世界中の多くのファンから愛される無印良品。2019年4月4日、世界旗艦店「無印良品 銀座」と日本初のホテル「MUJI HOTEL GINZA」が、銀座三丁目の読売並木通りビルに登場しました。惜しまれながら閉店した有楽町店を超える陳列棚、サービスの豊富さは圧巻!
先日行われた内覧会では外国語も多く飛び交い、海外メディアの注目度も高いことが窺えました! 地下1階から地上10階に及ぶ、店舗およびホテルの全容をご紹介します。
■栄養満点の食事が楽しめる「MUJI Diner(無印良品 食堂)」
地下1階の「MUJI Diner(無印良品 食堂)」は、「素の食」「楽しむ」「伝統」「おすそわけ」がテーマ。野菜を中心に、旬の魚介や肉料理、ジビエなどを使った料理を楽しむことができます。
店内は、レンガと古材で食品倉庫をイメージしているそう。魚介や肉などのショーケースが目を惹くオープンキッチンは活気にあふれ、気分が盛り上がります。
ガラス張りの「豆腐工房」では、調理している姿を直接見られる楽しみも! 店内で供されるお豆腐は、すべてこちらの工房で手作りされているそうです。
旬の野菜を、お腹いっぱい食べたいという声から生まれたサラダカウンターには、さまざまな野菜が彩りよく並びます。産直野菜を選り好みせずに仕入れるため、色んな大きさや表情の美味しい野菜と出会うことができます。
食事のメニューは、時間帯に合わせてバラエティー豊富にラインナップ。朝の時間帯(7:30~11:00)は「1日のはじまりに、体を整える」がテーマ。作りたての豆乳がゆ、おにぎりとみそ汁、トースト・スクランブルエッグなどが500円で提供されます。
昼(11:00~17:00)は、毎朝小田原の漁港から届く鮮魚を日替わり定食でいただけます。また、夜(17:00~22:00)に提供されるのは、冷製の小皿料理や季節の焼き物、肉や魚の大皿料理など、素材や鮮度に目を配ったメニュー。あたたかな団らんのような雰囲気がゆっくりと楽しめます。
■マルシェやベーカリー、ブレンドティー工房も新登場
1階では、冷凍食品やレトルトカレー、お菓子など、無印良品の食品シリーズを購入することができます。有楽町店に比べて、暮らしの基本となる商品が拡大されており、天井までびっしりと並ぶ陳列棚が壮観です。
「マルシェ(青果売場)」も登場し、旬の食材がボリューム展開されています。信頼できる生産者から毎日届く旬の果物は、仕事中や旅行中の栄養補給、おやつ代わりにも良さそう! 新たに設置されたジューススタンドでは、季節のフルーツや野菜を使ったフレッシュジュースの販売もされています(Sサイズ350円、Mサイズ480円)。
「ベーカリー」では朝7:30から、焼きたてのパンを購入できます。パン職人が早朝から仕込みを始め、開店までに焼き上げるそう。焼き上がり時間を知らせる黒板があるので、ぜひ焼きたてを狙いたいところ!
ふわふわのロールパン、季節の素材のサンドイッチ、本和香糖を使ったクリームパンなど、ベーシックながら種類豊富なパンがラインナップされています。
1階の奥に設置されている「ブレンドティー工房」も要チェック! 32種類のオリジナルレシピから、シーンや気分に合わせて選んだ茶葉を、その場でブレンドしてもらえます。
まずは「リフレッシュ」「リラックス」「おやすみ前に」「お食事と」からシーンを選択し、「有機緑茶」「有機ほうじ茶」「有機ルイボスティー」から茶葉をチョイス。さらに、好みの香りや味わいを32種類の番号から選べば、オリジナルブレンドティーの出来上がり!
ギフト缶は、ダルマや水引き、「TEA FOR YOU」「ありがとう」などのスタンプを押して、お好みのデザインにすることができます。お土産やプレゼントにぴったりです。
また、こちらの「おみやげ巾着」と「おみやげ缶」も「無印良品 銀座」ならではの新しい商品です。巾着や缶に詰まっているのは、無印良品のなかでも人気の高い、「チョコがけいちご」や「あられ」など。
「おみやげ巾着」には、銀座を中心とした東京MAPがプリントされたものと、ダルマや折り鶴、梅の花などがプリントされたものと2種類のデザインがあります。
「おみやげ缶」は、お菓子の他にもランチャームに入った醤油など種類豊富なラインナップ。東京土産や旅のおともにいかがですか?
■ファッションアイテムや文房具も圧倒的なボリューム陳列
2階は婦人ウェア、紳士ウェア、バッグ、靴、3Fは靴下・インナーウェア、ヘルス&ビューティー、文房具・オフィス用品、自転車、旅行用品といった売場展開となっています。暮らしの基本となる商品が、旗艦店ならではの圧倒的なボリューム感で陳列されています。
4階ではリビングルーム、キッチン・テーブル用品、こども服・マタニティなどが展開されています。「Found MUJI」では、無印良品が探し見つけ出した世界中の「よいもの」を、現代の生活に合わせて改良し、適正な価格で再生された逸品と出会えます。
「デザイン工房」では、大人でも普段使いできる刺繍や、本の修理、オーダー写真集を作れるサービスが提供されています。シャツやバッグにお気に入りの刺繍を施してみてはいかがですか?
