東京からの日帰りエリアでありながら、豊かな自然を満喫できる秩父。日本人はもちろん、近年は、「母国では見ることができない絶景を楽しめる!」と日本を訪れる外国人からの注目度も上がってきています。
たとえば、関東屈指のパワースポットである三峯神社、包み込むような山の紅葉、気象条件が揃って初めて姿をあらわす氷柱など、どれも珍しくて、写真映えも間違いなし!あたり一面が鮮やかな紅葉に染まる秋から、幻想的な景色が見られる冬にかけてのフォトジェニックな秩父を見つけてください。
しかも今回は、秩父を愛する地元カメラマンに聞いた、印象的な写真を撮るためのポイントもご紹介していきます。
秋の秩父は、心奪われる紅葉写真の宝庫
モミジが深い真紅に染まる、日本の紅葉。四方を山々に囲まれた秩父山地は、大迫力の紅葉の名所です。長瀞の川やSLと撮る紅葉や、黄色一色になる銀杏並木など、カラフルな秋の絶景が迎えてくれます。
素敵な紅葉写真攻略法①:水面の映り込みを利用して、写真をより鮮やかに!
豊かな自然に包まれる秩父の風景の中でも、紅葉の時期の川下りは特におすすめ。船頭さんや和船が昔ながらの日本の雰囲気なので、間違いなく「いいね!写真ポイント」です。
*シャッターポイント* 「長瀞の川は流れがほとんど無いのが特徴です。水面に和船や紅葉、岩畳などが綺麗に映るので、いい写真になると思います。快晴であれば、水面への映り込みもより鮮やかになるでしょう」
素敵な紅葉写真攻略法②:疾走するSLを、紅葉を背景に激写!
都心から一番近い蒸気機関車、秩父鉄道のSLパレオエクスプレスに乗って、車窓から紅葉を楽しむのがおすすめです。また、紅葉する山々を背景に疾走するSLを離れたところから撮るのにも、ぜひ挑戦してみてください。
*シャッターポイント* 「SLは運行日に1日1往復します。同じポイントでのシャッターチャンスは1日2回しかないので、運行日と撮影したいポイントの通過時刻を事前に確認しておきましょう」
素敵な紅葉写真攻略法③:カラフルすぎる三峯神社のお社は、思わず撮りたくなる美しさ
パワースポット、三峯神社へのお参りも秩父観光では外せません。極彩色の彫刻が施された拝殿や、神の使いとして親しまれている狼は、ぜひ撮影したい「いいね!写真ポイント」です。
*シャッターポイント* 「三峯神社には多くの方々が参拝に来られます。ゆっくり撮影したいのであれば、参拝客のピークを避け、①平日の②早朝または夕方がおすすめです。また、例年10月中旬~11月中旬に開催される奥秩父大滝紅葉まつりの期間中は、三峯神社がライトアップされ、より一層写真映えすること間違いなしです」
素敵な紅葉写真攻略法④:ラッキーカラーの黄色に包まれて自撮りも
紅葉は「赤」だけではありません。ミューズパークには「黄色」尽くしの写真も撮れる大規模なイチョウ並木があります。黄色のイチョウを眺めながら、園内全長約3kmのスカイロードを走るスカイトレインにも乗ってみましょう。
*シャッターポイント* 「スカイトレインを手前に、イチョウ並木を背景に撮影する構図がおすすめです。敷地内にはギリシャ神殿をイメージした建物や噴水広場などもあるので、それらと組み合わせてもいいでしょう。秋の秩父の澄んだ青空とイチョウの黄色のコントラストが最高の組み合わせです」
冬の秩父で、幻想的風景に出会う
ここ数年で誕生した新たな絶景スポットの氷柱、伝統的祭りの夜の冬花火など、冬の秩父ならではの魅力に触れてください。この時期だけ、ここ秩父だけのレアな体験が待っています。
幻想的な冬の写真攻略法①:氷柱は昼と夜で印象が変わるのが面白い
