2018年に開場した日本最大、世界でも最大規模の総合市場である「豊洲市場」。市場そのものの見学が見逃せないのはもちろん、2020年1月には場外商業施設「江戸前場下町」、2022年4月には市場の目の前に「ミチノテラス豊洲」がオープンするなど、ますます東京の魅力的なスポット&エリアに進化しています。
豊洲市場は、2020年以降コロナ禍の緊急事態宣言を受け、施設見学を中止している期間もありましたが、現在では再開しており、客足は戻ってきています。
現在の営業時間は? マグロのせり見学はどうなっている? 駐車場は? など、2022年現在の豊洲市場の最新情報で気になるあれこれを、Q&A形式で解説していきます。
豊洲市場ってどんなところ? そもそもどのエリアを見学できる?
豊洲市場は、東京の台所。飲食店や販売店など、卸や仲卸などの業者さんたちが商取引を行う場所です。つまり、通常のデパートや商店とは異なるプロの買出しの人たちの仕事場です。そのため、市場の売場には観光目的の一般の人が入ることはできません。
ただし、各エリアには見学者コースが設けられており、そこから中の様子を見ることができます。さらに、飲食店や物販エリアに関しては、市場関係者ではなくても、誰でも行くことができます。市場ならではの新鮮でお得な料理の数々が味わえるとあって、オープン以来、人気観光地となっています。
営業時間、休業日は?何時にいくのがベスト?
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、一時は一般見学を中止していましたが、2022年4月25日から再開しています。見学者コースの営業時間は、日曜、祝日及び休市日(市場のお休みの日)を除く5時~15時、豊洲市場PRコーナーは8時30分~14時30分まで(土曜日は~11時30分までです。休市日については、東京都中央卸売市場のWebサイトの市場開場日・休業日年間カレンダーからチェックできます。
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/calendar/
市場は朝が早いのが基本。活気のある様子を見学したい場合は午前中がおすすめです。飲食店や物販店舗も市場で働く人たちのために朝5時~オープンしているところが多く、13時過ぎには閉店するところもあります。お昼時などは各店舗が混み合うため、狙っているお店はオープン直後の時間に合わせていくのがおすすめです。ただし、物販エリアについては、オープンしたての早朝はプロの方の買い出し時間で忙しいことも。朝9時以降がおすすめです。
どうやって行けばいい? 各方面からの行き方(上野、新宿、東京)
豊洲市場の最寄りは新交通ゆりかもめの「市場前」駅。東京メトロ「豊洲」駅から、またはJR「新橋」駅からのいずれかからが便利です。その他、都営バスも運行しています。以下は、主要駅からの主なアクセス方法です。
<上野から豊洲市場への行き方>
【電車利用の場合】
JR 山手線or上野東京ライン 上野駅~新橋駅
新交通ゆりかもめ 新橋駅~市場前駅下車
【電車・バス利用の場合】
JR 山手線or上野東京ライン 上野駅~新橋駅
都営バス<市01> 新橋~豊洲市場下車
<東京から豊洲市場への行き方>
【バス利用の場合】
都営バス<都05-2> 東京~新豊洲駅前下車
【電車利用の場合】
JR 山手線or上野東京ライン 東京駅~新橋駅
新交通ゆりかもめ 新橋駅~市場前駅下車
<新宿から豊洲市場への行き方>
【電車利用の場合】
JR 埼京線(りんかい線直通) 新宿駅~国際展示場駅
※国際展示場駅より、徒歩で有明駅
新交通ゆりかもめ 有明駅~市場前駅下車
【電車利用の場合】
JR 山手線or上野東京ライン 東京駅~新橋駅
新交通ゆりかもめ 新橋駅~市場前駅下車
詳しくは、東京都中央卸売市場HPをご覧ください。
豊洲市場へのアクセスのご案内|東京都中央卸売市場 http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/access/index.html
築地とどうちがうの?
