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【検証】コンビニ中華冷食を食べ比べ!本場の中国人女性が認めた餃子・焼売・炒飯はどれだ!?

【検証】コンビニ中華冷食を食べ比べ!本場の中国人女性が認めた餃子・焼売・炒飯はどれだ!?

更新日: 2019/12/26

価格も安く、簡単な一手間で美味しい料理が食べられるということで人気の冷凍食品。特にここ数年、コンビニエンスストアのオリジナル冷凍食品がすさまじい勢いで進歩を遂げ、一人暮らしの若者や高齢者から家庭の主婦まで、幅広い年齢層から人気を博しています。

そんな冷凍食品の人気メニューの一つが、中華料理チャーハン餃子、焼売など、中華料理店で食べるような本格中華を家で手軽に味わうことができると話題です。

そこで今回は、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンというコンビニ三社の中華料理の冷凍食品で、子どもの頃から本格中華料理を食べてきた中国の人が気に入るのはどれか!?を調査してみました。

実食するのは中国・広州出身の女性、秦芳燕(シン ホウエイ)さん。中華料理に厳しい秦さんの舌を満足させることができるのは、どの商品でしょうか?

今回食べてもらうのは、焼売、餃子炒飯の3メニュー。セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの三社のものをそれぞれ食べてもらい、どれが秦さん好みで本場の味に近いかを判定してもらいます。

「今日は焼売と餃子炒飯を食べるんですね。中国ではこれらのメニューは朝ごはんに食べることが多かったですよ。日本では夕食にする人が多いですよね」

餃子が朝ごはん…。朝からパンチの効いたものを食べているのですね。
中国では冷凍食品はどういうイメージなのでしょうか?

「普段は冷凍食品を食べないですね。中国では冷凍食品の種類が少ないんです。一般の人はあまり買わなくて、食堂の人や業者の人が買うものっていうイメージ。でも日本は冷凍食品の種類がとても豊富なんですね。ちょっと楽しみです!」

■焼売部門

■焼売部門

最初に食べてもらうのは、焼売です。6個入り、4個入りと、各社少しずつ違いがあるよう。

「普段は黒酢をつけて食べることが多いですね。中国ではカラシはつけないんですよ。カラシよりは唐辛子のソースをつけることが多いと思う。中国の焼売は皮が薄くて、中がもち米のものとか、肉のものとか、いろいろありますよ。あ、あと焼売と一緒に豆乳を飲むことが多いですね。これがけっこう合うんですよ」

焼売と豆乳…。日本人にとっては意外な取り合わせですが、朝ごはんに食べることが多いからなのでしょうか…?

さて、それでは、実食です!

★セブンイレブン『肉焼売』(税込192円)

「うん、美味しいですね。中に野菜が入っているみたい。タマネギかな? 中国だとネギを入れるんですけど、タマネギが入っているのが日本風なのかな」

「味が薄くて、朝から食べられそう。でもちょっと私には薄味なので、お酢と醤油とかをかけたくなりますね」

6個入りで食べ応えがあるセブンイレブンの肉焼売。大きめにカットされたタマネギの食感がいい感じです。味つけは薄めでわりとあっさりした味わいなので、いつのまにかぺろりと平らげてしまいそうなシンプルな焼売でした。

★ファミリーマート『本格肉焼売』(税込210円)

「これは食べる前から肉の匂いが香ってきますね。食べてもとっても肉々しい!」

「挽き肉が粗挽きなので、肉料理を食べている実感があります。中国で食べていた焼売に近いと思います! しっかりした塩味がついているので、何もつけなくても充分美味しいですね。肉々しいのに柔らかくって箸で切れるのもいい感じ!」

ファミリーマートの肉焼売も、セブンイレブンと同じく6個入り。粗挽きにした国産豚肉と国産鶏肉がジューシーで、“本格肉焼売”という商品名にも納得。しっかり味付けされているので、何もつけなくてもそのまま食べられるのもうれしいところ。お酒のおつまみにも、ご飯のおかずにも合いそうな一品でした。

★ローソン『肉焼売 4個入』(税込195円)

「なんか黄色っぽい色合いですね。野菜とかつなぎが多いのかな」

「うーん、味のインパクトは控えめのような…。肉の味より小麦とタマネギの味わいの方が強い気がします。やわらかくて食べやすいけど、ちょっと物足りないかな。焼売にしてはちょっと柔らかすぎる気がします」

4個入りと個数は少な目のローソンの肉焼売。他と比べると肉の味は弱めで塩味など薄めの味付けのよう。あっさりした味を好む人に喜ばれるタイプのようです。

さて、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの焼売を食べ比べてみましたが、秦さんはどの焼売を気に入ったのでしょうか?

★秦さんオススメは『ファミリーマート 本格肉焼売』!

