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明治から昭和にかけて、文明開化の影響で西洋化が進んだ日本。ことに隆盛を極めた商店が集中していた日本橋や銀座界隈は、それを意欲的に取り入れて流行の発信地となった。純粋な洋食だと思っていたお馴染みのあれもこれも、実はメイドインジャパンなのだ。
元祖のカツレツとオムライスをオーダー
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創業は1895年。日本の洋食店の草分け的存在として、親子代々のファンが多い人気店。店舗は1964年に建てられたもので、非常に趣があり銀座の象徴となっている。店内も開店当初「ハイカラ」と言われた雰囲気のままだ。煉瓦亭=カツレツの元祖として知られているが、じつはオムライスの元祖でもある。その「元祖ポークカツレツ」は、ボリューム満点のサイズ感と共に、外はさっくり中しっとりでお味も大満足。オムライスと同様に忘れられない味になるはずだ。
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煉瓦亭
- 住所 3-5-16, Ginza, Chuo-ku, Tokyo, 104-0061, Japan
「千葉さんのカツカレー」をご指名あれ
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揚げたカツをカレーに乗せた「カツカレー」の元祖として有名な銀座スイス。その店の看板メニューでもあるカツカレーは、1948年に読売巨人軍で活躍し、常連でもあった野球選手の千葉茂さんが、「カレーライスにトンカツを乗せて欲しい」とリクエストしたことから誕生。サクサクのカツレツと深みのある味わいのカレーをMIXしたまさに至れり尽くせりのこの一品は、昔も今も変わらぬ味で、愛され続けている。今では日本全国に広がったこのメニュー、日本に来たならぜひとも本家で味わってみたいものだ。
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銀座スイス 銀座本店
- 住所 3-5-16, Ginza, Chuo-ku, Tokyo, 104-0061, Japan
ヒレカツサンドはテイクアウトもOK
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1927年に銀座で初のとんかつ専門店として誕生。創業者は、それまで1枚に開いてから揚げていたヒレカツを、一口サイズにして揚げた「ひと口カツ」やトンカツに合う「中農ソース」を考案。その後も特製スープを使用したタレをかけた「カツ丼」や「ヒレカツサンド」など次々とヒットメニューを生み出し、梅林の名を日本国中に広めていった。なかでも今回おすすめの「ヒレカツサンド」は、自慢のソースがふかふかパンに程よく染み込み、絶妙のコンビネーション。こちらはテイクアウトもできる。
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銀座梅林本店
- 住所 7-8-1, Ginza, Chuo-ku, Tokyo, 104-0061, Japan
昭和初期のスイーツは今も愛される味
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1894年、銀座で初のお汁粉屋が開店。それが若松だ。現在看板メニューとなっているあんみつは、1930年に誕生。当時まだ甘いものがごちそうだった時代に、常連のお客さんからの「もっと甘いものが食べたい!」という要望に応えて2代目店主の森半次郎さんが生み出した。みつ豆に自家製のこしあんを乗せ、さらに甘い黒蜜をかけたこのメニューは、あっという間に評判が広がって大人気に。今も昔と同じ場所で営業する、粋な店構えのお店で味わうこの味は、また格別だ。写真は「元祖あんみつ」。
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銀座若松
- 住所 Koa Bld.1F, 5-8-20, Ginza, Chuo-ku, Tokyo, 104-0061, Japan
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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