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ムーミンバレーパーク|楽しみ方からグルメ&お土産まで体験レポート

ムーミンバレーパーク|楽しみ方からグルメ&お土産まで体験レポート

更新日: 2024/11/20

埼玉県飯能市宮沢湖畔に2019年3月16日に誕生した「ムーミンバレーパーク」。ムーミンの物語の世界観を追体験できる日本初のムーミンのテーマパークとして、親子連れはもちろん、友達同士やカップルで訪れる人で賑わっています。実際にどんな楽しみ方ができるのか、人気スポットやアクセス、ぜったい食べたいグルメやおすすめ&人気のお土産とキッズスペースまで、LIVE JAPAN編集部による体験レポートでお届けします。

■自然豊かな湖畔に広がる「ムーミンバレーパーク」

■自然豊かな湖畔に広がる「ムーミンバレーパーク」

「ムーミンバレーパーク」は、都心からおよそ50km、埼玉県の南西部に位置する自然豊かな飯能市にオープンしました。電車では池袋駅から発着の西武池袋線「飯能駅」北口からバスで12分ほどと、アクセス良好な位置にあります。

主要駅からパークへ直行できるバスツアーも便利。東京駅発着の高速路線バスツアーでは、土日・休日のみ、ムーミンのイラストがかわいいラッピングバスに乗車できます。企画乗車券(バス往復+1デーパス)の料金は、大人5,700円/子ども3,000円。車内での動画上映や、メッツァビレッジで使えるクーポンブックの特典付きです。

また、新宿駅からは直行バスツアーも出ています。旅行代金(バス往復+1デーパス)は、大人12,500円/子ども12,500円。こちらはムーミンバレーパーク直行バス限定のWポケットクリアファイルと、車内での動画上映の特典付きです。

■いざ、ムーミンの物語の世界へ!「はじまりの入り江エリア」

■いざ、ムーミンの物語の世界へ!「はじまりの入り江エリア」

バスを降り、メッツァビレッジを抜けると、ムーミンバレーパークの入り口です。今回はLIVE JAPAN編集部のスタッフ・MさんとBさん2名が体験レポートします。

4種類の本が並ぶウェルカムゲートをくぐって、いざ物語の世界へ! 本の先には「はじまりの入り江エリア」が待っています。入園に必要なチケットは、同エリアにある当日チケット販売場所で購入できます。

*1デーパス料金(当日):大人4,300円、子ども1,300円、3歳以下無料

「はじまりの店」では、お土産にぴったりなグッズが販売されています。

入園する際にここでムーミンのぬいぐるみを購入して、園内の色んな場所で写真を撮って楽しむ人も多いのだとか。

今回は、体やバッグなどに付けられる「クリップ付きぬいぐるみ」と一緒に過ごすことにしました。ムーミン、リトルミイ、スナフキン……誰にしようか迷っている様子。

最終的にムーミンとリトルミイを選びました。クリップで挟むだけで持ち歩けるので、手がふさがらないのが嬉しいところ。

向かい側には、「レットゥラ ラウンジ」があります。ここではシナモンロールをはじめ、美味しいパンが購入できます。“冒険”の途中で疲れたときに、ふと戻ってゆっくり過ごせるラウンジです。

■ムーミンパパが作った「水浴び小屋」

■ムーミンパパが作った「水浴び小屋」

はじまりの入り江エリアからさらに進むと、「水浴び小屋」が見えてきました。ムーミンパパが作ったこの小屋で、夏の間にムーミンたちが泳いだり釣りをしたり休んだりします。冬は別の住人、トゥーティッキの住処になります。