冬を楽しむ気分を盛り上げてくれる氷柱は、ここ数年で誕生した、秩父が誇る新たな絶景スポットです。まだあまり知られていない絶景を見に、 秩父三大氷柱(三十槌の氷柱、尾ノ内百景氷柱、あしがくぼの氷柱) をぜひ訪れてみてください。迫力ある氷柱は、またとない「いいね!写真ポイント」です。
*シャッターポイント* 「氷柱は昼と夜で全く違う表情を見せます。氷柱の自然の美しさを楽しみたいのであれば日中に、より幻想的な空間を楽しみたいのであれば夜のライトアップ時に訪れるのがおすすめです。氷柱が厚くなる1月下旬~2月上旬がベストシーズンです」
幻想的な冬の写真攻略法②:寒いけれどあたたかい写真が撮れそう
氷柱を見に行くのは寒い夜ですが、地元の人たちとの交流でほっこり。あしがくぼや尾ノ内では地元住民によるおもてなしサービスがあり、地元産の紅茶や甘酒など、温かい飲み物がふるまわれます(16時まで)。
*シャッターポイント* 「日本のおもてなしの心が秩父には息づいています。地域住民のおもてなしの心を感じながら、この珍しい景色の撮影をお楽しみください」
幻想的な冬の写真攻略法③:冬花火&伝統の祭りの夜景を美しく
ユネスコ無形文化遺産に登録され、300年以上続く秩父夜祭は、日本三大曳山祭りのひとつです。最大20トンもある豪華絢爛な山車(笠鉾、屋台)の姿と合わせて、12月3日には6500発もの花火が打ち上げられ、壮観。笠鉾、屋台と冬空の花火は「いいね!写真ポイント」です。
*シャッターポイント* 「山車と花火が一緒に映る写真が最高です。花火は19時半から22時まで上がりますので、それまでに撮影場所を決めておきましょう。たいへん混雑しますので、しっかり撮影したい場合は有料の桟敷席を取ることをおすすめします。夜の写真はブレやすいので、カメラを固定する器具を用意すると良いでしょう」
グルメに温泉・・・。秩父の魅力は絶景だけじゃない!
これまで、秩父エリアの素敵な自然をご紹介してきましたが、もちろん魅力はそれだけにとどまりません。グルメや温泉も欠かせない要素です。特にグルメは、ここでしか味わえない“ご当地グルメ”も存在し、その見た目のインパクトも十分!つい写真を撮りたくなる魅力たっぷりのグルメを楽しんでください。
グルメな秩父の写真攻略法①:わらじカツ丼はボリューム感を狙って
日本の伝統的な履物であるわらじのように大きなカツが丼の上にのっている、わらじカツ丼。お腹が空いたときに嬉しいボリュームと見た目のインパクトで話題性もあるので、ぜひ写真に撮っておきましょう。わらじカツは秩父盆地の中央にある小鹿野町の名物。町内にあるいくつかの店ごとにたれの味が違うので、じっくり味わってみるのがおすすめです。
グルメな秩父の写真攻略法②:豚みそ丼は食欲をそそる照り感が「いいね!」
味噌だれに漬けた豚肉を香ばしく焼き上げた豚みそ丼は、ごはんの上にも甘辛い醤油だれがたっぷり。たれの照り感も食欲をそそるポイントで、見ためにも美味しそうな写真が撮れるでしょう。豚みそ丼は秩父市内のお店から生まれた比較的新しいご当地グルメ。口コミでも人気が広がっています。
秋から冬にかけてのフォトジェニックな秩父の自然とグルメをご紹介してきました。東京から一番近い国立公園・奥秩父の自然、ユネスコ無形文化遺産の祭り、温泉、グルメなど、秩父には通年で楽しめる魅力が満載。「知らなかった日本」を発見できるスポットとして季節ごとに楽しめるから、きっとあなたもリピートしたくなるはずです。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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