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箱根に新スポット誕生! 早雲山駅リニューアルで展望テラスや足湯、巨大白ポストも

箱根に新スポット誕生! 早雲山駅リニューアルで展望テラスや足湯、巨大白ポストも

更新日: 2021/02/05

小田急箱根グループは7月9日、箱根登山ケーブルカーと箱根ロープウェイの乗換駅「早雲山」駅の全面リニューアルを完了。併用を開始しました。

ケーブルカーとしては日本初となる「昇降式ホーム柵」を乗降ホームに設置したほか、エスカレーターや多機能トイレを新設するなどバリアフリー化を推進。駅舎2階には展望テラスや足湯、海外にも郵便が送れる高さ4m以上の巨大白ポスト、ショップ、ラウンジなどがある新スポット「cu-mo箱根(クーモ箱根)」をオープンしました。

箱根観光に訪れる人の多くが利用する「早雲山」駅がどのように変わったのか、現地で見てきた様子を写真多めでお伝えします!

昇降式ホーム柵、多機能トイレ、授乳室、救護室などを新設

「早雲山」駅 新駅舎。延床面積は約4300平米、建物の高さは約17m
「早雲山」駅 新駅舎。延床面積は約4300平米、建物の高さは約17m

地下1階、地上2階からなる「早雲山」駅は、地下1階が箱根登山ケーブルカー乗り場、地上1階が箱根ロープウェイ・箱根登山ケーブルカー改札、コンコース、売店、地上2階が箱根ロープウェイ乗り場、「cu-mo箱根」(展望テラス、足湯、ショップなど)で構成されています。

地上1階
地上1階

乗り換えで人の出入りが多い駅のため、地上1階は入り口から向かって左右で乗降ルートを分離しているのが特徴。

箱根登山ケーブルカー改札
箱根登山ケーブルカー改札
乗降ルートを分離しています
乗降ルートを分離しています

車椅子の人でも利用しやすいよう、地下1階から地上2階にかけてエレベーター3基を増設、さらにエスカレーター4基を新設し、人の流れがスムーズに行くフロア構成としています。

地下1階の箱根登山ケーブルカー「早雲山」駅 乗車ホームには、ケーブルカー(鋼索線)では日本初となる昇降式ホーム柵(3本バー式)を導入、安全性を強化しました。

開く際には3本のバーが上がっていく仕組み
開く際には3本のバーが上がっていく仕組み
エレベーター近くの乗り場だけ水平で車椅子でも通りやすい設計となっています
エレベーター近くの乗り場だけ水平で車椅子でも通りやすい設計となっています

駅舎全体の新しい設備として、多機能トイレを2カ所設置。地上1階には救護室と授乳室も設置しています。男子トイレにもパウダールームを設置するなど、細かなリニューアルも行っています。

救護室
救護室
授乳室
授乳室
授乳室にはミルクが作れる給湯コーナーやオムツ用ゴミ箱もあります
授乳室にはミルクが作れる給湯コーナーやオムツ用ゴミ箱もあります

なお、「早雲山」駅は箱根大涌谷周辺の火山活動活発化を想定し、噴石対策も施されています。地上1階フロアは約300人ほど収容可能な一時避難場所として利用できるようになりました。

1階にはコインロッカーや自動販売機も設置されています
1階にはコインロッカーや自動販売機も設置されています

巨大ポスト、足湯、展望テラス、限定土産もある! 新スポット「cu-mo箱根」

2階には、箱根ロープウェイ乗り場に向かう導線上に新スポット「cu-mo箱根」がオープン。大きく(1)ショップエリア「cu-moショップ」、(2)展望&足湯エリア、(3)ラウンジエリアの3つに分かれています。

2階にいくと見えてくるのがラウンジエリア、左にショップエリア「cu-moショップ」、奥に展望&足湯エリアがあります
2階にいくと見えてくるのがラウンジエリア、左にショップエリア「cu-moショップ」、奥に展望&足湯エリアがあります

ショップエリア「cu-moショップ」には、同ショップで購入した専用ポストカードと切手で投函&海外にも郵送できる高さ4485mm(しあわせはこぶ)の真っ白でユニークなポストがあるほか、JTBパブリッシングの「るるぶキッチン」と共同開発したスイーツやドリンクを販売。人気メーカーとコラボした限定土産などを販売しています。

