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日本の国技を楽しもう!はじめての相撲観戦

日本の国技を楽しもう!はじめての相撲観戦

更新日: 2018/05/09

相撲は、1500年以上も続く日本の伝統的な文化の一つである。事前に相撲の歴史やルールなどを理解していれば、より楽しく相撲観戦ができるはずだ!

相撲の歴史

相撲の歴史

神話にも登場する相撲の起源は、712年ごろといわれている。やがて、その年の農作物の収穫を占う祭りの儀式として毎年行われるようになった。長い歴史の中で次第にルール化されるとともに、スポーツとしての形態を整え、今では日本の国技として世界中を魅了している。

はじめての大相撲観戦ガイド

6回の本場所のうち、1月と5月と9月に両国国技館で大相撲が開催される。相撲の聖地といえるこの地では、数々の名勝負が行われてきた。

番付とは

番付とは

力士は「番付」とよばれる成績表で順位が表される。1番格が上なのが横綱だ。次いで大関となり、以下、関脇、小結、前頭と続く。番付には東方力士と西方力士があり、その割り当ては前場所の成績によって決められる。同じ番付けの場合、東方が格上げとなる。

大相撲観戦ガイド

大相撲観戦ガイド

古くから受け継がれている相撲は、文化や作法を尊重しており、勝敗以外にも重要なことがたくさんあるスポーツ。相撲の文化を守り続けるためには、観戦者もマナーを守ることが大切だ。観戦の流れと覚えてきたいマナーを紹介しよう。

チケットの購入方法

大相撲のチケットには前売り券と当日券の2種類があり、電話やネットで購入が可能だ。当日券は、大相撲が開催される各会場で購入できるが、人気が高い最終日は早々に売り切れてしまうことがあるので注意を。

席の種類

大相撲の席は、主に「溜席(たまりせき)」「桝席(ますせき)」「2階席」の3つに分けられている。

土俵から1番近い「溜席」

溜席は「砂かぶり席」とも呼ばれる格式が高い席である。土俵から最も近い場所に席が用意されている。基本的には関係者専用の席だが、一般購入枠もある。間近で臨場感溢れる試合を観戦できるが、土俵から力士が倒れ込んでくる可能性があるため、注意が必要だ。

初めての観戦には「桝席」がおすすめ

格式が高い溜席に対し、食事をしながら楽しんで観戦できるのが「桝席」だ。一人分の座席を四角形に仕切った桝席は、酒を入れる正方形の器「桝」のかたちに似ていることからこう呼ばれるようになった。桝席は土俵から近い順にA・B・C席が配置されている。A席には1人席、2人席、4人席があり、B・C席には4人席がある。2階には自由席もある。人数に合わせて席を選ぶことができる。

相撲観戦時のマナー

席によってルールが異なってくるのが、相撲観戦。溜席は、飲食・撮影・携帯電話の使用が禁止されている。溜席は力士から最も近いため他の席と比べてルールが厳しい。その反面、桝席や2階席は、特に観戦時のルールが厳しく定められておらず、飲食も可能だ。最低限のマナーとして、取組中に移動しない、座布団を投げないなど、周囲の観戦客に迷惑をかけないようにしたい。

試合が始まる前から釘付け「土俵入り」

取組もさることながら、横綱が登場する儀式・土俵入りも見応えがある。その際、力士が腰に巻く「化粧まわし」は色やデザインが一つ一つ異なり、見ていて楽しい。化粧まわしを身につけ、柏手を打って四股を踏むときには「よいしょ!」の掛け声を忘れずに。試合前後の様子もしっかり見ておきたい。

相撲博物館で相撲を学ぶ

相撲博物館で相撲を学ぶ

大相撲が開催されていないときでも、両国国技館1階にある「相撲博物館」は随時見学可能。館内で目を引くのは、力士の顔や姿を描いた浮世絵「相撲錦絵」。他にも番付や、化粧まわしなど相撲に関する資料が展示されている。

  • 相撲博物館
    • 住所 1-3-28 Yokoami, Sumida-ku, Tokyo 130-0015, Japan
※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

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