新店舗の店名は「くら寿司 浅草ROX店」。つくばエクスプレス「浅草」駅から徒歩1分の場所にある浅草ROXの4階に入店しています。最大の特徴は、観光（Sightseeing）と食事（Eating）が同時に体験できる「サイトイーティング（SightEating）」をコンセプトにしていること。

店内で1皿100円～の回転寿司が食べられるのはもちろん、併設の縁日コーナーで「射的」や「輪投げ」などが楽しめます。また店内には浮世絵や提灯などが飾られており、日本の江戸時代のような「和」をイメージさせる空間を演出。食事スペースにもこだわり、白木を使用したフラットなテーブルや、畳を使用した椅子を採用しています。

外国人でも簡単に回転寿司が楽しめるよう、店内では外国語対応ができるスタッフが一目で分かるプレートを明示しています。

そのほか、注文用のタッチパネルは英語、繁体字、韓国語、日本語の4カ国語に対応。世界104言語に対応したAI機能付き音声翻訳機「Langogo Genesis」も導入していて、外国人向けに円滑な接客ができる体制を整えています。

さらに「くら寿司 浅草ROX店」では、「自動案内システム」と「自動会計」も導入。自動案内システムは店頭のタッチパネルを操作し、チェックイン。空席状況に合わせて、自動で座席をご案内するもの。

3月以降に導入予定の自動会計は、座席ごとに取り付けられたカメラとお皿についたQRコードを活用しAIで管理する仕組み。取ったお皿の分だけ、自動で枚数をカウント。座席で精算を待つことなく、そのままレジに向かうことができます。スマートフォンを使い事前予約やタッチパネル代わりに注文できる「スマホdeくら」と合わせて利用することもできます。

くら寿司では「くら寿司 浅草ROX店」のオープンを記念して、国内の数店舗、計1万皿限定で28日まで「祝の華海老」（税込110円）を提供しています。

くら寿司ではこのたび、世界で“くら寿司ブランド”に対する認知の統一化をはかるべく、ロゴを刷新。ユニクロや楽天グループのクリエイティブディレクションで知られる佐藤可士和氏デザインの新ロゴを「くら寿司 浅草ROX店」で初導入しています。

「くら寿司 浅草ROX店」では店内装飾の提灯や食器類、スタッフのユニフォームにも新ロゴが使用されていて、今後日本の各店舗、および海外（アメリカ、台湾）でも共通してこのロゴを使用していく予定だそうです。

くら寿司では2020年を「第二の創業期」と位置付け、今後国内のみならず、海外進出を加速していく方針とのこと。2020年は訪日外国人観光客数のさらなる増加が見込まれることから、あらためて回転寿司のすばらしさを日本のみならず海外にも広める改革として、国内有数の観光地である浅草にグローバル旗艦店を開店したそうです。

外国人には「高級なイメージ」がある日本のお寿司ですが、「くら寿司 浅草ROX店」は江戸の大衆食文化であり、安くて美味しい日本古来のファーストフードであるお寿司本来の魅力が感じられる、「人に伝えたくなる」店舗になれば、としています。