「cu-moショップ」。営業時間は9:00~17:30(フード&ドリンクは10:00~16:30)
「cu-moショップ」。営業時間は9:00~17:30(フード&ドリンクは10:00~16:30)
白い巨大ポスト。ショップで販売するオリジナルデザインのポストカード(下画像)と切手で投函すると、大涌谷の風景印を押して郵送できる(海外の場合は+10円)
白い巨大ポスト。ショップで販売するオリジナルデザインのポストカード(下画像)と切手で投函すると、大涌谷の風景印を押して郵送できる(海外の場合は+10円)
オリジナルデザインのポストカード(切手付きで200円)
オリジナルデザインのポストカード(切手付きで200円)

箱根登山電車や箱根ロープウェイのイラストが入った商品がたくさんありますので、自分用はもちろん、箱根土産にもおすすめです。

早雲山駅オリジナル商品「箱根ロープウェイクーピー」(サクラクレパスとのコラボ商品)1500円
早雲山駅オリジナル商品「箱根ロープウェイクーピー」(サクラクレパスとのコラボ商品)1500円
オリジナルフレーバーポップコーンや各種お菓子
オリジナルフレーバーポップコーンや各種お菓子
フード&ドリンクコーナー
フード&ドリンクコーナー
「cu-moショップ」で購入できるカスタードクリーム入りの「くもぱん」 1個250円(左)、食べるスムージー「ニューベル」 750円(右)
「cu-moショップ」で購入できるカスタードクリーム入りの「くもぱん」 1個250円(左)、食べるスムージー「ニューベル」 750円(右)
「早雲山プレミアムコーヒー」 ホット450円、アイス460円
「早雲山プレミアムコーヒー」 ホット450円、アイス460円

「cu-moショップ」では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で店内にアルコール消毒&レジ前のソーシャルディスタンスを呼びかけるポップを設置しているほか、セルフレジを導入、各種非接触決済(交通系電子マネーやQRコード決済も含む)に対応しています。

セルフレジ
セルフレジ

展望&足湯エリアは、その名の通り展望テラスや無料の足湯があります。展望テラスからは箱根外輪山や強羅の街並み、晴れていれば相模湾を一望できるほか、強羅温泉の源泉を使用した足湯が楽しめます。

展望テラスにある足湯とカウンターテーブル
展望テラスにある足湯とカウンターテーブル
展望テラス(開放時間 9:00~17:00)
展望テラス(開放時間 9:00~17:00)
足湯(利用時間 9:00~16:00)
足湯(利用時間 9:00~16:00)
展望デッキからの眺め(右奥に見えるのが相模湾)
展望デッキからの眺め(右奥に見えるのが相模湾)
展望デッキからの眺め(大文字焼とケーブルカー)
展望デッキからの眺め(大文字焼とケーブルカー)

屋内のラウンジエリアには、神奈川県産の無垢の木材使用したベンチがあり、雲を思わせるような可愛いクッションが設置されています。

ラウンジエリア
ラウンジエリア
少し弾力があるクッション
少し弾力があるクッション

エリア手前(エレベータ寄り)にはUSBポートが8口ある充電コーナーもあるなど、旅行者にはうれしいサービスも。

充電コーナーは蓄電池を使用しているので停電時でも利用できるそうです
充電コーナーは蓄電池を使用しているので停電時でも利用できるそうです

「箱根ゴールデンルート」復活に向けて

箱根は2019年10月の「令和元年東日本台風(台風19号)」被害により長期間運休している箱根登山鉄道「箱根湯本」駅~「強羅」駅間の運転が、7月23日(木・祝)に再開予定。1960年の箱根ロープウェイ全線開業により完成した観光ルート「箱根ゴールデンコース」の復活が期待されています。

今回リニューアルオープンした「早雲山」駅は、「箱根ゴールデンコース」の重要駅として位置付けられ、箱根を訪れる多くの観光客が利用するスポットです。今後は乗換だけでなく、「cu-mo箱根」の足湯やショップで箱根らしい非日常体験ができるスポットとして楽しめそうです。

※価格はすべて税込です
※新型コロナウイルスの影響により営業時間の変更や臨時休業の場合があります

  • 早雲山駅
    • 住所 神奈川県足柄下郡箱根町強羅
    • 展望テラス利用時間:9:00~17:00
      足湯利用時間:9:00~16:00
      cu―moショップ営業時間:9:00~17:30(フード&ドリンク10:00~16:30)
      ※初日のみ11:00オープン

Written by:

上口翔子

上口翔子

LIVE JAPAN編集部 日本語東京エリアの編集担当。IT系Webメディアの編集記者や地元の富士山エリアで事業を展開する企業の広報宣伝業務を経て、2016年ぐるなび入社。趣味は富士山の撮影と「ぬい撮り」。

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