最初に紹介するのは、都内最大級の総合ディスカウントストア「多慶屋」。1947年に創業した老舗店で、JR上野駅のお隣り・御徒町駅の東側に、本館A棟、B棟、レディス館、家具館、インテリア・雑貨館など9つの店舗を構え、それぞれ個性ある売り場づくり展開しています。

中でも本館A棟は、多くの訪日外国人が訪れる人気店舗。2つの大通りが交差する角地にある多慶屋の基幹店で、1階はお菓子などの食品売り場、2階は健康食品と医薬品のフロア、3・4階では高級腕時計を販売し、7階は女性向け理美容機器などを扱う家電フロアとなっています。

「せんべい1枚から美術品まで」をうたう多慶屋では、その言葉通り約20万アイテムにのぼる多彩な商品を取り扱っています。決済は、銀聯カードやAlipay（アリペイ）、WeChat Paymentに対応。海外からの旅行者が帰国後も多慶屋で買い物ができるよう、代理購入サービスBuyee（バイイー）と連携した越境ECサイトも展開しています。

さすが、上野に爆買い客を呼び込んだパイオニア的存在ともいえる多慶屋。実際にどんな場所か、日本人が行ってもきっと面白い売り場になっていますよ。

多慶屋
東京都台東区台東4-33-2

JR上野駅からマルイ、ABABを経て松坂屋まで伸びる上野中央通りの両側には、江戸時代から栄える商店街があります。上野中央通りが誕生した当時には、門前町ならではの法衣や仏壇、染物、足袋屋のほか、呉服、煙草、うどん、菓子、旅籠屋などさまざまな店が立ち並んでいたといいます。

江戸時代から200年以上も続く老舗はもちろん、新しいお店も加わり、現在でも都内屈指の繁華街として栄え続けている上野中央通り商店街。約1000メートルもの長さの通りの両側に並んでいる多彩な店を眺めながら歩くだけでも楽しめるおすすめスポットです。

上野中央通り商店会
東京都台東区上野2-1-3 88ビル9F

続いて紹介するのは、国内外のメーカー菓子が並ぶお菓子のアウトレット「志村商店」。チョコレートのたたき売りがアメ横の名物にもなっていて、テレビ等の多くのメディアで取り上げられたことがある有名店です。活気にあふれた店員さんが、店頭でチョコレートを袋にどんどん詰めていく姿は圧巻。観光客は皆、思わず立ち止まって見入っています。

「入れちゃえ入れちゃえ～！まだまだ入れちゃえ～！もう一つおまけに入れちゃえ～！」という威勢のいい掛け声とともに、チョコレートがどんどん袋に詰められていきます。チョコレートのたたき売りは税込1,000円。1袋に2,000円以上のチョコレートを入れてもらえるので、アトラクションとしての楽しみはもちろん、お得感も満載です。

志村商店
東京都台東区上野6-11-3

1932年創業の食肉卸直営店で、おいしいお肉料理が手頃な値段で食べられる人気店「肉の大山 上野店」。奥には着席でたべられるレストラン、入り口には持ち帰りと、その場でも食べられる立ち飲みスペースがあります。

ポイントはとにかく「早い、安い、旨い」の三拍子。豊富なメニューの中でも、特に食べ歩きにピッタリなのが、店頭で販売しているメンチカツやコロッケなどの揚げ物メニュー。絶対に食べておきたいのが、「特製メンチ」です。サクっとした衣、粗めの玉ねぎとジューシーなお肉が絶品！ぜひ揚げたてサクサクを味わってみてください。

肉の大山
東京都台東区上野6-13-2

上野の散策の名物とも言える、みずみずしいカットフルーツの串。アメ横入口で色とりどりの果物を並べ、手軽に食べられるこのカットフルーツ50年以上販売し続けているのが「百果園」です。

もともとは、数が合わないなどで店頭に並べないものを切って売り出したのがはじまりだったそうですが、今では手頃な値段で、その場でカットしてくれたフレッシュな美味しいフルーツを食べられるとあって大人気。店頭は、学生から外国の方まで、常に大賑わいです。いろんなものを少しずつ、たくさん食べたいという観光客には、デザートにもおやつにもピッタリです。

