
東京・池袋から電車で約20分、埼玉県の西川口駅。ここ数年、本格的な中国料理店が続々とオープンし、チャイナタウン化していると話題です。そんな「新中華街」を、中国の“食の都”広州出身の秦(シン)さんと初上陸!話題のお店を訪れる食べ歩きツアーを敢行しました。
前編に続いて訪れたのは、今話題のタピオカドリンク店に、お客さんもスタッフさんも中国人ばかりの東北田舎鍋店。西川口にどんなディープな世界が広がっているのか、早速スタートです!
看板もチラシも中国語だらけ

東京在住2年の秦さん、西川口に来るのは初めて。西口を出るとすぐ中国語だらけの中華料理店が立ち並び、驚きを隠せません。そのうちの一店舗に貼ってあるチラシを見て、思わず立ち止まります。

「『三黄鸡』は上海の地鶏で、中国内では有名なブランドです。蒸し鶏にしてよく食べられています。日本で三黄鸡を食べられるお店があるなんて……びっくりです!」
ここまで目立つように中国人向けに中国語でPRしているのなら、味もきっと本格的に違いありません。

ディープな中華料理店へ向かう途中、「タピオカ専門店」の看板を発見。チャイナタウンにあるタピオカドリンク、期待できそうです。行ってみましょう!
チーズティーもある!内装がかわいいタピオカドリンクチェーン店「新時沏(シンジキ)」

「新時沏(シンジキ)」は中国内で展開するタピオカドリンクチェーン店で、西川口店は日本1号店。さっきまで赤や黄色の派手派手しい看板に囲まれていたせいか、ここは本当に西川口?と疑いたくなるような、かわいらしい店内が新鮮です。しかし秦さんが言うに、「これも中国らしい店」だそう。
「中国のカフェは今、かわいい内装のお店ばかりです。中国人は日本人以上に自撮りが大好きですから、自撮り映えするお店じゃないと流行りません。金色の装飾も、金が好きな中国人らしいです」

秦さん、注文したドリンクを飲む前にワンショット。今座っているソファもSNS映えしそう。

今回注文したのは、一番人気の「黒糖タピオカミルク」(680円・税込/写真右)、新商品の「桃チーズ」(680円・税込/写真左)。日本でもブレイク間近なチーズティーも、ベリーチーズ、マンゴーチーズ、烏龍チーズなど豊富な種類から注文できます。さて、味はどうですか?

「おいしい!!桃の果肉が入っていて、想像以上に桃の味が濃いですね。チーズと混ぜるとクリーミーになって、また違う味わいになります。何より、黄金のタピオカがしっかりもちもちしていて、本格的!これは絶対に流行りますね」
秦さんのべた褒めが止まりません! デザートタイムを過ごすのにぴったりなお店です。
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新時沏(シンジキ)
- 住所 〒332-0021 埼玉県川口市西川口1丁目3-14
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最寄駅
JR西川口駅
- 電話 048-278-4723
西川口の名物?巨大鍋を使った東北農家鍋が食べられる「滕記鉄鍋炖」

タピオカドリンク店で満足した後、メインディッシュとなる中国料理店へ到着。「滕記鉄鍋炖(とうきてつなべとん)」は、中国東北地方伝統の農家鍋が食べられるお店です。秦さんも初体験とのことで、中国人にとってもレアな料理のようです。


店内はアットホームな雰囲気。お客さんは中国語を話す方ばかりなので、中国人が多そうです。
「野菜が吊るされていて、東北地方の農村部をイメージしていますね。ところどころにあるカラフルな花柄は、東北地方を代表するモチーフです。中国ではこの柄=東北地方という印象ですね」

まさに中国らしいカラフルな花柄は、椅子や仕切りのカーテンなど、店内のいたるところに使われています。店員さんの衣装も花柄が採用されています。かわいい。

今回は、数ある東北農家料理の中から、最も人気がある「東北農家鍋」(5180円・税込)を注文します。
東北農家鍋は、テーブルの真ん中にある巨大な鉄鍋を使い、店員さんが目の前で調理して作られます。食材は、スペアリブ、いんげん、とうもろこし、かぼちゃ、じゃがいも。農村部で採れる野菜中心です。


