に行きましょう。

「牢屋の窄殉教記念聖堂」から車で約30分。市街地を抜け、山道に入り、どんどん道は細くなっていき、本当にこの先に教会や集落があるのか心配になりますが、五島市の潜伏キリシタンの集落を訪れるのも3日目となり、当初よりもその不安は少なくなっているでしょう。しかしこれまでの集落と違うのは、車で集落まで行けないということです。山道の奥に進んでいくと最後に駐車場があり、そこからさらに徒歩で15分ほど、細い山道を下った先に、五輪集落はあります。1931年、田の浦港の高台に新しい教会が作られ際に解体され、教会はこの地に移築されました。現代でも自動車ではいけない集落です。解体された教会は、集落の人々の人力によって一つ一つ大切に運ばれ、当時の姿のままここに移築されました。そして大切に利用された教会は1985年、教会としての役目を終えます。老朽化した教会の横に、新しい聖堂が建てられたのです。1881年に建てられた旧五輪教会堂は、木造建築の教会として長崎港にある大浦天主堂に次ぐ歴史をもつ教会です。そして激しいキリスト教の弾圧に絶えた久賀島で初めて建てられた教会です。五輪集落を後に、駐車場に向かう登り道から、穏やかな海とその先に建つ旧五輪教会堂が見えます。とても小さく質素な教会です。しかしこの穏やかな光景を、あなたは決して忘れることはできないでしょう。
※旧五輪教会堂を見学の場合は事前予約が必要です。HP:長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター kyoukaigun.jp.

  • 旧五輪教会堂
    • 住所 〒853-2172 長崎県五島市蕨町993-11
    • Mapcode: 411 153 801*51

駐車場に着いたら、最後に、久賀島の最初に教会が建てられた場所、すなわち旧五輪教会堂がかつてあった場所に向かってみましょう。来た道を40分ほどかけて戻り、高速船が到着する田の浦港の手前の海を見下ろす高台に、白亜の高い鐘塔をもつ浜脇教会はあります。1931年、五輪集落に移築された木造の旧五輪教会堂の後に新設された教会です。その美しい姿は、久賀島を出る高速船の洋上からも見ることができます。そして久賀島の玄関口である田の浦港を利用するすべての船舶は、この教会を目にすることでしょう。かつては木造の教会の姿で、そして現代では白亜の美しい教会を、誰もが目にするのです。それは厳しい弾圧を乗り越え、信仰の自由を手に入れた久賀島のキリスト教徒の潜伏が終了したことを証明する情景なのです。

  • カトリック 浜脇教会
    • 住所 〒853-2173 長崎県五島市田ノ浦町263
    • Mapcode: 334 717 072*20

【3日目の旅程】
  • 9時10分 福江港ターミナルから高速船で久賀島に向かう
    ※車の運転ができない、レンタカー予約が難しい場合は、ガイド付きのツアーもあるため、そちらを利用するのも便利です。
  • 久賀島観光交流拠点センターを見学
  • 牢屋の窄殉教記念聖堂を訪問し、キリシタン迫害の現場を見学
  • 五輪集落と旧五輪教会堂を見学
  • 浜脇教会を見学
  • 12時30分か17時10分の高速船で福江島へ戻る
    ※17時10分の便で福江島へ戻る場合は、久賀島に飲食店がないため、福江島でランチや飲み物を用意してから向かってください。また島内の起伏が激しいため、事前にレンタカーを予約し、久賀島に訪問してください。

五島市の旅 4日目:五島市の雄大な自然、そして特別なお土産を探しに

五島市の旅、最後の1日は、美しい五島の景観を眺めに行きましょう。日本で一番美しいとも呼ばれるビーチや、断崖絶壁の上に建つ灯台など、まだまだ五島市には見るべきスポットがたくさんあります。まずはレンタカーで、島の西側にある大瀬埼灯台を目指しながら、ところどころのスポットを巡っていきましょう。

五島市内の教会を更に見たいと思うのであれば、島の北側にある「水ノ浦教会」をおすすめします。木造の教会堂としては日本で最大規模を誇り、青空に尖塔がそびえる光景は絵になる美しさで、五島市を代表する教会の一つです。

  • カトリック水ノ浦教会
    • 住所 〒853-0701 長崎県五島市岐宿町岐宿1643-1
    • Mapcode: 334 584 417*65

また水ノ浦教会を訪れたら、そこから車で5分ほどの「魚津ケ崎公園」にも立ち寄りましょう。遮るものがなく大きく開けた視界から、多くの島と海を一望でき、中でも、空と海と島々を赤く染めながら、西の海に落ちていく夕日の情景は息をのむほどの美しさです。

  • 魚津ケ崎公園
    • 住所 〒853-0701 長崎県五島市岐宿町岐宿
    • Mapcode: 334 584 417*65

魚津ヶ﨑公園を更に西に進むと、古くは日本から中国(唐)へ渡る国内最後の寄港地として知られる三井楽(みいらく)地区に到着します。そこにある「道の駅 遣唐使ふるさと館」は、遣唐使船の歴史を学べる施設で、五島牛、五島うどんなど、食事も楽しめる施設で、ランチやお土産の購入に立ち寄るのもおすすめです。

