年々観光で訪れる外国人が増えていると発表されていますが、それだけでなく日本に住む外国人の方も増えています。そんな中、日本を訪れる外国人にとっては「不思議ダナ!」「理解デキナイ!」と思ってしまう日本人の習慣やルールがたくさんあるようです。
そこで今回は、筆者の周りの日本ツウ、または訪日リピーター外国人の方々に、理解に苦しんだ「日本人の習慣」について聞いてみました! 日本人にとっては当たり前の事に対してどのような感想が出るのでしょうか?(以下は取材をした方々の個人的な意見です)
【公園編】ボール遊びがなんでダメなの?
声があがったのは、公園について。緑がきれいで、美しく整備されている日本の公園。でも、場所によっては……。
「日本は公園でキャッチボールもダメなの?そら出生率も下がるわ。僕の国では考えられないね!」(キューバ 男性)
「酒は飲んでもいいが、ボールはダメって変じゃない?日本の公園って、誰のためにあるんだか」(オーストラリア 女性)
「子供のボール遊び禁止」や「ダンス禁止」など、時々意外な禁止事項を目にすることがあります。「漫才の練習禁止」というルールをわざわざ掲げているところもあるとかないとか。こうした公園のルールを巡るニュースは、たびたび日本でも話題になります。
遊び方や騒音にはうるさい一方、お花見など公園でお酒を飲むのは意外とOKだったりするあたりには、「一体どういう基準なの?」と思ってしまうようです。地域の方々への配慮とかいろいろ複雑な事情もあるので難しい問題ですよね…。
【あいさつ編】お辞儀が多いけど無視も多い!?
そして、日本の礼儀そのものといえる、「あいさつ」について。
「日本人は、あいさつが少ない?」(メキシコ 女性)
いきなり予想しなかった角度からの意見がもらえました。会釈やお辞儀といった仕草によるあいさつも多いせいか、声を交わすあいさつが少ないという印象を持つ人もいるようです。「あいさつは大きな声で元気よく!」なんて、小学校のはじめに誰もが言われて育ったはずなのに、こう考えると不思議です。
「どうして店員さんのあいさつを無視できるの? 日本人って、店員さんのことを嫌な感じに思っている人が多いのかな?」(モロッコ 男性)
「なにかとあいさつするたびにペコペコ。そんなにあやまることたくさんあるの?」(オーストラリア 女性)
店員さんのあいさつに「どうもこんにちは!」なんてあいさつを返す人、たしかにあんまり見かけませんね(笑)。
店員さんの「いらっしゃいませー」もそうですが、なにかにつけて「すみません」と言ったり、とりあえず「お疲れ様です」とメールにつけちゃったり、変にマニュアル化してるあいさつが、私たちが思っている以上に多いのかもしれません。
【お酒編】美味しいけど、飲み方が…
お酒という点については、さらにこんな意見も。
「ニッポンは公共の場所でお酒飲んでいいんだね!街中で平気で酔っ払っている姿は見苦しいと思うけどなぁ……」(アメリカ 男性)
「路上でタバコはダメなのに、お酒はいいんだ!?」(メキシコ 女性)
「そもそも何かにつけて飲み会を開きすぎだと思う。ディナーは家族と食べるって、普通じゃないのかな」(ルーマニア 女性)
街中でも電車の中でも酔っている人をよく見かけるし、なんなら缶ビールを片手に平気で歩くなんて人も珍しくない光景は、やはり多くの外国人にとって、理解に苦しむポイントのようです。
そもそも飲み会が多いという点では、「仕事の後まで、なんで上司と一緒に飲まなければならないんだ」と、働き方に関わる意見もありました。他には「普段優しそうな日本人が、お酒を飲むと人が変わるようになってびっくりした」なんて人も。飲み方が自由なのはいいですが、付き合い方には気をつけたいものです。みっともない飲み方はよくないですね。自戒の念も込めて。
【旅館編】休みの日まで規則正しいの!?
面白い意見があったのは、日本の観光文化を支える旅館に関して。
「日本の旅館で、みんな早く寝て早く起きて、朝ごはんを6時から食べていた。休みの日もまじめ!」(ラオス 男性)
「旅館のスタッフって、まるで母親のようだね。食事を持って来てくれたり、布団の準備までしてくれたりとか(笑)」(スリランカ 女性)
考えてみると、確かに休日にリラックスするために旅館に泊まるのに、平日より規則正しく過ごすこともありますよね。早くお風呂に入って早く寝て、早く起きて朝ご飯も食べて……。
母のように尽くしてくれる旅館の方々にすっかり甘えた結果、本来の人間らしい生活に戻るのでしょうか(笑)。個人的には「チェックアウトは12時で OK」といった表示のある旅館は、それだけで好きになっちゃうのですが……。
今回は、外国人に聞いた、理解に苦しむ独特の「日本人の習慣」をご紹介しました。
当たり前のように思っていることでも、言われてみると「たしかに!」と思ってしまうユニークな視点がたくさんありました。一方、それと同じくらい、いやそれ以上に日本のいいところを褒めてくれるコメントもとても多かったです。
日本を訪れるといろいろなところに疑問が浮かぶかもしれないですが、それも含めて楽しんでもらえたらうれしいですね。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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