![[MOVIE] 日光の魅力を感じる旅 ~外国人おすすめスポット&日本人が語る!日光の伝統文化~](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/00/02/a0002068/img/basic/a0002068_main.jpg?20181108114129&q=80)
歴史的な建造物や四季折々の美しい自然、伝統工芸や風情を感じる街並みなど、見どころいっぱいの日光。浅草駅から東武日光駅までは「特急スペーシア」を使えば、最速で1時間50分というアクセスも抜群で、東京を訪れる外国人観光客にも人気の観光地だ。今回はそんな日光のなかでも、特に外国人から見たおすすめスポットと日本人がおすすめしたい伝統的なスポットの両面から、日光の魅力を紹介しよう。
外国人おすすめスポット1)日光金谷ホテル




東武日光駅から車で10分ほどの「日光金谷ホテル」は、1873年の創業以来、多くの国内外の要人に愛され続けている日本でもっとも古いクラシックリゾートホテルである。今もなお開業当時の趣を残し、建物の一部は、国の登録有形文化財にも登録されている。歴史と格式が感じられ、日本と西洋の文化が融合した古典的な雰囲気を楽しむことができると、外国人に人気だ。
また、見逃せないのが「百年ライスカレー」2100円(サービス料、税込み)。2003年に金谷ホテルの蔵の中から発見された大正時代のレシピを再現して作られたもので、マイルドな甘さと辛さが絶妙にマッチした奥深い味は、ここでしか味わえない。
外国人おすすめスポット2)憾満ヶ淵(かんまんがふち)




憾満ヶ淵は、男体山(なんたいさん)から噴出した溶岩でできためずらしい地形と、そこを荒々しく流れる大谷川の景観が美しい名勝地だ。周辺にある、約70体の地蔵が一列に並んでいる「並び地蔵(または、化け地蔵)」は圧巻。静かで自然豊かな憾満ヶ淵では、ぜひ川の流れや木々の音を楽しみながら散策を楽しんでほしい。自ずと心が穏やかになる、まさに癒しのスポット。
外国人からは「これぞ日本の景色で素晴らしいね。」「地蔵は初めてみたけれど、とても素晴らしいわね」と、日本ならではの風情と景色が魅力的な場所である。
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憾満ヶ淵
- 住所 〒321-1415 栃木県日光市日光
- 電話 0288-22-1525
外国人おすすめスポット3)神橋



神橋は、日光山の入り口にある二荒山神社の建造物で、大谷川にかかる木造朱塗りの美しい橋である。古くは奈良時代から、神聖な橋として尊ばれており、現在では日本三大奇橋の1つとして、また世界遺産にも登録されている。下に流れる清流の美しさ、そして鮮やかな赤い橋と自然との調和は素晴らしく、その景観美は写真スポットとしても欠かせない。
「水が素晴らしくきれいで、景色もとても美しかったわ」「橋を渡ると幸運をもたらしてくれる、と聞きました」など、神聖なエネルギーが感じられる場所として、外国人からも注目されている。
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神橋
- 住所 〒321-1401 栃木県日光市上鉢石町
- 電話 0288-22-1525
外国人おすすめスポット4)華厳の滝(けごんのたき)




中禅寺湖周辺にあり、多くの滝がある日光のなかでも最も有名なものが「華厳の滝」。日本三大名瀑の一つでもある。なんといっても、すごいのはその迫力。中禅寺湖から流れる水が、高さ97メートルの崖から一気に落下し、爆音を上げる様子には圧倒されてしまう。エレベーターで観爆台まで降りれば、その様子をより間近に楽しむこともできる。新緑、紅葉、雪景色など、季節ごとの美しい景色がみられるところも、外国人観光客から人気のポイントだ。
日本人が語る!日光の伝統文化スポット1)日光一筆龍 髙瀬



