HOME 東京・東京周辺 東京 浅草 $10 Food Challenge!浅草で食べるべき名物グルメ 4選
$10 Food Challenge!浅草で食べるべき名物グルメ 4選

$10 Food Challenge!浅草で食べるべき名物グルメ 4選

公開日: 2023/10/05

2022年頃から原料費や物流費、人件費などの高騰で、様々なものが値上げラッシュの日本。日本に住んでいる人たちにとってはなかなか厳しいお財布事情ですが、逆に海外からの観光客の中には、円安であるこの時期はうれしいタイミングである方も多いと思います。

また値上げしていると言っても、欧米の物価、特に外食費を比べれば、安くておいしいものがたくさん食べられるのが日本のグルメ。マクドナルドのビックマックの価格を比べてみても、欧米や韓国、タイ、シンガポールといった諸外国に比べれば、かなりお得な値段設定ではないでしょうか?

そこで、今回は人気観光地「浅草」で、$10(日本円で約1,400円)で食べられるおすすめのグルメを紹介します。テイクアウトやおやつにぴったりのものからしっかりした食事まで、最近日本で話題になっているお店や老舗として長く愛されているお店など浅草ならではのはずせないグルメが満載です。

※ 情報、価格は2023年9月取材時のものです。現在の価格表示と異なる場合があります。

パフェ級!抹茶クレープ専門店「寿清庵」の抹茶ティラミスクレープ

パフェ級!抹茶クレープ専門店「寿清庵」の抹茶ティラミスクレープ

日本で味わいたいものといえば、やはり抹茶スイーツ。なかでも「寿清庵(ことぶきせいあん)」は、めずらしい抹茶クレープの専門店です。

お店は少し奥まった路地にありますが、この看板が目印。テイクアウトのみです。

メニューは、八坂:抹茶ティラミスのクレープ、円町:クリームブリュレの抹茶クレープ宇治チョコクランチの入った抹茶クレープ祇園:きな粉とみたらし団子と抹茶のクレープの全4種類で、価格は950円(税込)です。

今回はお店一番人気の「八坂」をチョイス。
明治から続く京都・宇治茶の問屋「桑原善助商店」の上質な抹茶を使ったこだわりのクレープ生地に、抹茶ティラミス、黒豆、抹茶パウダーをたっぷりかけて仕上げていきます。

ビターで風味が豊かな抹茶パウダーとマスカルポーネチーズクリームの相性が絶妙。クレープの生地はしっとり&もっちり。酸味のきいたレモンジュレがアクセントになっていて最後まで飽きのこない味わいです。甘すぎず、かといって苦すぎず、スイーツ好きや甘党でなくても、きっと1個はペロリと食べられてしまいます。

地下鉄・浅草駅からは徒歩10分ほど、浅草寺からは徒歩3分ほどで花やしきは目と鼻の先。路地裏の少し穴場的な立地ですが、浅草観光中の立ち寄りにはとても便利な場所にあります。取材時にはトレンドに敏感な日本の学生や若者たちがひっきりなしに訪れていたので、注目度×味×写真映えはお墨付きです。

  • 寿清庵(ことぶきせいあん)
    • 住所 〒111-0032 東京都台東区浅草2-7−21
    • ・営業時間…12:00~17:00
      ・定休日…不定休

本格的な和牛グルメがワンコイン!「浅草コロッケ くろげ」の雷門チーズメンチカツ

本格的な和牛グルメがワンコイン!「浅草コロッケ くろげ」の雷門チーズメンチカツ

多くの外国人が母国でも食べたことがあるにもかかわらず「まったくの別物!」と日本に来てそのおいしさに驚くのが「牛肉」、とくに「和牛(Wagyu)」です。

日本でも高級でぜいたく品の和牛ですが、そんな和牛をリーズナブルなワンコイン=500円で手軽に味わえるのが「浅草コロッケ くろげ 浅草雷門店」の雷門チーズメンチカツです。揚げたてアツアツを店頭で販売しています。