小屋の中を覗いてみると、ムーミンの水着や浮き輪が置かれていました。冬になるとトゥーティッキ仕様に変わるのだとか。細部まで見逃せない世界観に、二人も釘付けです。

ここから「ムーミン谷エリア」に突入します。

■ムーミンバレーパークのシンボル「ムーミン屋敷」

■ムーミンバレーパークのシンボル「ムーミン屋敷」

ムーミンバレーパークのシンボル「ムーミン屋敷」は、ムーミンパパが自分で設計図を書いて自分で建てた理想の家。ムーミンの物語の世界観を堪能するには外せません。中に入ると、それぞれの部屋からムーミン一家の暮らしぶりが見えてきます。

地下室は貯蔵庫、1階はキッチンとダイニング、2階はリビングとムーミンパパ・ムーミンママの部屋、3階はムーミントロールの部屋とリトルミイの部屋とゲスト部屋、屋根裏にはムーミンパパが執筆を行う書斎があります。

ムーミンママの裁縫道具やムーミントロールのレントゲン写真なども展示されていて、ムーミン一家や仲間たちの存在をたっぷり感じられます。

ベランダにはムーミンたちが現れるので、一緒に記念撮影を撮って楽しむこともできます。

■ムーミンたちと一緒に踊ろう!「エンマの劇場」

■ムーミンたちと一緒に踊ろう!「エンマの劇場」

ムーミンの物語のエピソードの1つである、ムーミン谷が洪水に見舞われたときに流れてきた「エンマの劇場」では、ムーミントロールやリトルミイたちがリードする歌とダンスに参加できます。

ムーミンたちが踊り方を教えてくれるので、初めてでも大丈夫! 子どもから大人まで幅広く楽しめるショー「ダンス・ダンス・ウィズ・ムーミン」の上演時間は12:00~、15:30~各約15分間です。

劇場に隣接する「エンマの店」では、ムーミンバレーパークだけでしか見ることのできない、オリジナルショートムービーが流れている「ストーリーの扉」があります。「ストーリーの扉」は、「レットゥラ ラウンジ」や「水浴び小屋前」など園内の6ヶ所で見られます。

エンマの劇場の近くには、「アーケードゲーム」が楽しめる場所もあります。ハンマーで魚を飛ばして釣り上げるゲームや、彗星に見立ててボールを転がす“おさびし山チャレンジ”など、1回700円で体験できるゲームにチャレンジすると景品がゲットできます。

また、エンマの劇場近くには、テイクアウト専門のメニューが揃ったフードスタンドがあります。おすすめは「骨付きチキン」(650円)と、「ニョロニョロアイス(ミルク味)」(500円)です。

■ハラハラドキドキの体験が楽しめるシアターアトラクション

■ハラハラドキドキの体験が楽しめるシアターアトラクション

ムーミンの物語を追体験できる施設の1つ「海のオーケストラ号」は、“勇気”、“挑戦”、“友情”、“家族の絆”をテーマとした、体感モーフィングシアターです。

ムーミンの物語に登場する「海のオーケストラ号」に乗って、若き日のムーミンパパ、スナフキンのお父さんとなるヨクサル、スニフのお父さんとなるロッドユールたちと一緒に冒険を楽しむことができます。

所要時間15分で、光と風を体いっぱいに感じられるアトラクション。体感モーフィングによる空間演出は圧巻です。

また、「リトルミイのプレイスポット」では、いたずら好きな主人公・リトルミイが繰り広げる、コミカルなドタバタ劇がシアター型体験で楽しめます。

案内役のガイドとともに、リトルミイのたくらみにハラハラドキドキしながら、優しくあたたかみのあるクラシカルな映像でムーミンの物語の魅力に触れられます。

■ムーミンの物語の世界観と歴史を知れる「コケムスエリア」

■ムーミンの物語の世界観と歴史を知れる「コケムスエリア」

ムーミン屋敷とエンマの劇場に隣接する「コケムス」は、ムーミンの物語を体感できるフォトスポットも満載な展示施設です。入り口にあるムーミン像と一緒に記念撮影をする人もたくさんいます。

