冬といえばスノースポーツの季節。毎年、スキーやスノーボードを目的に日本を訪れる外国人旅行客も多くいます。雪国を堪能できる観光地が日本の各所に存在するなか、かつて冬季五輪が行われた長野県も見逃せない場所の一つ。
今回は、そんな長野県の北アルプスにある「HAKUBA VALLEY」をご紹介します。一面の銀世界、数多くのスキー場など、ウィンタースポーツを楽しめること間違いなし! 本記事は「概要編」と題し、「HAKUBA VALLEY」についての基礎知識をお届けします。
▶「HAKUBA VALLEY」でおすすめのスキー場は?各スキー場の紹介はこちら
「HAKUBA VALLEY」とは?
「HAKUBA VALLEY」は、長野県北部の北アルプス山麓に位置する白馬村、小谷村、大町市にある全10スキー場の総称。1998年長野冬季オリンピックの会場となって以降、世界中からウィンタースポーツを楽しむ多くの方々が訪れる国際山岳リゾートです。
標高3000m級の北アルプスから広がる大自然が作り出した壮大な山岳地形には、豊富で良質なパウダースノーが降り積もります。初心者もゆったりと楽しめる整備されたゲレンデから、総距離8000mものロングクルージングができる個性豊かな10スキー場まで、技術やレベルに縛られず、様々な人が思い思いの滑りを楽しめます。
大町市は立山黒部アルペンルートを代表する山岳観光地。「HAKUBA VALLEY」では爺ヶ岳、鹿島槍の2スキー場を有します。大自然を満喫できるアウトドアスポーツや大町市ならではの美味しい味覚など魅力たっぷり。湖を使ったレイクスポーツの聖地としても有名で、季節を問わず多くの人が訪れています。
白馬村は「HAKUBA VALLEY」の中心的エリアで、言わずと知れた日本有数のスキーリゾート。白馬八方尾根、白馬コルチナ、Hakuba47、白馬岩岳、白馬さのさかの5つのスキー場があります。スケールが大きく世界中から旅行客が訪れている場所です。グリーンシーズンには、アルプス登山の玄関口にもなります。
小谷村は、小谷山地から日本海へと向かう姫川の谷沿いに、かつての“塩の道”の要所として栄えてきた村。昔ながらの里山の生活、知恵やしきたりなどが大切に守られ、有形・無形文化財を伝えています。栂池高原、白馬乗鞍温泉、白馬コルチナの3スキー場を有し、国内でもトップクラスの降雪量を誇ります。
「HAKUBA VALLEY」への行き方
「HAKUBA VALLEY」へのアクセスには、新幹線とバスを利用する方法、高速バスを利用する方法などがあります。
新幹線+バスを使用する場合だと、東京からは北陸新幹線と特急バスで最短2時間40分。東京駅から新幹線あさまに乗って長野駅まで行き、そこから高速バスに乗りおよそ1時間で「HAKUBA VALLEY」に到着します。
また、高速バス「白馬スノーマジック号」を利用すれば、新宿駅・羽田空港・成田空港から白馬まで、乗り換えなしの直行便でたどり着けます。例えば新宿から出発する場合、安曇野・大町・白馬行きが片道2700~6600円で利用できます。
「HAKUBA VALLEY」のスキー場はそれぞれのシャトルバスで結ばれているので、1つのエリアを基点に様々なスキー場を楽しめるのも魅力です。「HAKUBA VALLEY」到着後はシャトルバスを上手に利用して、「今日は初心者向けのコース、明日はオリンピックコース」といった楽しみ方もオススメです。
白馬の天気と服装
白馬は1~3月が一番冷え込む時期で、最低気温は氷点下になります。ウィンタースポーツを楽しみに訪れる際は、言わずもがな防寒対策をしていくことと思いますが、厚手のコートや防寒具などをしっかり準備していくと良いでしょう。
4月から5月にかけては春らしい暖かさも出てくる季節ですが、4月に雪が降ることもあるそうなので、薄手のコートなど羽織れるものがあると対策になります。6~8月の夏季は30℃を超える日がありつつ、山岳地らしい過ごしやすさが感じられます。晩夏には日暮れに気温が下がり涼しくなるそうなので、カーディガンなど羽織りものを持っておくと良さそう。
9月、10月は最高気温が15~25℃ほど。早朝や日没後には気温がぐっと下がるので、寒さ対策が必要になります。11月、12月は平均気温が5℃以下の真冬並み。コートやマフラー、手袋など冬の服装が必須です。
また、「HAKUBA VALLEY」の公式サイトでは気象・積雪情報も随時更新されています。
「HAKUBA VALLEY」を訪れる際の注意事項
「HAKUBA VALLEY」を訪れる際に知っておきたい注意事項として、「白馬ルール」というものがあります。これはウィンタースポーツを安全に楽しむために作られた、地域の公式ルールなのだそう。
白馬ルール
1)「立入禁止区域」への侵入は、雪崩がゲレンデ内に流れ込み重大事故につながります。いかなる理由があろうとも侵入を禁止します。違反のあった場合には、リフト券没収の上、退場していただきます。
※立入禁止区域のシュプロールはパトロールが安全点検のために滑ったものです。
2)閉鎖されているコース・立入禁止区域には絶対に立ち入らないことのほか、看板・標識・係員・スキー場パトロールの指示に従うこと。
3)エリア外は固有林または村有林であり、国立公園です。エリア外はスキー場によって管理されていません。
4)エリア外で事故が発生し、捜索救助活動が行われた場合、当事者に関係機関の定める実費が請求されます。
5)スキー場エリア内外を問わず、白馬ルールは、全ての利用者がスキー場パトロール及び関係機関の指示に従うことを求めます。
6)白馬ルールは滑走者に対し、常に安全への配慮と十分な理解を求めます。
以上の6項目をしっかり念頭に置いたうえで、安全に快くウィンタースポーツを楽しみましょう。
上級者はやってる!? 上達のためのビデオ撮影
白馬のパウダースノーの中、滑走する自分の姿を4Kの映像に残せるサービスもあります。思い出用にはもちろん、上達のために撮影してもらって、見返して分析する方も多いとか。
例えば、HAKUBA-Laboが運営しているサービスでは、プロ選手から一般のスキーヤーまで幅広く経験があるプロカメラマンがゲレンデのガイドもしながら、対応してくれるそうです。
簡単にご紹介すると、
・ゲレンデで待ち合わせ
・滑走中のあなたを4Kビデオ撮影
・リーズナブルに撮影、時間設定も細かく対応(30分3,000円~)
・撮影データをすぐお渡し(オンライン or DVD)
・白馬八方尾根スキー場で撮影(他も相談可)
という内容です。
気になった方は、下記リンク先にて直接最新情報の確認や予約・各種ご相談をしてみてくださいね。
「HAKUBA VALLEY」は白銀世界でのウィンタースポーツからグリーンシーズンの登山まで、季節を問わず楽しめる自然豊かな観光地。ぜひ、思い思いの旅を楽しんでくださいね!
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、営業時間の変更や臨時休業、サービス内容の変更をしている場合があります。
編集・ライター歴トータル17年以上。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWEB戦略コンサルティングも行う。そのため、日本グルメの新商品やトレンドのキャッチアップが早く、LIVE JAPANでは幅広い年齢層や国籍の方にわかりやすく伝えている。
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