「春節(中国の旧正月)には、田舎の親戚が大きな鍋で料理してくれました。でもこれは、それ以上に本当に大きい……」と、秦さんも調理前から興味津々。

まず、あつあつに熱した鉄鍋に油をひき、ネギやニンニクを炒めたら、スペアリブを投入。味付けに醤油を足します。

肉に色がついたら、すべての野菜を一気に投入!湯気と熱気、じゅうじゅうと炒める音が凄まじいです。気がついたら近くのテーブルの中国人ご家族も、調理風景の写真を撮りに来ていました。

最後にスープを投入し、蓋をしてから10分煮込みます。
「店名にある鉄鍋炖の『炖(とん)』は、中国語で『少量の水で煮る』という意味。まさに今の状態です」

8分が経ち、蓋をあけると野菜はくたくたに煮込まれてめちゃくちゃおいしそう。しかし、ここからが東北農家鍋、最大の見どころ。店員さんが、丸く整えたとうもろこしのパンのもとを、鉄鍋に勢いよく叩きつけていきます。
下には煮込まれた鍋料理、上にはパン。鉄鍋がここまで深くて大きいのは、こうやって調理するためだったんですね……。パンがぐるりと焼き付けられたら、さらに7~8分ほど蓋をして蒸します。

蓋を開けると、先ほどのパンは黄色くふっくらと蒸しあがり、スープはほどよく水気が飛んで、食材に味がしっかりしみこんでいそう。食べる前からおいしいことが確定されている料理って、見ているだけで幸せな気分になります。

とうもろこしのパンも、カリカリに焼きあがりました。
「中国の東北地方は、ごはんを食べる文化ではありません。白米を食べるのは中国南部の文化なんです」と、秦さん。鍋に浸したり、具をのせたりして一緒に食べます。

小皿に分けてもらい、いざ実食。
「見てください!大きないんげん。日本のいんげんからは考えられないサイズですよね。大きい~!」
たしかにこのいんげん、秦さんの顔と同じくらいの長さ。こんな大きないんげんも、くたくたに煮込まれちゃっています。

「うわあ、骨付きのお肉、久しぶり!中国で食べる牛肉は骨付きのスペアリブが多かったから懐かしい。スープの味がしみこんでいて、本当においしいです。中国を思い出させてくれる味だから、中国のお客さんがたくさんいるのも納得です!」
秦さんが感激するスペアリブは、鉄鍋でよく煮込まれているからかやわらかくてジューシー。一口では食べられないほど大きくて、食べごたえがあります。

すると、突如BGMが激しい音楽に変わり、店員さんたちが店の中央に集まり始めました。どうやら1日2回、お昼とディナータイムにお客さんも交えたダンスタイムとのこと。ところで、ダンスタイムって……?
「中国ではここ数年、街中で踊る“広場ダンス”が流行っています。健康維持のほか、近所の人たちとの親睦が目的でもあるので、このお店のダンスタイムも、お客さんと店員さんたちと交流するためだと思います」

そうこうしていると、店員さんから扇子を渡されて、秦さんもダンスに参加することに。「東北の伝統的な踊りは学校で教わったけど……」と最初は尻込みしていましたが、慣れた手つきで扇子を振って、店員さんとダンスを披露。

秦さん、かなりサマになっていますよ!

ダンスタイムはあっという間に終わり、心身ともに大満足。もし、鍋を食べきれなかった場合、タッパー(110円・税込)に入れて持ち帰ることもできます。
タピオカから始まり、レアな東北農家鍋、そしてダンス体験もでき、想像を超える中国文化に触れられた西川口チャイナタウン巡り。
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滕記鉄鍋炖(2号店)
- 住所 〒332-0021 埼玉県川口市西川口1丁目24-2 B1
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最寄駅
JR西川口駅
- 電話 048-258-8888

「中国人にとっても驚きと発見があって、一日いても飽きない街です!」と秦さんも感激でした。あなたも西川口で気になるお店に飛び込んで、ディープな体験をしてみてくださいね!
旅行会社に勤める現役会社員の日本人ライター。大手ウェブサイトで編集者として従事した後、旅行会社に転職。そのため、旅行系・グルメ系のジャンルを得意とし、日本全国47都道府県で取材実績あり。旅行会社勤務だからこそ知れる秘境や絶景、旅の裏ワザを伝えながら日々取材に奔走している。
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