1階にはランチにおすすめの「ムーミン谷の食堂」とお土産を買うのにぴったりな「ムーミン谷の売店」、2階にはちょっと一休みするのにちょうどいい「ライブラリー カフェ」や「キッズスペース」があります。

2階と3階には、ムーミンの物語の世界観や歴史を学ぶのに最適な展示がたくさんありました。

フォトスポットも満載です。

フォトスポットも満載です。

映える角度を探りながら、スナフキンと一緒に撮影。ムーミンバレーパークを訪れた良い記念になりそうです。

トーベ・ヤンソンのムーミン絵本『それからどうなるの?』の世界に入り込める展示もありました。

各ページにあけた穴をくぐって物語が展開する絵本をそのまま体感できます。

ここにも写真映えするスポットが満載。ムーミンたちと一緒に、絵本の住人気分で記念撮影ができます。

コケムス内にはムーミン谷の模型も展示されています。模型はゆっくりと回転していて、ムーミン屋敷の内部が見える瞬間もあります。

■ランチにおすすめの「ムーミン谷の食堂」

■ランチにおすすめの「ムーミン谷の食堂」

ムーミンバレーパークで一番大きな飲食店が、コケムス1階にある「ムーミン谷の食堂」です。北欧を感じる親しみやすいメニューの数々にお腹も心も満たされること間違いなし!たっぷり学び遊んだ後は、ゆったりグルメを堪能しましょう。

こちらは「おさびし山のハヤシライス」1650円。ご飯を「ムーミン」に登場する岩山であるおさびし山にみたている、きのこの風味が食欲をそそる人気メニューです。

こちらはは「ヤーコブさんの空飛ぶシチュー)」1650円。北欧の家庭料理として有名な一メニューです。バナナやピーナッツの甘さとチリソースのピリ辛さ、意外な組み合わせがくせになる味です。

お子さんには「キッズプレート」1380円がおすすめです。ハンバーグやハッシュドポテト、パン、枝豆とコーンなど、人気メニューがセットになっています。

■ちょっと一息つきたいときは「ライブラリー カフェ」へ

■ちょっと一息つきたいときは「ライブラリー カフェ」へ

歩きまわってちょっと一息つきたいな、という時におすすめなのが、コケムス2階にある「ライブラリー カフェ」です。

ムーミンやフィンランドに関する約400冊の書籍を、自由に手に取って机で読むことができるほか、フィンランドの図書館のようにボードゲームも楽しめます。

店内では美味しいパンやオリジナルブレンドのコーヒーも販売されています。

カフェの奥へ進むと屋外スペースがあります。ムーミン屋敷を背にほっと一息。

コーヒーやココアには、「ムーミンマシュマロ」(350円)のトッピングを楽しんでも良さそう。

この日はスーベニアカップ付きの「プリン」(880円)や、「WINTER WONDERLAND」期間限定メニューの「つめたいあの子のタルト」(700円)をムーミンと一緒に楽しみました。

■キッズスペースや授乳室も完備

■キッズスペースや授乳室も完備

コケムス2階には、子どもと一緒に学べて遊べる「キッズスペース」があります。幼児向けの北欧風おもちゃやソフトブロック、絵本などが取り揃えられています。

また、コケムスエリアの入り口付近には授乳室もあります。

■緑の豊かさに触れられる「おさびし山エリア」

■緑の豊かさに触れられる「おさびし山エリア」

ムーミン谷エリアからさらに奥へ進むと、「おさびし山エリア」に到達します。

小説『ムーミン谷の仲間たち』にある“しずかなのが好きなヘムレンさん”のストーリーをモチーフにしたアスレチックが楽しめます。

こちらは、かつて遊園地で働いていたヘムレンさんが自ら遊園地を作ってしまったというエピソードをイメージして造られたツリーハウス。6歳~12歳向けです。

子どもは思いきり体を動かして、大人はのんびりと森林浴をするのが「おさびし山エリア」の楽しみ方です。

おさびし山エリアをさらに進むと、ムーミンバレーパークの最奥にあたり、「スナフキンのテント」があります。中を覗くと、積み上げられた箱とスナフキンのシルエットが見られます。

