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東京都八王子市にある高尾山には、年間を通して多くの観光客や登山客が訪れています。新宿駅から京王線の急行電車で約1時間の場所に位置しており、都心からのアクセスも良好。
いくつもの登山コースがあるため、初心者から上級者までレベルに合わせた山登りができ、また、富士山と並んで『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』に三つ星として掲載された絶景が楽しめると、人気を集めています。2020年6月19日には、東京都では唯一かつ初となる「日本遺産」に認定されました(※)。
そんな高尾山周辺には、登山客の空腹を満たすグルメスポットもたくさん存在しています。山歩きの道すがらついつい食べたくなる、名物グルメが満載! 今回は、高尾山周辺の食べ歩きグルメを5つピックアップしてご紹介したいと思います。駅チカから登山途中~山頂と、高尾山観光で訪れるいろいろな場所にあるので、全部制覇もオススメですよ。
(※)「日本遺産」は、地域の歴史的な魅力や特色を紡いだ「ストーリー」を文化庁が認定する制度。八王子市が申請した「霊気満山 高尾山〜人々の祈りが紡ぐ桑都(そうと)物語〜」が2020年6月19日に都内で初めて認定されました
■こだわりの黒豆あんと天狗の顔型が絶妙「天狗焼」
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まずご紹介するのは「天狗焼」。2007年に販売が開始され、今ではすっかり高尾山名物になった焼き菓子です。ケーブルカー・高尾山駅のすぐそばにある複合施設「高尾山スミカ」の一角で販売されています。
特別な場合を除いて、「高尾山スミカ」でのみ販売されている商品。高尾山に登らないと味わえないので、訪れた際はぜひ食べておきたいグルメです。
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「天狗焼」の名前のとおり、烏天狗の顔の形をかたどった鉄板で焼かれています。烏天狗は魔を断ち切る力があると言われているので、霊山・高尾山の自然に囲まれながら食べると、天狗パワーを吸収しているような気分も味わえそう。
外はサクサクとした軽い食感、中はモチモチの香ばしい生地。内側には、甘さ控えめの餡子がぎっしりと詰め込まれています。
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北海道産の黒豆を使用した“黒豆あん”は「天狗焼」の命とも言えるこだわりの餡。餡づくり職人の熟練の技によって仕上げられているのだそうです。ごろごろとした黒豆の食感も楽しく、小腹がすいたときにぴったりの逸品です。
「天狗焼」は1個150円(税込)。その場で食べる場合は紙に包んで提供されます。焼きたてをアツアツの状態で食べるのがオススメですが、持ち帰ることも可能なので、高尾山土産にも良さそうです。
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高尾山スミカ
- 住所 東京都八王子市高尾町2181
電話番号
042-661-4151(高尾登山電鉄代表)
営業時間:10:00~16:30(冬期は16:00)
定休日:なし(天候等により臨時休業する場合があります)
■高尾山の洋菓子といえば「天狗屋のチーズタルト」
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続いてご紹介するのは、「天狗屋」の「高尾山チーズタルト」。お団子やおまんじゅうが目立つ高尾山では珍しい洋菓子。先にご紹介した「天狗焼」の隣で販売されており、「天狗焼」と並んで人気の高い高尾山スイーツです。
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店頭にはチーズタルトが焼かれる甘い香りが漂い、食欲をそそられます。こちらのお店では、チーズタルトの他にも、ソフトクリームやソフトドリンク、レモネードなどが販売されていますが、オススメとして外せないのが「高尾山チーズタルト」1個250円(税込)。
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ショーケースにずらりと並ぶチーズタルトは、ころころとしたフォルムが可愛らしく、写真映えもばっちり! 北海道産、フランス産、デンマーク産の3種類のチーズをブレンドしたチーズタルトは濃厚な味わいで、サクサクの生地との相性も抜群です。
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レアチーズケーキのような酸味もあってさわやかな風味。焼きたてのアツアツを食べても、冷やして食べても楽しめる逸品です。箱入り(6個セット税込1500円)も販売されているので、お土産に買って帰るのもオススメです。
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高尾山スミカ
- 住所 東京都八王子市高尾町2181
電話番号
042-661-4151(高尾登山電鉄代表)
営業時間:10:00~16:30(冬期は16:00)
定休日:なし(天候等により臨時休業する場合があります)
■大福・幸福・裕福が一体になった「三福だんご」
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次にご紹介するのは、高尾山名物「三福だんご」。こちらも「天狗焼」「高尾山のチーズタルト」と同じ「高尾山スミカ」の一角で販売されています。
お店の目の前には1号路の展望スペースがあり、店の外にはテーブル席が設置されているため、多くの登山客が一息ついている姿を目にします。絶景の前で食べるお団子は絶品ですよね!
