秋葉原に足を踏み入れた瞬間、そこは別世界と気付かされる。ネオンライトがいたる所に点在し、街中には音楽が鳴り響き、観光客から地元の人々まで最新の流行の電化製品やオタクグッズを買い求める多くの人々で日夜ごった返す。秋葉原駅を出ればすぐにゲームセンターや、家電量販店、カフェ、レストランなど個性的な店がたくさん目に飛び込んでくる。

なかでも注目のスポットは、秋葉原ラジオ会館。電化製品やアニメ関連の多くのグッズが一堂に集う店で、ゲームセンターSEGAが隣接しているところも見逃せない。

そのほか、最新のゲームやアニメのフィギュアを手に入れたい方にはコトブキヤ秋葉原館。レトロなテレビゲームや関連グッズを求める方にはスーパーポテト。併せて電化製品をお求めの方には都内最大級の家電量販店、レストランも備えた9つのフロアからなるヨドバシカメラもある。秋葉原流カフェを体験したいなら、Mai:lish、@home cafe、Maidreaminなどのメイドカフェがおすすめだ。

東京都内だけでも数多くの美術館が存在するが、そのいくつかは秋葉原周辺にもある。まずは秋葉原駅またはお茶の水駅から程近い、おりがみ会館。ここでは様々な折り紙の折り方を何と無料で体験できる。また、お茶の水駅の近くには、嘗ての日本と諸外国との歴史を肌で感じることのできる明治大学博物館もある。

また、秋葉原にはアーツ千代田3331と呼ばれるアートギャラリーがある。ここでは展覧会だけでなくワークショップや講演会なども開かれている。なお、3331とは江戸期から伝わる日本文化で感謝を示すための拍手を行う儀式から因んでいるとのことだ。

秋葉原と言うとお寺や神社を思い浮かべにくいかもしれないが、その周辺には幾つかの有名なお寺および神社が点在する。まずは、アニメや日本の伝統的な雰囲気の融合した空気感を味わえる神田明神。多くのユニークなお祭りが開催されることでも知られ、ビジネスマンからオタクまで幅広い層に親しまれている。

1600年代の建立から今日まで愛されるお寺・湯島聖堂ま見逃せない。この周辺に当時の幕府運営の学校があったとされることから現代の日本教育の原点ともされる。また、お寺や神社とは異なるが、日本初のビザンティン様式の大聖堂・ニコライ堂も一度訪れる価値のあるスポットと言えよう。