
日本の春の訪れを感じる最も象徴的な出来事のひとつは、花々がその蕾を咲かせるとき。春といえば桜にスポットライトが当たりがちだが、桜に勝るとも劣らない花がある。梅の花だ。梅花は、桜に隠れ見逃されることが多いが、はっきりと梅花と識別できるいくつかの違いがある。
梅の花

世界的に広く知られる「梅」の認識とは少し異なり、梅の花の「梅」は日本産で、ビワや杏に近いものだ。梅花は冬の終わり頃、季節の終わりに蕾を膨らませ、暖かい気候がもうすぐそこに来ていることを知らせる。
日本の梅は、花としてだけではなく、食べ物としても有名。梅の果実を塩漬けにして干した梅干しや、梅を青いうちに採り焼酎などに漬けた梅酒など、その酸っぱく塩気のある味は日本中で親しまれている。
梅の花ってどんな見た目?

梅の木・花を見分けるための特徴 :
・2月上旬から3月中旬にかけて花を咲かせる
・花の色は白、ピンク、赤と鮮やかに色付く
・直径は2cmから2.5cmほど
・一つの芽から一つの花を咲かせる
・樹皮は黒っぽい色合い
・香りは強く、甘い
・花は傘のような形で花びらは丸い
・花の咲き方は、枝から直接真っ直ぐ咲く
・葉っぱは、赤っぽい紫色
梅花 vs. 桜 ー その違いと違いの魅力

梅花という花に見慣れていなければ、桜と見間違えてしまうことも大いにありうる。しかし、いくつかの大きな違いさえ認識できれば見分けられるはずだ。
・タイミング
その大きな違いのひとつは、咲くタイミング。梅花は桜よりも早く花を咲かせる。時期は若干被ることはあるかもしれないが、2月の早い時期に梅花が咲き始め、その後、桜が花を咲かせる。
・花びら
それぞれの花の咲き方・花びらにもその違いは顕著だ。桜の花びらが互いに少し離れて咲くのに対し、梅の花は綺麗に丸を描いて花びらを形作る。
・芽
桜の木は、ひとつの芽からたくさんの花を咲かせるが、梅の木は、ひとつの芽からひとつの花を咲かせる。その芽の形も互いに異なり、桜が楕円形をしているのに対し、梅はまん丸だ。
・樹皮
桜の木の樹皮は、明るいグレーで、真っ直ぐな皮目ラインが入っている。一方、梅の木には皮目はなく、樹皮の色は焦げ茶色に近い。
・木の形
全体を見渡すと、梅の木は楕円形に近く、桜の木は傘のような形をしている。
・香り
桜の木は、仄かにアロマの香りを漂わせる。梅の木は、より甘く、その香りも強めだ。

こうして違いを見ていくうちに、それぞれの良さ分かったのではないだろうか。花見のシーズンにも見過ごされがちの梅花を、是非あなたも一度ご覧になってみては。
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