築地市場と大きく違うところは、豊洲市場は「閉鎖型施設」であるというところです。築地では、市場や店舗のひとつひとつの多くが外に建てられている「開放型施設」でした。閉鎖型にすることで室内の温度も管理できるようになり、品物の品質管理や衛生管理により配慮できるようになりました。
扱っている商品ごとに建物が分かれていますが、各棟は新交通ゆりかもめ「市場前」駅から続く歩行者用デッキでつながっています。
また、新たに見学者コースが設置されたことで、一般の人でも安全に見学できるようになっています。
なぜ、築地から移転したの?
築地市場は、規模も日本最大、世界的にも大きな市場として多くの人達に知られていました。活気あふれる市場ならではの雰囲気は、多くの観光客から人気を集めていたところでもあります。そんな築地でしたが、長い年月を経て建物も古くなり、スペースも手狭になってきたことから移転が決まりました。
敷地の広さ、交通の便の良さ、築地からの近さといった様々な理由から移転先が豊洲に決まり、2018年10月11日に「豊洲市場」が開場、新しい市場へと生まれ変わったのです。
見学に予約は必要なの?
見学コースの入場については、基本的に予約は必要ありません。開市日の見学者コースが営業している時間帯に行けばOKです。
マグロの競りを見学するには?
マグロの競りが行われているのは、7街区にある「水産卸売場」です。時間帯は、朝5時半から1時間程度です。水産卸売場棟の見学者コースから、誰でも見学ができます。
この見学者コースとは別に、卸売場に「せり見学デッキ」が設置してあり、間近で見学することができます。見学は、事前申込・抽選制(先着順ではありません)、見学時間は5:55~6:25です。※見学費用は無料
インターネットで申込みを受け付け、締切後に抽選を行います。最新情報は、東京都中央卸売市場HPの「マグロのせり見学事前抽選について」を確認してみてください。
豊洲市場の見学について|東京都中央卸売市場 http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/kenngaku/
混雑状況は?
コロナの影響で外国人観光客が激減したこと、緊急事態宣言によって見学が中止されていたこともあり、2022年7月現在、以前のような混雑状況はありません。オープン当時に比べればゆっくりと観光しやすく、人気グルメ店にも入りやすいです。
ただし、そうは言っても人気のスポット。特に市場グルメは日本人にも人気のため、飲食店については、土曜やお昼時はかなり混雑するので、行列は必至です。人気の寿司店などでは、朝5時オープンで9時頃にはその日の受付を終了してしまっているところもあります。
駐車場はある?
一般の見学者向けの駐車場や駐輪場はありません。豊洲市場に行く際は、公共交通機関を利用しましょう。
東京の食を支える新名所、豊洲市場を楽しもう!
オープン以来、新たに東京の食を支えている豊洲市場は、これまでの築地とは大きく変わり、より一般の人が見学しやすくなりました。場外施設やその他の近隣の商業施設も充実するなど、エリアとしても発展しています。
世界に類を見ない市場ならではの光景、空気感、グルメを楽しむべく、早起きをして豊洲市場に出かけてみてください。
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豊洲市場
- 住所 〒135-0061 江東区豊洲6-6-1
- 電話 03-3520-8205
旅ライター×海外ツアーコンダクター。社会人向け教育コンテンツの企画開発・編集担当として11年従事。プライベートでは学生時代から旅に魅了され、これまで世界約50カ国150都市以上をめぐってきた大の旅好き。世界中、日本中のグルメを味わい、自然を感じ、世界遺産や歴史的建築を見て、温泉めぐりをするのが生きがい。そんな旅好きが高じて、会社員から旅ライター×海外添乗員へと転身。現在は、年間100日以上海外を飛び回りながら、旅ライターとしても活動。旅の楽しさ、日本の魅力、世界の多様な価値観をより多くの人に広めるべく、インバウンドの添乗や旅ライターの取材等で、日本各地を訪れて情報発信をしている。
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