
江戸時代に交通の要所として発展した日本橋。現在は商業施設やオフィスビルが立ち並ぶ一方で、華やかな江戸の文化を今に残す老舗が数多くあるなど新旧の魅力が混在する街だ。日本らしい土産物を探しながら散策するのもおすすめ。
現代の生活にもマッチする「江戸箒」

1830年に銀座で創業した「白木屋傳兵衛」。現在は京橋に店を構える「江戸箒」の専門店だ。国産の「ホウキモロコシ」を使用し、創業当時と変わらず手作りで製造を続けている。当たりが柔らかくてコシがあるので、力を入れなくても掃き出しやすいのが特徴だ。まずリビングで使い、使い減りしたら洗面所やトイレ、さらに玄関へと用途を代えながら使い続けていく。ナチュラルでエコな暮らしにぴったりの日用品だ。
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白木屋傳兵衛
- 住所 Siroden Bld.1F, 3-9-8, Kyobashi, Chuo-ku, Tokyo, 104-0031, Japan
店名に自信がのぞく「打刃物」の老舗

「うぶけや」は、1783年に大阪で創業した「打刃物」の店。幕末に江戸店を構え今日に至る。店名は「うぶ毛でも剃れる、切れる、抜ける」と評判になったことから付けられた。毛抜きや和包丁、裁ち鋏のほか、洋包丁やナイフなども取り扱っている。きちんと手入れをすれば孫の代まで使えるという名品の数々だけでなく、趣ある木造の店舗も一見の価値ありだ。
浮世絵の版元が手掛ける扇子やうちわ

「伊場仙」は1590年創業の扇子とうちわのお店。店内にはゆかたの生地で作った「江戸扇子」、日本舞踊で使う「舞扇」、インテリアにもなる「飾り扇」など用途や大きさが異なるさまざまな扇子が並んでいる。また、歌川広重、歌川国芳など浮世絵師の版木を元に、歌舞伎役者や日本の名所などの錦絵を刷り込んだうちわも見逃せない逸品だ。
世界が注目する「和紙」はここで買う!

「榛原」は日本橋で200年以上続く和紙店。レターセットや飾り扇など多くの和紙・紙製品を販売している。大正時代には美人画で名高い画家の竹久夢二が、この店の便箋や絵封筒、うちわなどの図案を数多く手掛けたことでも知られている。折り目ごとにミシン目が入り、必要な分だけを切り取って使うことができる「蛇腹便箋」は店の人気商品のひとつだ。
日本の伝統美を感じるさせる漆器の名店

黒や朱の色が美しい漆器は日本を代表する伝統工芸品のひとつ。1689年から日本橋で営業を続ける「黒江屋」は漆器の名店だ。店内には全国各地の漆器や、オリジナルの商品が並んでいる。お椀や箸などの定番商品のほか、洋食のテーブルコーディネートにも合うスプーンやフォーク、ワイングラスなども揃う。手鏡やアクセサリーは自分用にはもちろん、プレゼントにも最適だ。
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