女子中高生や外国人観光客を中心にトレンドとなり大きな注目を集める、原宿・竹下通りに位置するTotti Candy Factory。キャンディやスイーツ好きな人の心をくすぐる、”夢” と ”かわいい” の詰まったお店だ。いま原宿を歩けば間違いなく出くわすあの超巨大なわたあめの正体がこのお店。あまりに巨大で、壮観で美しい見た目に、目を疑うこと請け合いなフォトジェニックなわたあめである。どのようにしてこんなにも綺麗なわたあめができるのか、その成分・製法・人気の秘密などに迫るべく Totti Candy Factoryに伺った。
想像をはるかに超える大きさ・カラフルに輝くわたあめ
2015年8月に東京に初進出したTotti Candy Factoryは開店から間もなくしてその名を轟かせた。ただ大きいだけのわたあめではなく、カラフルでキャッチー、かわいらしいパステルカラーの見た目に、店舗の内観も外観も、何から何までフォトジェニックに映るものばかりで、この大きなわたあめとともに撮影を行いSNS上にアップすることが、瞬く間にトレンドとして話題となった。
最も人気を集めるのは、鮮やかな5色で彩られる ”原宿レインボーわたあめ”。その巨大な見た目に相反して価格はお手頃な900円で提供している。
定番の “TOTTI 3色わたあめ” 。こちらは600円とよりリーズナブルに。原宿レインボーわたあめよりは少しコンパクトながら、一般に想像されるわたあめよりは大きく、カラフルでかわいいので、何を頼んでもワクワクさせられてしまうはず。
こちらはTOTTIハートわたあめ。食べるのが惜しくなってしまうほど見事なハートマークをしたわたあめも650円とお手頃で、友達や恋人同士で一緒に食べても楽しそう。
このわたあめが若い女性を中心に非常に強く支持を集める理由は、その大きさやフォジェニックな見た目だけではない。わたあめなので、当然主に砂糖が原料として作られているが、Totti Candy Factoryのわたあめは驚くほど低カロリーなお菓子でスイーツなのだ。カロリーは最も高いものでも200キロカロリー以下、口いっぱいに頬張るお客さんたちの頭より大きなわたあめなのに、健康的にほどよい糖分摂取ができ、かわいくて、おいしくて、大きくて、となれば人気が出るのは当然かもしれない。
Totti Candy Factoryに足を運んだら、やはり一番人気の原宿レインボーわたあめがおすすめ。カラフルな色を構成するわたあめの味は、メロン・ぶどう・レモン・ソーダ・いちご・プレーン (通常のわたあめ) となっており、不定期にマンゴーなど期間限定の味も出しているそうなので、何度訪れても新たな楽しみがありそうだ。ハロウィンやクリスマスなどイベントごとでも限定商品を開発し、最近ではサンリオとのコラボ商品を販売した。
巨大でカラフルなわたあめの製造工程
今回、原宿店・店長の野間口さんにわたあめの製造工程を詳細にお見せ頂いた。その工程は、わたあめをカラフルに色づける、蛍光色で味のついた砂糖を用意するところから始まる。なお、これらの色は着色料でつけられたものだという。
まずは、テーブルスプーン大の砂糖を取ってわたあめ製造の特製の機械に流し込む。細長い棒を手に持って上手く回して程よい加減でわたあめを付けていくのだが、この動きがいかに形よく綺麗にわたあめを作れるか左右する大きな鍵なんだという。実際に製造しているさまを見ていただくとよくわかるのだが、手元はかなり早く動いているように見えるが、いわく、大切なのはスピードではなく、わたあめを付けたいと思う箇所が機械の真ん中に来るように、上手く回して、位置をキープしていくことだという。通常、プロのわたあめ職人になるまでおよそ3週間ほど時間を要すと言い、形よく、綺麗に、大きなわたあめを作るのは鍛錬された技が成すものなのだとか。
写真のように、わたあめマシンの真ん中には穴があり、ここに特製の砂糖を注いで、ここからわたあめの”わた”がでてくる。適宜、棒を上向きにしたり、水平に保ったりしながら、形よいわたあめを作るのだが、このときのバランス感覚もその完成に大きなキーとなる手順だとか。スムースに流れるように棒を回して、ランプのような形を作っていく。一色目が完成したら、二色目からは上から少しスペースを開けて、色の変化がわかりやすいように段差をつけ、同じ工程を繰り返していく。小さな山のような、コーンのようなかたまり作りを繰り返すことで美しいわたあめが形作られるのである。
わたあめが巻き起こした脅威のトレンド
2015年に東京に初オープンしたTotti Candy Factoryだが、開店当初は5時間待ちともなる盛況振りを見せたというから驚きだ。キャッチーでSNS映えする見た目、徹底してかわいらしいものに囲まれる空間というところも要因としてあるだろうが、これまでに数多くの人気ファッション誌や数々の人気テレビ番組などにフィーチャーされていることもその人気の秘密としてあるだろう。
