
東京で本物の刀を使える機会は滅多にない。しかし、本物を使った抜刀術が「HiSUi TOKYO」で体験できる。
日本に来た頃から武術をいつか体験したいと思っていたが、時間があまりなく、毎週練習する時間もなさそうだったから何度もその機会を逃していた。この抜刀体験は、ようやく訪れた良い機会だ。
見かけ以上に難しい

そもそも抜刀は、侍が戦う時のためのもの。絶体絶命のシチュエーションで重要視される。しかし、刀を振り回しているだけと先入観を持っている人が多いはず。
第一印象では、試し斬りはあまり難しくなさそうに見えるかもしれないが、それは大きな間違い。足と背中の位置、刀の構え方と、どれも完璧でないと藁を斬ることはできない。
体験前にインターネットの指導ビデオを見ていたが、そこに映し出されていたのは、あまりにも美しい一刀両断。道場に入る時、緊張したのも当然だ。
まずは先生に挨拶

本日の指導者は、海渡翠壽(すいじゅ)先生。英語はあまり話せないが、英語の補足が必要な場合、施設スタッフが通訳してくれるから安心。
まずは練習のため、模擬刀で指導してくれた。それはもちろん、安全のためだ。
基本の構え

まずは準備運動。その次に、立ち方の指導を受けた。右足を前に、ひざを90度曲げ、左足は左の外側に向けて後ろに。そのまま、背中はまっすぐ。
その姿勢を崩さぬまま、次のレッスン。指示に従い、刀を抜いて、まっすぐに刀を構えた。これを「正眼の構え」と言う。この構えをしている時、刃先は敵の首に向かっている状態だ。
では、刀の握り方は?まず、右手で握ることを学ばなければならない。右手は鍔の近く、左手は右の下で構える。
実際に模擬刀を振ってみる

次は「上段の構え」の練習。上段は刀を振りかざす動きで、海渡先生が私に見せるように、一連の流れを教えてくれた。刀を抜き、正眼の構え、上段の構えと、二人で何度も動きを繰り返した。
私は左利きのため、刀の握り方に違和感があった。その不慣れな感じは、先生の指示により、練習するとどんどん消えていった。何回か素振りをした後、もっと難しい「袈裟斬り」に挑戦した。袈裟斬りとは、右上から左下に向かって斜めに斬ることをいう。
真剣を使って試し斬り

練習後、いよいよ本物の刀で体験。中心の一点だけを見つめて、斬った後も他の所を見てはいけないと、先生は言った。
最初の一振りはやはり失敗。正確に斬ることはできなかった。先生曰く、斬る場所だけではなく、角度も考えなければならないとのこと。次の一刀は見事成功して、とてもきれいな切り込みができた。1回目と2回目とでは、その違いは明白だ。
体験後、試し切りの難しさがよく理解できた。完璧な一刀のため抜刀術を何年も練習している人への敬意は、今回の体験でより深くなった。私も満足できる一刀を振るために、またここへ戻ってきたい。
体験方法
HiSUi TOKYOは東京の中心にあり、銀座駅から非常に近い。短期旅行者なら体験プランがおすすめで、茶道、抜刀、書道、和装の中、日本の伝統的な芸術を4種類まで体験できる。1人当たり1万円からで、20名まで予約可能。予約は電話またはメールで受け付けている。
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HiSUi TOKYO
- 住所 4-3-13, Ginza, Chuo-ku, Tokyo, 104-0061, Japan
2011年から日本に在住し、東京の足立区に住みながらジャーナリストとして活動しているQuentin Weinsantoです。日本の見どころや、興味深い話題をお届けできたらと思います。
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