おさびし山エリアには『ムーミンパパ海へ行く』に登場する「灯台」もあります。ムーミン一家が移住した灯台の中を覗くと、ムーミン屋敷での生活が恋しくなったムーミンママが描いた絵が残されています。日が沈むと灯台に明かりが灯り、昼とはまた違った表情を楽しめます。

■種類が豊富&限定品も!お土産が買えるショップ

■種類が豊富&限定品も!お土産が買えるショップ

入園してすぐにある「はじまりの店」をはじめ、ムーミンバレーパーク内にはお土産が買えるスポットがたくさんあります。

「ポスティ」では、壁一面に様々なムーミン谷の仲間たちのポストカードが並び、手紙を書くのに便利な文房具も充実しています。

「ニブリングの店」では、ボールを転がしてビンゴを狙うアーケードを楽しむことができます。ゲームに成功すると、ニョロニョロのぬいぐるみがゲットできます。外れても参加証がもらえるので、ぜひ挑戦してみては?

「リトルミイの店」はリトルミイ専門店。ぬいぐるみ、雑貨、日用品など様々な種類のリトルミイグッズが販売されています。

ムーミンバレーパーク内で最も多くの数と種類のお土産を置いているのが、コケムス1階にある「ムーミン谷の売店」です。売り場面積・商品数は世界最大級となる同店は、お気に入りの品物と出会えるメインショップです。

■「ムーミン谷の売店」で買える人気&おすすめのお土産

■「ムーミン谷の売店」で買える人気&おすすめのお土産

ムーミンバレーパークでもとくに人気が高いのが「ぬいぐるみ ムーミントロール ナーバスフェイス」3,800円。「はじまりの店」でも購入できるので、入園時に買って園内で撮影する人も多いというアイテムです。

こちらもパークおすすめの「ハウス型キャニスター缶チョコインクッキー」2,000円。ムーミン屋敷をモチーフにした缶は、クッキーを食べ終わった後でも入れ物として使い続けられるのが嬉しいお土産です。

続いておすすめの人気商品が「ニョロニョログミ(6個)」1,500円。不動の人気を誇るニョロニョロの形をしたグミが、一体どんな食感なのか気になります。

こちらはLIVE JAPAN編集部Mさんおすすめの「キャラクター湯呑」各1,700円。キャラクター名がフィンランド語と日本語で刻まれています。「日本ならではの湯呑に、ムーミンをはじめとしたキャラクターがいっぱい刻印されているのがおすすめ」とMさん。

Bさんが選んだのは「ガラス瓶砂糖菓子(キャラメルラズベリーカシュー)」1,300円です。

個人的にキャラメルを使った何かが好きだというBさんですが、「ラズベリー味が付いているから、お昼に食べたミートボールのベリー系のソースを思い出せる。楽しい記憶を思い出すのに結びつきが良いかなと思った」とおすすめポイントを語ります。

湖畔の豊かな自然に囲まれたムーミンバレーパークでは、ムーミン一家やその仲間たちの存在を体じゅうで感じられました。体験レポートを終えた二人は、「アトラクションもグルメも何もかも良かった」「ロケーションも最高!」と大満足の感想に頷き合っていました。子どもから大人までそれぞれの楽しみで堪能できること間違いなしです。

©Moomin Characters™

※ 2022年3月取材時の情報を、2024年11月に一部更新しています。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

Written by:
地子給奈穂
地子給奈穂

編集・ライター歴トータル17年以上。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWEB戦略コンサルティングも行う。そのため、日本グルメの新商品やトレンドのキャッチアップが早く、LIVE JAPANでは幅広い年齢層や国籍の方にわかりやすく伝えている。

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