江戸城イコール皇居
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皇居は長い間、京都にあった。今では「京都御所」と呼ばれる建物がそうだ。日本の近代化のため、16世紀から日本の政治を行っていた将軍が政治の舞台から降り「江戸城」を明け渡す。1869年には、京都から天皇が引っ越し、江戸城を住まいとしたのだ。それから皇居では、天皇皇后の両陛下のお住まいとなる「御所」、諸行事を行う宮殿や、宮内庁関係の庁舎が造られた。皇居を参観するなら、まずは「一般参観コース」を歩き、その後で皇居東御苑に行くと、無駄なく見学できる。
参観申し込み方法
皇居を参観する際に、忘れてならないのが参観の申し込みだ。皇居東御苑だけであれば予約なしでも見学できる。しかし、せっかく行くのなら一般参観コースも含め、しっかりと見学したいもの。宮内庁のホームページに「参観申込」ページがあるので、事前に申し込んでおこう。インターネットでの申し込みの他にも、宮内庁管理部管理科参観係窓口で直接申し込む方法もある。
一般参観コース
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一般参観コースは、東京メトロ「大手町」駅や「二重橋」駅を降りて10分、JR「東京」駅から15分ほど歩いた、窓明館からスタート。参観する人が歩きやすいルートが組まれており、元枢密院庁舎から始まり、富士見櫓、蓮池濠、富士見多聞、宮内庁庁舎、宮殿東庭、宮殿、二重橋、伏見櫓、山下通りと続く。所要時間は約1時間15分で、およそ2キロメートルほどの道のりだ。見学者限定で、皇居でしか買えない貴重な土産も買うことができる。
名所・二重橋
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皇居にはさまざまな名所があるが、何といっても一番人気なのは、二重橋だ。伏見櫓を背景にして見える、石造りの皇居正門石橋の雄姿は、絶好の撮影スポット。1614年に作られた当初は二重構造だったことで、この名前が付いたそう。西洋建築の意匠が凝らされた芸術的な造りが美しい橋だ。
皇居東御苑
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一般参観の後は、皇居東御苑を見学したい。入園無料で自由に参観可能だが、月曜日、金曜日、年末年始など閉園日もある。事前に確認してから出かけたい。東御苑には、旧江戸城本丸の跡地、二の丸庭園、三の丸尚蔵館といったさまざまな名所がある。一見すると地味ながら、面白い建物が「百人番所」だ。この百人番所は、本丸と二の丸へ通じる江戸城最大の検問所で、鉄砲百人組と呼ばれる4組の門番が昼夜交代で詰めて警備していたという。
一日かけてゆっくり
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皇居は一日かけてゆっくり参観したい、見どころが多いスポットだ。JR「東京」駅から歩いて訪れるなら駅構内で弁当を買っていこう。午前中の一般参観コースを歩いてから、皇居外苑の広場でランチをしてもいい。午後は東御苑を参観し、夕方までのんびりと過ごせば、皇居観光を存分に楽しむことができる。皇居東御苑は、都心のど真ん中にありながら豊かな自然に恵まれ、歴史のロマンに浸れる場所だ。ぜひゆっくりと参観し、皇居散歩の醍醐味を実感してほしい。
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