  • 道の駅 遣唐使ふるさと館
    • 住所 〒853-0601 長崎県五島市三井楽町濱ノ畔3150-1
    • Mapcode: 334 548 152*47

そこから大瀬崎灯台を目指す途中には、日本で最も美しい海ともよばれる「高浜海水浴場」があります。水平線までコバルトブルーの大海原が広がり、浅瀬は透明度の高いエメラルドグリーン色で、思わずため息が出てしまうほどです。干潮時、砂浜には幻想的な漣の痕が現れます。この模様は、リップルマークとも呼ばれ、押し寄せる波と引いていく波が砂を動かすことで作られています。夏の海水浴シーズンはもちろん、海に入らなくても、訪れる価値が十分にあり、ビーチ手前からの眺めはもちろん、近隣の高台にある「魚籃観音展望所」から見渡す景色は必見です。

  • 高浜海水浴場
    • 住所 〒851-0503 長崎県長崎市高浜町
    • Mapcode: 334 424 587*21

そして高浜海水浴場から車で約50分、ついに五島市福江島で最も西に位置する「大瀬崎灯台」の展望台に到着します。海に突き出た断崖絶壁の上に建つ白い灯台の景色は、青い海とのコントラストが美しく、いつまでも眺めていられる絶景です。灯台のすぐ近くまで行きたい場合は、駐車場に車を止め、徒歩で向かわなくてはなりません。展望台の駐車場から灯台までは、断崖絶壁に整備された遊歩道をひたすら下り、徒歩20分ほどで到着します。高台に建つ灯台は、遠く展望台から見るより巨大で、その雄姿に圧倒されます。また海に突き出た半島からの眺めは、まさに絶景そのもので、雄大で遮るものがなく、これより西には中国大陸までただ海が続いていると思うと、かつてこの地から中国に向けて船で旅立った人々の不安や、新天地に向かう希望が入り混じった不思議な感覚を体験することができます。

  • 大瀬崎灯台展望台
    • 住所 〒853-0411 長崎県五島市玉之浦町玉之浦
    • Mapcode: 917 403 185*74

  • 祈りの女神像
    • 住所 〒853-0411 長崎県五島市玉之浦町玉之浦
    • Mapcode: 917 403 543*03

まだまだ立ち寄りたい場所は多くありますが、そろそろ空港やフェリーターミナルへ戻らなくてはなりません。最後に、五島市の素敵なお土産が買える場所を紹介したいと思います。

先ほど紹介した三井楽地区の「道の駅 遣唐使ふるさと館」はもちろん、福江島の市街地に近い場所には、お土産店とカフェが併設し五島市産のさつま芋を使ったオリジナル商品などが人気の「ごと」や、五島市の農協が運営し新鮮な農畜産物も販売されている「産直市場 五島がうまい」があります。また島の南側のホテルに滞在しているのなら「五島椿物産館」がおすすめです。目の前にエメラルドグリーンの海と白い砂浜が美しい香珠子海水浴場があり、五島の海水からじっくり時間をかけて作られた天然塩や椿油など、天然由来の美味しさにこだわった自家製品が多く販売されています。そして五島市を旅立つ最後に立ち寄る、五島つばき空港や福江港ターミナルでも、もちろんお土産の購入は可能です。

  • 産直市場 五島がうまい
    • 住所 〒853-0041 長崎県五島市籠淵町2450-1
    • Mapcode: 334 383 690*48

  • 五島椿物産館
    • 住所 〒853-0027 長崎県五島市増田町1255-1
    • Mapcode: 334 230 893*47

  • 福江空港
    • 住所 〒853-0042 長崎県五島市上大津町2183
    • Mapcode: 334 295 671*08

【4日目の旅程】
  • 水ノ浦教会を見学
  • 魚津ケ崎公園を散策
  • 三井楽地区に到着、「道の駅 遣唐使ふるさと館」で休憩
  • 高浜海水浴場を散策。近くの魚籃観音展望所からの眺めもおすすめ
  • 大瀬崎灯台の展望台に到着。灯台のふもとまで行く場合は、往復徒歩1時間は必要です
  • 旅の思い出となるお土産を購入
  • 五島つばき空港や福江港ターミナルから五島市を離れる

知られざる楽園、五島市:信仰と自然が織りなす感動の旅へ

五島市は、息をのむようなコバルトブルーの海と、断崖絶壁が織りなす雄大な自然の景観、そして何世紀にもわたる潜伏キリシタンの歴史が息づく、日本が誇る特別な場所です。絶品の五島牛や五島うどんといったグルメを堪能する一方で、先人たちが信仰のために辿った道を巡る旅は、訪れる人々の心に深い感動と静かな喜びをもたらしてくれるでしょう。
この旅は、五島市の持つ歴史と自然の深い物語を紐解く、あなただけの特別な体験になるはずです。五島の島々は、豊かな恵みと深い物語が凝縮された場所であり、その扉を開けた者だけが知ることのできる、清らかな祈りと豊かな恵みに満ちた場所です。さあ、五島市という知られざる楽園の、その真の美しさを探しに旅に出てみませんか。

※記事掲載時の情報です。
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※特記以外すべて税込み価格です。

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