また、古今東西から、長く読み継がれてきた5000冊の「食」「絵本」「文庫」「洋書」の名書が集められた「MUJI BOOKS」が展開されており、古本を買うこともできます。
5階では、ベッドルーム、収納、家電・照明、掃除・洗濯用品が売場展開されています。「MUJI SUPPORT」では、収納の相談やオーダー家具・施工の相談など、インテリアアドバイザーのサービスを受けることもできます。
■アトリエやサロン、レストランでデザイン文化や日本の風土を楽しむ
6階にある「ATELIER MUJI GINZA」は、2つの「Gallery」や語らいの場からなる、無印良品の複合的なデザイン文化の発信基地です。1年間、共通のテーマで常設展示を行う「Gallery1」と、3か月ごとに展示内容を入れ替える「Galeery2」で、豊かなデザイン文化に触れることができます。
また、「ATELIER MUJI GINZA Salon」では、お酒を片手にくつろいだ時間を提供。デザインにまつわる交流が楽しめる場所となっています。樹齢400年の楠によるカウンターで、スタンダードカクテルを堪能できます。
6階、「MUJI HOTEL」のフロント奥では、和食レストラン「WA」が展開されています。日本各地で受け継がれてきた食の知恵を、旬の素材をたっぷりと使ったおばんざいで味わうことができます。
テーブル席の壁には、古い船の廃材となった鉄板が使用されています。新しいものでは生み出せない力強さが演出され、古きと新しきが融合する銀座の地を感じられる空間です。
提供される食事は、「春の恵み卵とじ」(940円)や、「飛騨コシヒカリ羽釜炊き」(880円)、「とり天」(1,050円)、「お魚のおぜん」(1,600円)など。日本各地で食べ続けられているふるさとの味を、3か月ごとに地域を変えながら、実際に現地に足を運んで探してメニュー化していくとのこと。食を通して豊かな日本の風土を楽しめます。
※ 価格は税込み価格です
■泊まれる無印良品「MUJI HOTEL」
旅の日常を食と眠りで整え、銀座の文化に深く親しむための宿、「MUJI HOTEL GINZA」。6階にフロントを構え、7~10階が客室となっています。フロント背面の壁には、100年以上前に東京を走っていた路面電車の敷石を再利用。時間が作りだす風合いの豊かさを楽しめます。
ホテル内は、「アンチゴージャス、アンチチープ」をコンセプトに、旅先であってもいつもの生活の延長という感覚で、心地よく過ごせる空間が広がっています。客室は9タイプ、全79室。
こちらはタイプCの客室で、いちばん部屋数が多く44室あります。小上がりになっている部分にベッドスペースが配置されています。
(ベッドタイプ:ダブル、最大収容人数2名、料金:29,900円)
タイプEは、奥に畳の小上がりが広がる客室。ベッドは布団のイメージでより畳に近い高さで眠れるよう、無印良品の「洗えるマットレス」が使用されています。
(ベッドタイプ:ツイン、最大収容人数:3名、料金:36,900円 ※3名の場合+5,000円)
タイプGはベッドが2段になっている客室です。壁一面の本棚には、“花鳥風月”をテーマに選書された書籍が並んでいます。ファミリーでの利用をイメージしたそう。
(ベッドタイプ:2段ベッド、最大収容人数:3名、料金:29,900円 ※3名の場合+5,000円)
タイプIは、1室だけの一番大きな客室です。ゆったりと座れる広いソファと、奥の畳スペースが特長的。
畳スペースは、ゆっくりと本を読んでくつろげるようなしつらえになっています。浴室にはヒバの木のバスタブも備えられており、木のぬくもりや心地よい香りに包まれます。
(ベッドタイプ:ツイン、最大収容人数:4名、料金:55,900円 ※3名の場合+5,000円、4名の場合+10,000円)
客室に備えられているアメニティや雑貨などの多くは無印良品の商品です。一晩使ってしっかり考えたあとに、自宅用に店舗で購入することができる仕組み。世界旗艦店「無印良品 銀座」、その上階に位置する「MUJI HOTEL GINZA」だからこそ体験できる楽しみ方です。
※ 客室料金は1部屋1泊あたりの価格(税込)です
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無印良品 銀座/MUJI HOTEL
- 住所 東京都中央区銀座3-3-5
電話番号
[無印良品 銀座]03-3538-1311
[MUJI HOTEL] 03-3538-6101
営業時間:B1「MUJI Diner」7:30~22:00(L.O.21:30)、1F~6F 10:00~21:00
編集・ライター歴トータル17年以上。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWEB戦略コンサルティングも行う。そのため、日本グルメの新商品やトレンドのキャッチアップが早く、LIVE JAPANでは幅広い年齢層や国籍の方にわかりやすく伝えている。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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