HOME 世界が認める日本食だけど外国人に嫌われているNo.1は?外国人に聞いてみた!
世界が認める日本食だけど外国人に嫌われているNo.1は?外国人に聞いてみた!

世界が認める日本食だけど外国人に嫌われているNo.1は?外国人に聞いてみた!

更新日: 2020/07/05

昨今、外国人の間で流行っている日本食。海外で次々と日本食レストランがオープンし、ヘルシーでおしゃれな料理として彼らの心を鷲づかみにしているようです。私たちの食文化が世界で認められるなんて、とても嬉しいですね。

でも、海外で食べられる日本食は、現地の味の嗜好に合わられていることも。実際に日本に来て、生の食文化に触れた人はどう思っているのでしょうか?日本に在住する外国人14人を対象にアンケート調査を実施してみました!「ああ、やっぱり…」という納得の回答から想定外のオモシロ回答まで出そろいましたよ~。

1、外国人が好んで作る日本食、あのお手軽メニューが人気!

1、外国人が好んで作る日本食、あのお手軽メニューが人気!

まず、日本に来てから料理するようになったという日本食って何?

「焼きそばだと子供たちが野菜をたくさん食べるから、よく作った。今では自分も好物に」(60代/男性/アメリカ)

実は「焼きそば」が一番人気。簡単に作れるからという理由を挙げてくれた人も。日本人も、焼きそばはお手軽な料理として重宝していますよね。

「肉じゃがをよく作ります。お肉とじゃがいもが超~~~大好きだから!」(20代/女性/ドイツ)

お袋の味の代表格「肉じゃが」。醤油と砂糖の甘辛い味わいがお口に合ったようで。ぜひその味を代々伝えて欲しいものです。同じくベーシックな日本食である「おむすび」や「みそ汁」も作ってくれています。一方で、こんなオツな料理も…。

「ゴーヤチャンプル。沖縄の伝統料理よね。私はブラックコーヒーの苦味が大好きだから、ゴーヤたっぷりでもぺろりと平らげられるよ!」(30代/女性/アメリカ)

2、「見た目、臭いが嫌!」外国人に嫌われがちな食べもの

2、「見た目、臭いが嫌!」外国人に嫌われがちな食べもの

次に気になるのは、嫌いな食べもの。大方の予想通り、「納豆」という回答が多く見られました。

「食べられるけど、納豆が本当はとても嫌」(20代/男性/フランス)
「納豆が嫌い。臭すぎる」(20代/女性/台湾)

まあ、日本人でも分かれるところなので仕方がないかも。独特の臭いとともに、あのねばねばも嫌われる原因でしょうか。

「梅干しの味がダメ。夏バテを防止のために食べてと言われるが、その言葉の意味があまり伝わってこない」(30代/男性/韓国)

「梅干し」もなかなかの嫌われもの。味がきつすぎるとか。酸っぱいですもんね。

「活き造りは、残酷でかわいそう」(20代/女性/ドイツ)

皿の上でまだピチピチ動いている魚を見ると新鮮さが伝わってくるものですが、そんな食べ方に疑問を持っている人もいるみたい。ましてや踊り食いなんて信じられないはず。また、日本人が大好きな卵かけごはんですが、アメリカ人はNGのようです。

「アメリカでは生卵を食べることは安全じゃないと教わってきたけど、日本では生卵を食べるのは当たり前のことだよね。でも、私はやっぱり生卵を食べようと思わない」(30代/女性/アメリカ)

当然ながら、外国人が理解に苦しむ料理も多いのですね。そんななか、「どれも大好き!」(20代/男性/ネパール)というコメントも頂きました。ありがたい!

3、食わず嫌いなだけ? 食べて見て好きになったのは…

3、食わず嫌いなだけ? 食べて見て好きになったのは…

そう、いつまでも嫌われているわけではありません。日本に来て今では食べられるようになったという料理を聞いてみました。

「梅干しを好きになるなんて想像もしていなかったけど、今は梅干しのおにぎりが大好きだし、梅酒も好き!」(30代/女性/アメリカ)
「納豆、卵かけご飯、梅干、のりなど。日本旅館の朝食は大好き!」(60代/男性/アメリカ)

嫌われもの上位にランクインしていた納豆、梅干し、生卵を好きになってくれた人もいるのです。特に納豆嫌いを克服したという意見が多数。あのビジュアルが食わず嫌いにしてしまっているのでしょうね。

「ししゃもはちょっと気持ち悪いなぁと思っていたけど、一周まわっていちばん好きな居酒屋メニューになりました」(20代/女性/ドイツ)

サラリーマンにお酒のお供として定評のある「ししゃも」。子持ちししゃもなんか特にたまりませんが、食べてみてその美味しさに気付いてくれたようです。

4、日本の飲食店でよく食べるメニューとは? 一番はやっぱり寿司!

4、日本の飲食店でよく食べるメニューとは? 一番はやっぱり寿司!

最後に、彼らのお気に入りの日本食がこちら。

「やっぱり美味しいので、寿司屋によく行く」(30代/男性/韓国)
「お寿司と魚料理はとても美味しい。それなのに、日本はアメリカに比べて魚料理が安すぎる! 本当に素晴らしいことだけどね」(30代/女性/アメリカ)

寿司」はもはや世界の共通語。ダンゼン人気です。新鮮な魚介類を食べられるのは、島国である日本ならではのことなのですよね。そのありがたさに改めて気づかされます。そして、次に目立つのは「ラーメン」。

ラーメンが好き。自分の国の料理と近い」(20代/男性/ネパール)

元は中華料理のはずですが、とんこつや魚介などを使ったスープで日本独自の発達を遂げたラーメンは今や立派な日本食です。

「ほうじ茶。緑茶よりもツウな感じがして」(60代/男性/アメリカ)
「芋焼酎。ヘルシーだし美味しい! ロックで飲みたい」(20代/女性/カナダ)

テッパン料理に限らず、こんな飲み物を挙げてくれるツワモノも。日本人の会話に出てきそう。間違いなく彼らはツウですね。

いかがでしたでしょうか。なんだかんだで日本食を受け入れてくれている様子が嬉しい限りですね。いや、日本人でもコンビニのご飯ばかりになってしまっている人より、よっぽど日本食を愛してくれているかも?

林らいみ
硬派の歴女。編集プロダクションを経てフリーライターに。大学院で日本史を学ぶも、ネガティブな性格とトラウマのために使える武器を使わない。たまに決心して歴史系記事を書く。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

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