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「三福だんご」は、上新粉を蒸して杵つきしたお団子です。上から“大福”、“幸福”、“裕福”を表しており、その3つの福が一体になった縁起の良いお団子と言われているのだそうです。俵にさされたお団子が、炭火でじっくりと焼き上げられます。
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店頭で焼き上げられたアツアツのお団子に、オリジナルのくるみ味噌をたっぷりつけていただきます。甘味と弾力がたまりません!
お団子1つの大きさが、赤ちゃんのこぶしほどと大きめなので、1本食べきるだけで満腹感が得られます。これから山を登るための栄養補給にも、登山帰りでお腹がすいたときにもオススメですよ。
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高尾山スミカ
- 住所 東京都八王子市高尾町2181
電話番号
042-661-4151(高尾登山電鉄代表)
営業時間:10:00~16:30(冬期は16:00)
定休日:なし(天候等により臨時休業する場合があります)
■ふかふかの食感と程よい甘さの餡に癒される「酒まんじゅう」
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続いてご紹介するのは「酒まんじゅう」。京王線・高尾山口駅からケーブルカー・清滝駅、リフト・山麓駅へ続く道なりに歩いて4分ほどの場所にある茶屋「千代乃家」で食べることができます。人通りの多い道沿いにあるため、天気が良い日や週末はとくに多くの人でにぎわうお店です。
軒先には小川が流れており、せせらぎの音を聞きながらほっと一息。こちらのお店では、酒まんじゅうやかき氷、そばだんご、焼大福の「もみじ焼餅」、各種ドリンク等が販売されています。
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とくにオススメしたいのが、「酒まんじゅうとお飲み物のセット」460円(税込)。コーヒー、紅茶、緑茶のいずれかと酒まんじゅう1つがセットになっています。ドリンクはホットとアイスのどちらも選択可能。今回は冷たい緑茶を選びました。
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麹で発酵させた、素朴な味わいのおまんじゅう。ふかふか食感の生地に、程よい甘さの自家製餡子がぎっしり詰められた、お店の人気No.1商品です。「酒まんじゅう」という名ではありますが、お酒は入っていないので、お子様でも安心して食べられますよ。
店内外にイートインスペースもありますが、道すがらの食べ歩きにもぴったりの「酒まんじゅう」。箱に入った6個入り840円(税込)も販売されているので、お土産に買って帰るのも良さそうです。
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千代乃家
- 住所 東京都八王子市高尾町2477
- 電話 042-661-4118
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜
■登山客の身も心も癒す絶品「なめこ汁」
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最後にご紹介するのは、小仏城山の山頂にある茶屋「城山茶屋」で提供されている「なめこ汁」です。小仏城山は、高尾山の山頂から1時間ほど歩いた場所にある裏高尾の山。静けさの中でゆっくり山登りを楽しみたい人にぴったりの登山コースのひとつです。城山まで足を延ばしてみたときにぜひ立ち寄ってほしいのが「城山茶屋」。
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城山の山頂にある「城山茶屋」には、おでんやかき氷、カップラーメン、もつ煮、各種ドリンクなど幅広いメニューが豊富に取り揃えられており、ハイカーたちの憩いの場として愛されています。中でもとくにオススメしたいのが「なめこ汁」1杯250円(税込)。
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この「なめこ汁」を目当てに山を登るハイカーも多いと言われるほど、人気の高い名物メニューです。「なめこ汁」には味噌味が多いイメージですが、こちらの「なめこ汁」は醤油仕立てのスープで作られているのも特長。
豆腐は裏高尾にあるお豆腐屋さん「峰尾豆腐店」から仕入れており、水もそのお店が使うものと同じ水をもらってきて作っているそうです。とろりとした食感のなめことスープが、登山で疲れた身も心も温めてくれますよ。お好みで七味をかけて食べるのがオススメです。
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城山茶屋
- 住所 東京都八王子市裏高尾町1885-2
- 電話 042-665-4933
営業時間:9:00~17:00(冬季 9:00~15:30)
定休日:悪天候時は休み
今回ご紹介した他にも、高尾山には名物グルメが盛りだくさん。ぜひ、グルメも楽しみながら登山を満喫してくださいね。
編集・ライター歴トータル17年以上。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWEB戦略コンサルティングも行う。そのため、日本グルメの新商品やトレンドのキャッチアップが早く、LIVE JAPANでは幅広い年齢層や国籍の方にわかりやすく伝えている。
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