「日光一筆龍 髙瀬」は、一筆で描き上げる龍画。初代龍祥(りゅうしょう)が中国の師匠からその技法を学び、1954年に日光東照宮の表参道で龍画を描き上げたことから始まり、日光独特の文化として根付いている。また昔から、龍は守護神として、魔除けや厄除け、招福などの象徴とされてきた。
この一筆龍は、龍の色、表情、形は一枚一枚すべて異なり、二つと同じものがない。「自分に合った龍を、実際に見て感じて、選んで欲しい」という強い想いから、通販などはやっておらず、店舗でしか購入することができない。
「この龍を見ると力がわいてきたり、心の支えになる。そんなものであって欲しいと、心込めて描いています」という三代目髙瀬龍正(たかせりゅうしょう)さん。
小さなサイズは5000円(額縁なし、税込み)~、大きなものは10000円~数万円のものまであるが、持ち歩きができる名刺サイズのカード(1500円、税込み)やポストカード(1500円、税込み)などは手頃で外国人観光客にも人気だという。髙瀬さんの言葉どおり、何か強いパワーが感じられる一筆龍。きっと「自分だけの龍」が見つかるはず。
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日光一筆龍 髙瀬
- 住所 〒321-1404 栃木県日光市御幸町 577
- 電話 0288-25-6467
日本人が語る!日光の伝統文化スポット2)日光湯波



「西の京都、東の日光」といわれるほど、ゆばで有名な日光。ゆばの原料である大豆は、僧侶たちの貴重なタンパク源として、昔から重宝されていた。日光には多くの寺社仏閣があり、さらにゆばづくりに欠かせない水、特に山からくるきれいでおいしい地下水が豊富にあったことから、ゆばの食文化が根付いたといわれている。
京都のゆばは、容器の端から引き上げ、一枚の葉っぱのように薄く仕上がるため、漢字で「湯の葉」と書く。一方、日光のゆばは、真ん中から引き上げるため折り重なって厚みがあり、波のようなヒダができることから「湯の波」と書く。京都のものと比べると、肉厚で味も濃厚なのが特徴だ。
なかでも、揚巻ゆばは地元では定番の一品。「日本の伝統ある食文化、特にこの日光ならでは大豆の風味が存分に楽しめる湯波を、楽しんでいってもらいたいです」という日光ゆば製造の狐塚(こづか)さん。
日光ゆば製造では、手作りゆばの製造過程を見ることができる工場見学と、出来立てのゆばの引き上げ体験、試食が無料でできる(要予約)。隣には直売所も隣接しており、様々な種類の湯波が入った手作りのゆば汁(100円、税込み)や、揚巻ゆば(1000円、税抜)、さしみ湯波(870円、税抜)なども購入できる。
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日光ゆば製造
- 住所 〒321-2344 栃木県日光市猪倉 3589−6
- 電話 0288-26-4890
0120-26-4890(フリーダイヤル)
日本人が語る!日光の伝統文化スポット3)日光彫


日光彫は、江戸幕府の三代目将軍・徳川家光の時代頃に、日光東照宮の装飾のための全国から彫り師が集まって彫刻をしたというのがルーツだという。日光彫の技法にはさまざまなものがあるが、いずれの彫り方にも「ヒッカキ」という独特の彫刻刀を使っている。これにより、彫りが深く、力強さが感じられるのが特徴だ。ボタンやニッコウキスゲといった、植物のモチーフが多く使われるのも日光彫ならでは。
「うちは原材料から扱っているので、沸騰したお湯を入れても塗料は剥がれませんし、害がなく安全なんですよ」と語るのは、創業1931年の五十嵐漆器4代目・五十嵐輝吉さんだ。昔はたくさんあった日光彫のお店も、現在では4軒ほどに減少してしまったという。長きにわたって続くこうした貴重な伝統工芸は、ぜひこれからも未来へ継承していきたい。
五十嵐漆器店オリジナルの世界遺産「神橋」の印鑑入れ(2000円、税抜き)や箸置き(300円、税抜き)はお土産にもおすすめ。また、五十嵐漆器では、日光彫の体験(料金:1200円、所要時間:1~1時間半)で、世界にひとつだけのオリジナル作品を作ることもできる。一度体験してみてはどうだろうか。
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五十嵐漆器店
- 住所 〒321-1406 栃木県日光市松原町 17-7
- 電話 0288-54-1599
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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