日本酒は、スッキリした辛口からフルーティーな風味、甘くて飲みやすい微発泡まで、さまざまな種類があります。日本に来たら、ぜひ自分好みの日本酒を見つけてみてほしいところ。
今回は、2019年9月東京・大井町にオープンしたばかりの日本酒専門スタンディングバー「國酒文化振興酒場 -佐賀-」に、アメリカ出身のティモシーさんが訪問しました。ここは佐賀県の日本酒を専門に扱っていて、飲み比べにピッタリのバーなんです。
国際特許を取得した酸化防止技術により、最後の1杯まで開けたての状態を味わえるのも同店の魅力。さらに、佐賀県の名産品を使ったおいしいおつまみも食べられますよ。日本酒が大好きだというティモシーさんのお気に入りは見つかるのでしょうか?
黒を基調にしたシックでオシャレな店内
羽田空港からほど近いJR・りんかい線・東急大井町線「大井町」駅から徒歩5分以内の場所に位置する立ち飲みタイプのバー「國酒文化振興酒場 -佐賀-」は、ちょっと1杯飲みたいときにオススメのお店です。
店内は、黒を基調にしたモダンなテイスト。細長いカウンター席になっていて、スタッフさんやお隣同士とのおしゃべりも気軽に楽しめそうな距離感です。
「すごくオシャレな雰囲気だから、デートにもピッタリだと思います」とティモシーさんが言う通り、少人数での2次会や大人同士のデートに最適な雰囲気。
店内には佐賀県から取り寄せた日本酒がズラリと並びます。これだけ種類があると悩んでしまいそうですが、スタッフさんが好みを聞きながらオススメを教えてくれるので安心です(完全な英語対応は難しいのですが、「POCKETALK(ポケトーク)」も店内にあり、翻訳しながらの対応は可能だそうです)。
国際特許取得の「酸化防止セーバー」があるのは、ここだけ!
同店の一押しは、国際特許を取得した「酸化防止セーバー」。ワインの酸化防止に使われているセーバー「WHYNOT」を日本酒用に改良したもので、日本でこの機械があるのはここだけなんです。
日本酒は開栓した瞬間から酸化が始まってしまうことから、栓を開ける瞬間も専用の機械を使うほどのこだわりよう。
このように日本酒の瓶を機械の上にセットして注ぐことで、いつでも開けたてのフレッシュな日本酒が飲めるそう。
「この機械は本当にスグレモノですね!新鮮なままの香り、味、色を楽しめるなんて贅沢すぎます」
早速、佐賀県自慢の日本酒を飲み比べ! 今回はスタッフさんにオススメの日本酒をセレクトしていただきました。
個性的な佐賀県の日本酒を飲み比べ!
セレクトしてもらった日本酒の名称は、以下です。
左:基峰鶴 RAKES おりがらみ 生 (基山商店) 1,080円
中:鍋島 NEW MOON (富久千代酒造) 980円
右:光武 純米酒 シャルウィダンス (光武酒造場) 570円
あえて、色味や風味の違いがわかりやすい種類をセレクトしてくれたようです。
「3種類とも色味や濁り具合が全然違いますね! いただきます」
ここでの日本酒の楽しみ方として、まずは開けたての香りを確かめてから、口に含みましょう。
「どれもおいしい! でも、居酒屋で飲むような日本酒と比べると個性が強い気がします」
さすが、日本酒好きのティモシーさん! 今回はあえて従来の日本酒らしくない新しさのある種類を選んでくれたとのことでした。これまで飲んだことがない斬新さを求める方にオススメの3種類です。
さらに追加で3種類をセレクトしていただきました。
左:天山 地酒 純米原酒 (天山酒造) 710円
中:天吹 大吟醸 冬色 生 (天吹酒造) 690円
右:東一 純米吟醸 甲州ワイン樽貯蔵 1,180円
「この3種類は風味の違いはありますが、どれも日本酒らしい味わいが楽しめますね! おいしくて、どんどん進んじゃうよ」
日本酒らしいおいしさを堪能したい方は、上記の3種類をぜひ試してみてください。
ワイングラスで飲むとおいしい「純米吟醸 宗政」(540円)もオススメしてもらいました。
「甘口でとってもフルーティーですね! ワインやカクテルが好きな人に飲んでみてほしい日本酒です」
日本酒専門店ではありますが、ビール、カクテル等のアルコール類やソフトドリンクも扱っているので、日本酒が飲めない方でも大丈夫です。
佐賀県の名産品を使ったおつまみもおいしい!
「國酒文化振興酒場 -佐賀-」では、佐賀県の名産品を使ったおつまみも食べられます。どれも店長の名郷章子さん(写真左)の手作りで、日本酒に合うよう味付けが工夫されています。
「馬郡のいわしちくわ 柚子胡椒ソース」(500円)や「有明海の海苔 はがくれ漬添え」(250円)「レモンキャベツ」(300円)など、リーズナブルな価格ながらも、こだわりが光るメニューばかり。
「有明海の海苔がパリパリでおいしい! どれも手が込んだ味付けで、日本酒との相性も最高です!」
想像以上におつまみのクオリティが高かったせいか、ますます日本酒がすすむティモシーさん。
こちらは、佐賀県で愛される「ぎょろっけ」と呼ばれる「馬郡のミンチ天」(1枚200円、2枚380円)。同店での人気メニューです。
「そのまま食べてもおいしいですが、佐賀海苔が入った『とろとろしょうゆ』をかけると、磯の風味が加わっていいですね。ぎょろっけ大好きになりました」
見どころにあふれた佐賀県の魅力って?
九州の北西に位置する佐賀県は、人気観光地の福岡県や長崎県からもアクセスが良い場所です。嬉野温泉や武雄温泉といった伝統的な温泉や玄海の海の幸、伊万里焼・有田焼といった工芸品も有名で、たくさんの見所があります。
毎年10月下旬から11月上旬にかけて、佐賀市嘉瀬川(かせがわ)河川敷で開催されるアジア最大級の国際熱気球大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」は、写真や動画に映える美しい景色が見られることから、たくさんの観光客が訪れます。
佐賀を訪れた際には、ぜひ地元の飲食店で日本酒やグルメも堪能してみてくださいね!
佐賀県までは行けないけれど、「佐賀県の日本酒やグルメを気軽に味わいたい」という方は、「國酒文化振興酒場 -佐賀-」を訪れるのがベスト! スタッフさんにオススメを聞きながら、お気に入りの日本酒とおつまみを見つけてみてくださいね。
※文中の価格は、すべて税込表記となります。
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國酒文化振興酒場 -佐賀-(コクシュブンカシンコウサカバ)
- 住所 東京都品川区大井1-25-3 シティハイツ大井町1F
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最寄駅
JR線 大井町駅 徒歩約3分、東急大井町線 大井町駅 徒歩約4分、りんかい線 大井町駅 徒歩3分
- 電話 03-6451-8098
営業時間:平日17時〜23時30分(L.O. 23時)、土曜:15時〜23時30分(L.O. 23時)、日祝:15時〜22時00分(L.O. 21時30分)
定休日:月曜日
2014年ライターデビュー。WEB媒体の取材記事を中心に【働き方、ライフスタイル、旅、海外文化】等のジャンルで多数執筆。旅と仕事を両立する海外ノマドワーカー。2019年よりフリーランス広報/PRとしても活動をスタート。好きなものは、旅、テクノロジー、英語、アート、カフェ。
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