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テレワークって実際どう? 日本で働く外国人の意見が興味深い

テレワークって実際どう? 日本で働く外国人の意見が興味深い

更新日: 2020/10/26

昨今はリモートワークや在宅勤務などのテレワークを導入している企業がありますが、外国人メンバーがいるLIVE JAPAN編集部でも、日頃からリモートワーク制度を活用して社外で業務を行うことがあります。

母国とは環境が異なる日本で働く外国人は、リモートワークをしていてどのような感想を持つのでしょうか。「良かったこと」「困ったこと」などの率直な意見を、自国の状況も交えながら編集部の外国人メンバーに聞いてみました!(各コメントは回答者の個人的な意見です)
イラスト:マツナガエイコ

満員電車を避けられてうれしい! 自分の時間が増えた!

Benny Marty / Shutterstock.com
Benny Marty / Shutterstock.com

ダントツで多かった意見がコチラ。

「東京の電車は本当に混んでいて、毎日往復で2時間かかります。リモートワークで、その2時間が自分の時間になりました! 運動ができますし、睡眠時間も少し増えたので、健康にも良くてうれしいです。友人の話によると、イギリスでもリモートワークが増えているようです。ただ、イギリスの場合は勤務時間が自由の会社が多いようで『仕事と個人の生活が混ざっている』とか『別の部屋で仕事をしないと集中できない』という声を聞きます。個人的には、決まった時間で仕事をするほうが効率的だと思います」(イギリス人)

「いつも利用している電車が本当に混んでいます……。それを避けられて楽になりました。また、片道約1時間半の通勤時間がなくなり、自分のやりたいこと(映画を見る、本を読むなど)ができています!」(台湾人)

「通勤時間が不要で、オンオフの切り替えが早くできるようになりました。ワークライフバランスが良く取れています。私は台湾の友人や知り合いにリモートワークの経験者はいませんが、インターネットで検索した情報によると、台湾ではリモートワーク制度を導入している企業が少ないようです。基本、リモートワーク体制が整っているのは外資系、またはITエンジニアの職種が多い企業です。最近はリモートワークで海外の企業に勤務するITエンジニアの求人が増えてきています」(台湾人)

通勤時間が長いメンバーは、とにかく朝晩の満員電車に乗らなくて良いことが最大のメリットのようです。

ここ数日は新型コロナウイルス対策で時差出勤やテレワークを導入している企業もあるようですが、海外ではどのような状況なのでしょうか。

「ニュースを見ていると、アメリカでもリモートワークポリシーなどを設けて運用している企業があるようです。コロナウイルスの問題が起きる前から導入していた企業の中には不便もありリモートワークをやめてしまったところもあるようですが、日本よりも実績はあると思います。日本企業は『テレワーク・デイズ』キャンペーン(※)に参加していた企業を中心に対応が進んでいると思いますし、これからもっとフレキシブルになっていくのではないでしょうか」(アメリカ人)

(※)総務省、厚生労働省はじめとする諸官庁が東京都および関係団体と連携し2017年から進めている働き方改革の国民運動

自分の言語に集中してタスクがこなせる

自分の言語に集中してタスクがこなせる

リモートワークを行ったことで、こんな利点も。

「仕事の環境がいつもより静かなので、(周囲から日本語が聞こえることなく)自分の言語に集中して業務ができています。また他の方から口頭での突然のお願いが少なくなるので、自分のタスクに集中できます」(アメリカ人)

「仕事環境が静かで、集中できます」(台湾人)

「好きな音楽を聴きながら、集中して仕事に取り組めます」(台湾人)

母国語で独り言を言っても全然平気!

母国語で独り言を言っても全然平気!

「他人に気を使う注意が要らないので、気持ちも楽です。化粧をしていなくても、独り言を言っても、全然平気」(台湾人)

食費が節約できる!

食費が節約できる!

「オフィスがある日比谷や銀座周辺の高いランチ代がなくなりました。また自動販売機でドリンクを買うこともなくなったので、節約になりますし、エコにもいいです」(台湾人)

1人でさみしい

1人でさみしい

一方で、リモートワークならではのこんな「困りごと」もあるようです。

「一緒に住んでいる彼氏は帰りが遅いので、それまではずっと1人。ペットさんたちと話すしかないです。頭がおかしくならないように昼休みは外に出ます!」(イギリス人)

コミュニケーションにいつもより時間がかかる

コミュニケーションにいつもより時間がかかる

「普段なら席が近い人と会話で説明できることがメールかチャットになりますので、少し面倒です。また時間が少し無駄になるのでストレスが上がります」(アメリカ人)

「オンラインミーティングに慣れていなくて、ジェスチャーなしの会話は難しいです! はっきり言葉のみで伝えられるようになりたいです」(イギリス人)

「日本語を打つスピードが遅いので、リモートワークによって増えたレポートやメールの入力にはちょっと時間かかります」(台湾人)

自国での勤務期間が少ないまたは経験がないメンバーが多いので、比較はなかなか難しいようですが、自身のリモートワークについては概ねやっていて良かったようです。

もし自社や知り合いの企業でリモートワークをしている外国人の方がいたら、こんな困りごとがあるかもしれない、と参考にしてみてください。

※本記事の情報は2020年4月時点のものです。

Written by:
マツナガエイコ
マツナガエイコ

イラストレーター/Webデザイナー。登山大好き。最近はキャンプも趣味の仲間入り。記事やコンテンツに合うイラストを提案していくスタイルで、 わかりやすく面白いイラストを心がけています。

Written by:
上口翔子
上口翔子

LIVE JAPAN編集部 日本語東京エリアの編集担当。IT系Webメディアの編集記者や地元の富士山エリアで事業を展開する企業の広報宣伝業務を経て、2016年ぐるなび入社。趣味は富士山の撮影と「ぬい撮り」。

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