焼売部門では、粗挽き肉の食感としっかりした味付けが美味しいファミリーマートの『本格肉焼売』が秦さんの心をとらえたようです。

■餃子部門

■餃子部門

さて、お次は餃子部門です。

★セブンイレブン『レンジで焼き餃子』(税込138円)

「ちょっと醤油の香ばしい匂いがしますね。」

「でも、全体的には味付けは薄めかも。肉が少ないので、もっと肉があった方が好みです。皮の味が強い感じがしますね」

一口でパクッと食べられそうな小ぶりサイズのセブンイレブンの『レンジで焼き餃子』。もちっとした皮の美味しさはあるのですが、確かにちょっと具が少なめ。ボリューム感を求める人には、ちょっと物足りないかもしれません。

★ファミリーマート『ジューシー豚肉焼餃子』(税込162円)

「ボリュームがあって美味しそう! 形も綺麗ですね。」

「うん、ニラと肉がたっぷりで、美味しいですね。皮は薄めでパリパリしてて、肉がたっぷり。肉とニラのバランスもいいし、ショウガの香りも効いてます。これは美味しい餃子だと思います」

ファミリーマートの『ジューシー豚肉焼餃子』は、ちょっと大きめで食べ応えのある餃子です。皮は薄めで肉がたっぷり、ビールにも合いそう。キャベツ、ニラ、ニンニク、ショウガなどの野菜が肉の味を引き立てる、食べ応えのある肉餃子でした。

★ローソン『国産豚肉の焼餃子』(税込138円)

「これは食べると肉汁が出てきますね。スープが入ってて、その分具は少な目」

「でも皮が分厚くて、もちもちで美味しいです。薄味な気がするけど、特徴があって面白いと思います」

ローソンの『国産豚肉の焼餃子」は厚めの皮でジューシーな肉汁を閉じ込めてあるよう。野菜もしっかり入っていて、全体的にバランスがよく食べやすい餃子でした。

さて、秦さんが気に入った餃子はどれでしょうか。

★秦さんオススメは『ファミリーマート ジューシー豚肉焼餃子』!

餃子部門もお気に入りはファミリーマート。ボリュームがあって味もしっかりついている餃子は、秦さんの口に合ったようです。

■炒飯部門

■炒飯部門

最後は炒飯部門です。冷凍食品の炒飯は昔からありましたが、最近の冷凍炒飯はどんな感じなのでしょうか?

★セブンイレブン『極上炒飯』(税込300円)

「玉子と大きめのチャーシューが入ってますね、美味しい。チャーシューの味もしっかりしてて、玉子の味もおいしいです」

「パラっとしていて、冷凍とは思えないですね。普通に店で食べている炒飯みたい。最近の冷凍食品の技術ってすごいですね…。味付けはちょっと薄いかな。もうちょっとしっかり味がついている方好みです」

セブンイレブンには数種類の冷凍炒飯があるのですが、この『極上炒飯』はその中でも最上位商品。XO醤とオイスターソースで味付けをしているという、こだわりの一品です。中華で少量ずつ炒めたものを冷凍しているというだけあって、パラパラ感も抜群です。

★ファミリーマート『パラッと炒めチャーハン』(税込288円)

「鶏ガラスープの匂いがしますね。炒飯にしっかり味がついていて、美味しいです」

「見た目はさっきのセブンイレブンの方が色が薄くてきれいだけれど、味はこっちの方が好みです。中国では炒飯を炒める時、最後に鶏ガラスープを入れるんです。本当にこの炒飯は本場の味って感じ。」

ごはん一粒一粒を玉子でコーティングしてあるというファミリーマートの『パラッと炒めチャーハン』、しっかりとした濃い味わいで満足感の高い一品です。

★ローソン『五目炒飯』(税込258円)

「うーん、これはちょっとしょっぱいですね…塩味が強いかも」

「でも具だくさんですね! ネギと…タケノコ? このタケノコは大きいけど、チャーシューはちょっと小さめかな。うーん、ちょっと水分量が多くてなんだか炒飯というよりも日本の炊き込み御飯みたいな感じです」

薄味で具だくさんのローソンの『五目炒飯』。水分に関しては温め方の影響もあるかもしれませんが、どちらかというと昔ながらの家庭の炒飯という味で、日本人スタッフには昔懐かしい味でした。『五目炒飯』というメニュー自体が、本場の味というよりも、日本の昔ながらの炒飯の味を目指して開発されたものなのかもしれません。

さて、最後に、炒飯部門の結果は…?

★秦さんオススメは『ファミリーマート パラッと炒めチャーハン

なんと今回もファミリーマート! 3メニューの中でも秦さんは相当お気に召したようです。

■ファミマの中華冷凍食品は、中国人も気に入る本場の味

■ファミマの中華冷凍食品は、中国人も気に入る本場の味

今回は焼売、餃子炒飯の三部門でコンビニ三社の冷凍食品を食べ比べてみました。
中国人女性・秦さんが本場の味に近いと認めたのは、なんと、どの部門においてもファミリーマートの冷凍食品でした。

「どれも本当においしかったです。今まで、あんまり冷凍食品を食べたことがなかったけれど、こんなに美味しいのなら今度からは利用しようかな。冷凍食品なら家に常備できるから、いつでも好きな時に食べられて便利ですよね。冷凍食品のイメージが変わりました」

編集部も一緒に実食してみましたが、思った以上に各社それぞれ違った食感や味で面白かったです!みなさんも同じメニューを食べ比べて、お気に入りをみつけてみては?

Written by:
松村知恵美
松村知恵美

家と映画館(試写室)と取材先と酒場を往復する毎日を送る映画ライター、WEBディレクター。2001年から約8年、映画情報サイトの編集者をやってました。2009年に独立し、フリーランスに。ライターとしての仕事の他、Webディレクションなど、もろもろお仕事させていただいています。

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