米沢牛と国産牛、国産豚肉で合挽きしたお肉の中にはたっぷりののびるチーズが入っています。熱々のメンチカツを割ってみれば、この通り!中からチーズと肉汁があふれ出てきます。サクッとした衣の先に、お肉とチーズが口いっぱいに広がって、幸せな気持ちになります。

ビールもワンコイン500円で販売していて、両方買っても1000円。一緒に食べれば、この最高の組み合わせで満足度も倍増するはずです。

映え必須のビジュアルと、本格和牛のおいしさからSNSでも話題のチーズメンチカツ。売り切れ次第終了なので、早めの購入がおすすめです。仲見世通りの1本横の道で浅草の雷門から入ってすぐなので、浅草散策スタートの腹ごしらえにぴったりです。

  • 浅草コロッケ くろげ 浅草雷門店
    • 住所 〒111-0032 東京都台東区浅草1-20-2
    • 電話 090-4884-2789
    • ・営業時間…10:00~21:00
      ・定休日…無休

厳選された食材とプロの技が光る日本のソウルフード!東京で一番古いおにぎり店「おにぎり浅草 宿六」

厳選された食材とプロの技が光る日本のソウルフード!東京で一番古いおにぎり店「おにぎり浅草 宿六」

日本のソウルフードと言えば、欠かせないのがおにぎりとお味噌汁。せっかく浅草に来たなら、ホンモノのおにぎりを味わうべく訪れてほしいのが、東京でもっとも古く歴史ある老舗の「おにぎり浅草 宿六(やどろく)」です。

お店としてこれまで特別な広告などは打ち出していないそうですが、言わずと知れた人気店。「ミシュランガイド東京2019」でビブグルマンに選ばれ、欧米圏の旅行者にとってのバイブル的トラベルガイド「Lonely Planet」に掲載されたことから、外国人にもその名は広まっています。

メニューは、梅、さけ、昆布といった定番の具材から、あみの佃煮、山ごぼう、しらす、紅生姜などのめずらしいラインナップもあります。お昼のセットでは、好きなおにぎり2個に豆腐の味噌汁、たくあんが付いて814円~(※320円以上のおにぎりは差額分を追加)、おにぎり3個の場合は1100円~と$10以内でしっかり食べられます。

一番人気のメニューは「さけ」、いくらや紅生姜も外国の方には人気なのだそう。大きな釜で炊いたお米の真ん中に、たっぷりの具材が加えられていきます。

無駄な動きがなく、優しく包み込むように握る手さばきが見られるのはカウンターの醍醐味。店主が目の前で握った“握りたて”はひと味もふた味も違います。

テーブルに出てきた瞬間から海苔の風味が広がり、立っているところはパリっと、お米に巻かれている部分はしっとりと、できたてならではの食感が楽しめます。ひと口頬張るとまずはご飯、そしてゴロっと入った具材を追いかけるようにふた口目。海苔もお米も具材も、すべて厳選された素材で、バランスが考えられているのはもちろん、手に持っても崩れず、食べると自然とほどけていくように握られたおにぎりは、家庭では再現できないプロならではの技。赤味噌の味噌汁も、おにぎりとの相性ぴったりです。

英語メニューもあるので安心して注文できます。店構えと店内は和食割烹や寿司店のようで、日本らしい雰囲気。日本人にとっておにぎりが大切な食文化であることが伝わってくるはずです。カウンターからショーケースに並んだ具材を見ながら選ぶのも、貴重な体験として味わえます。

  • おにぎり浅草宿六
    • 住所 〒111-0032 東京都台東区浅草3-9-10
    • 電話 03-3874-1615
    • ・営業時間…昼の部11:30~/夜の部17:00~
      ・定休日…昼:日曜/夜:火曜、水曜、日曜