左が赤肉メロン、右がイチゴです（各200円、税込）。しっかり熟されたメロンは甘くて最高級の味、旬のイチゴも大きくてとっても濃くてジューシーです。

フルーツは、パイン、メロン、赤肉メロンが定番、11月～6月頃まではイチゴ、4月～10月頃まではスイカと季節ものも並びます。お店のオープンは10:00ですが、開店後にカットフルーツを準備するので、販売時間は11:00～18:30頃までなので、ご注意くださいね。

百果園
東京都台東区上野6-10-12

「魚草」は立ち飲みスタイルで、魚と日本酒を堪能できるお店。全国から仕入れる新鮮な魚介は、東京にはあまり流通しない珍しいものも多く、高品質な魚をリーズナブルに食べられるのが魅力です。こじんまりとした半野外のスペースは、大衆的でいつも活気に溢れ、アメ横ならではの雰囲気も存分に楽しめます。

店内に所狭しと掲げられるPOPを読むのも楽しさのひとつ。英語メニューもあります。カキやカニ、マグロ、生うに、ホヤなど定番人気の魚介はもちろんですが、他ではあまりお目にかかれない珍しいメニューが大人気なんだそう。とくに「モウカの星」（モウカザメの心臓）は、お店の看板メニューでもあり、ぜひ試してみてほしい逸品です。

写真は、夏前までが旬の「岩がき（隠岐知夫里産）」（税込500円）、「モウカの星」（税込500円）と日本酒（1杯500円～）。「岩がき」は味がついているため、そのままでいただきます。身がぷりぷりの食感でほどよくクリーミー。「モウカの星」は“海のレバ刺”とも言われているそうで、プリッとした食感と濃厚な味わい。ごま油がかかっており、塩かにんにくをつけるとおいしくいただけますよ。

魚草
東京都台東区上野6-10-7 アメ横プラザ

「世界の食品を世界の街角の価格で」をコンセプトに、バイヤーが日本中・世界中から発見したこだわりのあるおいしい食品を取り扱うスーパーマーケット「成城石井」。上野の駅ビルアトレ内にあるこちらの店舗は、JR「上野駅」不忍口から徒歩1分です。

オリジナル商品の開発をはじめ、自家製惣菜・デザートなどの開発・製造を行うセントラルキッチン、海外から買い付けた商品の自社輸入など、独自の仕組みによって成城石井ならではの豊富な品揃えを実現しています。

7時30分からオープンしていて、お弁当からお惣菜、お菓子、おつまみなどの軽食、そしてドリンクに至るまですべてが揃い、かつそのラインナップは世界中から厳選されたものばかり。店内を見ているだけでも楽しいスーパーです。

成城石井 アトレ上野店
東京都台東区上野7-1-1アトレ上野1F

「ワールドカレンシーショップ アトレ上野店」は、外貨現金をその場でスピーディに両替できる便利なスポット。土日祝日も営業しており、19時まで利用できるのがうれしいですね。しかも、「ワールドカレンシーショップ アトレ上野店」は三菱UFJフィナンシャル・グループなので安心です。

「ワールドカレンシーショップ アトレ上野店」は、取り扱い通貨が豊富なのも特徴といえるでしょう。各種ドルやユーロはもちろん、イギリスポンド、スイスフラン、デンマーククローネ、ノルウェークローネ、スウェーデンクローナ、パシフィックフラン、韓国ウォン、中国元、インドネシアルピア、タイバーツ、マレーシアリンギット、ベトナムドン、フィリピンペソと21種類の両替が可能です。

ワールドカレンシーショップ アトレ上野店
東京都台東区上野7-1-1 アトレ上野EAST 2F

上野は交通の便もよく、観光するのに抜群の環境が整っています。上野公園や動物園、博物館、美術館などの人気スポットはもちろん、行く場所に迷ったら、今回紹介したスポットに行けば大満足の一日となること間違いなしですよ。

※本記事で紹介している価格やメニュー内容は取材時の情報です