しかし、いくら人気があるからといって竹下通りに面する店頭で、5時間もわたあめに列を成すのは少し酷かもしれない。そこで、同店が取ったのは整理券の配布というシステム。整理券を渡し「あなたのわたあめは何時間後にご用意ができますよ」といった案内し、時間になったら戻ってきて購入いただく、という手法で混雑と待ち時間の退屈さの両方を回避し、人気を維持することに成功しているのだ。2017年12月現在も、その人気は衰えることなく、時に整理券を出して3時間後にご来店をとご案内することもあるのだそうで、特に週末や週の初めの月曜日には多くの観光客や修学旅行生、訪日外国人などで賑わいを見せるという。
お菓子の国みたいに全てがフォトジェニック
Totti Candy Factoryの魅力はわたあめだけではない。ショップそのものがエンターテイメント性に満ち、どこを切り取っても写真に映えるスポットだらけ。いたるところにスイーツが展開され、天井から色とりどりの風船がデコレーションされた、お菓子の国に迷い込んだかのようなメルヘンで目にもお腹にも幸せな空間が広がる。
わたあめ以外にも動物やスマイルマークを模したとってもかわいいケーキポップも販売。ガトーショコラなどのケーキに、チョコレートコーティングがなされたスイーツだ。
こちらは機械では作れないので1つひとつ専属のケーキ職人が作っているという。中身の濃厚ケーキは、星付きフレンチレストランのパティシエの方と共同開発されたもので、おみやげに最適なのはもちろんだが、あまりのかわいさに食べるのがもったいなくなってしまうだろう。ケーキポップも大変フォトジェニックなので是非写真に収めておきたいところだ。
同店ではキャンディの量り売りも行っていて、色とりどりでカラフルなキャンディやグミ、チョコレート、マシュマロなどが展開され、日本中・世界中から、かわいいお菓子・へんてこなお菓子を集うのがこのお菓子売り場なのだそう。週替わりでどんどん商品が変わっていくので、いつきても新しい商品との出会いがあるのも魅力的なポイントだろう。
ここに立ち寄ったら普段なら我慢するお菓子やスイーツも思わず手に取ってしまうこと請け合いだ。ぜひわたあめやケーキポップとあわせて手に取ってみては。
あなたもわたあめマスターに!
現在、ららぽーと立川立飛にも店を構えるTotti Candy Factoryだが、この立川店では不定期に「わたあめ体験教室」を開催している。
この体験教室は限られた人数にて開催されるもので、ひと月に二度開催されている。わたあめの作り方の心得を教わりながら見よう見まねでわたあめを作る体験は、子どもから大人まで大人気、訪日外国人観光客でも運が良ければ体験できるかもしれないので、公式ウェブサイトをマメにチェックしてみるとよいだろう。私は今回特別にわたあめ作りを体験させて頂いたが、何より難しかったのは、その形を綺麗に仕上げること。そして慣れていないもので砂糖やわたが自分の服に飛んできたりしてあたふたしてしまうこともあったが、二度と体験出来ないかもしれない貴重な光景が次々に広がり緊張とともに興奮を抑え切れなかった。
Totti Candy Factoryは、「かわいい」がこれでもかと詰まる、世界中の人々が原宿や東京に描くイメージをまさに具現化したようなスポットかもしれない。世界で最もトレンディで流行最先端をいく街、原宿の今が詰まったTotti Candy Factory。今後さらに東京に旅行に訪れる人々のマストスポットとなりエンターテインメントで東京らしさを感じられる場所として広く認識されてゆくことでしょう。たくさんの魅力的な場所が集う世界を代表する都市・東京に新たな超必見スイーツショップがあることをぜひ今後お見知りおきいただきたい。
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Totti Candy Factory (原宿店)
- 住所 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-16-5
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最寄駅
原宿駅
- 電話 03-3403-7007
営業時間:10:30 - 20:00
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Totti Candy Factory (立川立飛店)
- 住所 〒190-0015 東京都立川市泉町935-1 ららぽーと立川立飛2F
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最寄駅
立飛駅
営業時間:10:30 - 21:00
ライター:デバン・ジーン
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※特記以外すべて税込み価格です。
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