口コミサイトの浅草No.1店!価格以上の味、ホスピタリティの「浅草名代らーめん 与ろゐ屋」

口コミサイトの浅草No.1店!価格以上の味、ホスピタリティの「浅草名代らーめん 与ろゐ屋」

らーめん発祥の地といわれる浅草で30年以上、日本のラーメンへの強い想いを持って唯一無二の味を提供し続けているのが、与ろゐ屋(読みは、『よろいや』)。旅行口コミサイト「TripAdvisor」の浅草レストラン部門で1位にもなっている名店です(2023年9月現在)。

ラーメンそのもののルーツは中国ですが、日本のラーメンは独自の進化を遂げており、もはや日本を代表するグルメのひとつ。そのためお店では、あえてひらがなで「らーめん」と表記しています。与ろゐ屋のらーめんは、さっぱりとした醤油ベースのスープに、細いちぢれ麺、香りのいいゆずを加えて仕上げた和風らーめんです。

中でも特に、外国人の菜食志向の方に味わってほしいのが「ヴィーガンらーめん」です。
外国人グループのお客様にベジタリアンの方がいると、いつも何も食べられずにいる様子を見て「せっかくみんなで来ているのだから、食事も一緒に楽しんでほしい」と思ったことがきっかけだったという店主。材料は植物性のものだけ、かつ和食のテイストも味わえる、ベジタリアンの方でも食べられるらーめんが誕生したのだそうです。

こちらがそんなホスピタリティから生まれた「ヴィーガンらーめん」。白菜、玉ねぎ、干ししいたけ、昆布、人参で丁寧に出汁を取ったスープに細いちぢれ麺。具材は、タケノコ、ニンジン、サツマイモ、三つ葉、豆腐と、日本の食卓で馴染みのあるものばかりです。

野菜の旨味がたっぷりでありながら、とても優しくマイルドな味わい。野菜ベースなので、罪悪感なく食べられるのがいいところです。ベジタリアンでなくても、選びたい一品ではないでしょうか。チャーシューの代わりともいえる豆腐がしっかり存在感があるので、食べごたえもばっちりです。

近年はヴィーガン&ベジタリアン対応のメニューがある飲食店が増えてきましたが、欧米に比べればまだ少ない日本。そんな中、すでに10年ほど前からヴィーガンらーめんを始めていた与ろゐ屋は、まさにパイオニア的な存在です。手間ひまかけた特別な一品が1,100円という価格も嬉しいポイントではないでしょうか。英語メニューをはじめ、多言語でのパンフレット(接客もOK)もあるので安心です。

  • 浅草名代らーめん 与ろゐ屋
    • 住所 〒111-0032 東京都台東区浅草1-36-7
    • 電話 03-3845-4618
    • ・営業時間…11:00~21:00 (L.O/20:30)
      ・定休日…年中無休

浅草は安くて美味しい日本グルメの宝庫!

浅草は、歴史と流行が入り混じった新旧の文化が根付いた独特の魅力がある場所。まさに今話題の新しいものから長く愛されている味まで集まっており、今&昔、両方の日本の食文化が感じられるでしょう。$10という予算で手軽なスナックやスイーツのような軽めのメニューから食事メニューまで、十分味わうことができます。ぜひ浅草で、安くて美味しい、日本ならではのグルメを堪能してくださいね。

※価格、情報は2023年9月取材時点のものです。

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Written by:
島田みゆ
島田みゆ

旅ライター×海外ツアーコンダクター。社会人向け教育コンテンツの企画開発・編集担当として11年従事。プライベートでは学生時代から旅に魅了され、これまで世界約50カ国150都市以上をめぐってきた大の旅好き。世界中、日本中のグルメを味わい、自然を感じ、世界遺産や歴史的建築を見て、温泉めぐりをするのが生きがい。そんな旅好きが高じて、会社員から旅ライター×海外添乗員へと転身。現在は、年間100日以上海外を飛び回りながら、旅ライターとしても活動。旅の楽しさ、日本の魅力、世界の多様な価値観をより多くの人に広めるべく、インバウンドの添乗や旅ライターの取材等で、日本各地を訪れて情報発信をしている。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

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