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お国柄で差が!? 節約家の在日外国人が日本で実践している7つのこと

お国柄で差が!? 節約家の在日外国人が日本で実践している7つのこと

更新日: 2020/07/28

海外から日本に来て暮らしている外国の人たちにとって、日本という異国の地での生活というのは、習慣も勝手も違うのでなかなか大変なはずです。なかでも、生活費の工面や貯金などの「金銭面」は最も苦労するところだと思われますが、彼らはいったいどんな節約法を実践しているのでしょうか?今回は、外国人数名にインタビューし、日本での節約術について聞いてみました。

これぞ節約の王道!万国共通「自炊が一番」

これぞ節約の王道!万国共通「自炊が一番」

「外食はお金がかかるから、自分で作ります!」(アメリカ人/男性20代/来日1年)
「節約したかったらやっぱり自炊かな。来日してしばらくたったけど、今でもやりますし!飲み会とか結構お金がかかるから、仕方ないですよね」(韓国人/女性20代/来日6年)

やはり、支出面で一番気になるのは「食費」。そして一番コントロールしやすい項目かもしれません。学校や職場にはお弁当を持っていく、という人が大半でした。日本でも節約するために自炊をするというのは定番ですよね。もはやこれは、万国共通の節約術といえそうです。

閉店間際のスーパーのお惣菜やお弁当を「割引価格で買う」

閉店間際のスーパーのお惣菜やお弁当を「割引価格で買う」

「日本のスーパーで、夜になるとお弁当とか安くなるの。あれいいですよね。アメリカではあまり見たことがありません」(アメリカ人/男性20代/来日1年)

調理が面倒というときには、心強い救世主のお惣菜たち。時間が変わるだけで割引品になるのはうれしいということでタイミングを狙っている外国人もいるとのこと。すっかり日本的な習慣になじんでいる意見です。

電気代節約のために、「冬の暖房は1日最大2時間まで」!

電気代節約のために、「冬の暖房は1日最大2時間まで」!

「光熱費が高いから、ヒーターは1日最大で2時間までって決めています!」(アメリカ人/女性20代/来日1年)
「寝る前にはエアコンを消して、代わりに電気毛布を使います。節約でもありますが、どちらかというとこれは乾燥対策の意味合いが大きいかもしれませんが……」(フィリピン人/女性30代/来日3年)

暖房を我慢するとは、なんともストイックな節約法。夏や冬の電気代は高くてツライという声も多く聞かれました。ただ、このところは猛暑や大寒波といった異常気象も多いので、くれぐれも体調管理には気を付けてほしいものです。ちなみに最近では、エアコンはつけっぱなしのほうが電気代が安くなるなんていう話もよく聞きますが、実際のところはどうなのでしょうか……?

コンビニの誘惑には負けない!飲み物は買わずに持ち歩く!

コンビニの誘惑には負けない!飲み物は買わずに持ち歩く!

「日本のコンビニはおいしいものがたくさんあるから困ります(笑)!できるだけジュースとか買わないように飲み物は家から持っていくようにしています」(韓国人/女性20代/来日6年)
「水は絶対ボトルで持ち歩いています。外では買いません!」(アメリカ人/女性20代/来日1年)

日本のコンビニエンスストアの商品ラインナップの豊富さは、ある意味外国の人たちの大きな敵となるようです。日本人も、何気なくコンビニに入って、新商品を手に取ってつい買ってしまうということがよくあります。こうした支出は、いつの間にかかなりの額になってしまいますよね。ドリンクボトルの種類も豊富なので、日々の小さなことから取り組んでいるという外国人も多いようです。

交通費削減!徒歩20分圏内は歩く&できるだけ移動は自転車で!

交通費削減!徒歩20分圏内は歩く&できるだけ移動は自転車で!

「地図で調べてもし20分くらい歩けばいけるところなら、バスとか電車は使いません!運動にもなるし」(アメリカ人/男性20代/来日1年)

こちらも小さなことですが、気を付けていれば結構節約できるポイントではないでしょうか?「タクシーは絶対使いません」という意見もあり、日本のタクシーは高いというイメージのよう。最近では近距離低価格なタクシーサービスもありますが、それでも安いとは言えません。歩く&自転車で無料で運動できていると思えば、ジムに通う費用も節約できるので、一石二鳥!ぜひ交通費節約術で、健康も手に入れていきましょう。

家賃が高いので、ルームシェア!

家賃が高いので、ルームシェア!

「日本、特に東京は家賃が高いので、一人暮らしはちょっと無理でしたね。日本語もあまりできなかったので、来日してから1年はルームシェアしてました」(フランス人/男性20代/来日2年)

月の支出を最も圧迫するのは、家賃。特に東京は、日本の中でも相場がかなり高いエリアなので、家賃が厳しいという外国人は多くいます。

欧米などでは、留学するとシェアハウスやシェアルームが基本。日本でも、家の一部を間借りするスタイルや、外国人専用のシェアハウスなど、新しい住まいもたくさんでているので、まずは家賃を削って生活基盤を安定させるという人も増えてきているようです。

輸入品が高いので、母国に帰った時に買って帰る!

輸入品が高いので、母国に帰った時に買って帰る!

「やっぱり日本だと輸入品が高い!特にバターが高い気がします。お気に入りのシリアルや、日本に輸入されていないものなどは、アメリカに帰った時に買ってきています」(アメリカ人/女性20代/来日2年)

現地のものは現地購入が一番!外国では馴染みのものでも、日本では海外からわざわざ取り寄せるぶん、値段が高くなってしまうものも。また、値段だけではなく、種類も少ないのでお気に入りのものは自国で買ってくるという意見もありました。

国籍問わず、節約術はどこも共通という結果に

「節約」となると、国籍関係なく共通している項目が多いという結果になりました。ほとんど日本人と変わらないという感じた方も多いのではないでしょうか。節約のコツは、日々の小さな積み重ねが一番。いい節約術があれば、ぜひ外国の方にも教えてあげてくださいね。

Written by:

島田みゆ

島田みゆ

旅ライター×海外ツアーコンダクター。社会人向け教育コンテンツの企画開発・編集担当として11年従事。プライベートでは学生時代から旅に魅了され、これまで世界約50カ国150都市以上をめぐってきた大の旅好き。世界中、日本中のグルメを味わい、自然を感じ、世界遺産や歴史的建築を見て、温泉めぐりをするのが生きがい。そんな旅好きが高じて、会社員から旅ライター×海外添乗員へと転身。現在は、年間100日以上海外を飛び回りながら、旅ライターとしても活動。旅の楽しさ、日本の魅力、世界の多様な価値観をより多くの人に広めるべく、インバウンドの添乗や旅ライターの取材等で、日本各地を訪れて情報発信をしている。X(旧Twitter):@myuu_works

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