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ホテルクラッド御殿場アウトレット「ホテルクラッド」は日帰り温泉付きで富士山が目の前!

ホテルクラッド御殿場アウトレット「ホテルクラッド」は日帰り温泉付きで富士山が目の前!

更新日: 2020/10/22

御殿場プレミアム・アウトレットの中に2019年12月15日、宿泊施設「HOTEL CLAD」(ホテルクラッド)と併設の日帰り温泉「木の花の湯」がオープンしました。

ロゴマークにも富士山をあしらっており、館内やお風呂といった随所から富士山が見える最高のロケーションにある本施設。一足先はやくオープン前に取材に入りましたので、その模様をご紹介します。

雄大な富士を心ゆくまで堪能できるホテル&温泉を満喫!

御殿場プレミアム・アウトレット内の小高い丘に新設された「HOTEL CLAD」と「木の花の湯」。宿泊者用の入り口と日帰り入浴用の入り口に分かれていますが、まずは「HOTEL CLAD」の全容からお伝えします。

ロビーに入ると目につくのは、やはりなんと言っても富士山! 大きく取られた窓より正面にそびえ立つ雄大な姿は、まさに感動の一言。ホテルの雰囲気は日本の伝統を感じる”和モダン”をテーマに木や石で構成されており、富士山のマグマが固まってできた玄武岩を使用。フロアの足元には富士山の地下水をモチーフにしたマットレスなどが敷かれています。

宿泊部屋はいくつかグレードがありますが、半数以上は「富士ビュー」の名の通り、部屋から富士山がよく見えます。高台にあるため、視界を遮るものもほとんどなく、富士山の裾野や御殿場の町並みまでくっきり。

まずホテルクラッドで最も象徴的とされる「富士ビューツインルーム」は、シンプルながら室内を広く利用できるよう、アメニティ類が壁掛で配管を利用したハンガーフックがあるなど、たくさんの工夫が盛り込まれています。部屋にはシャワーも設置されていますが、宿泊客は全員、併設の温泉「木の花の湯」で自由に入浴ができます。

富士山側とは反対側、森側にもツインルームは用意されており、こちらはリーズナブルな値段で利用できます。旅行のコストを抑えたい方や、富士山は他のフロアからでも見られる等々、部屋からの富士山にこだわらない方にはこちらのルームもオススメです。

続いて、ツインルーム2部屋分のスペースを利用した「富士ビューデラックスルーム」。全4室と数は少ないのですが、大きな窓からの富士山の景観や、ゆったりとしたリラックス空間、そして唯一の部屋内にバスタブ設置(しかも富士山がよく見える!)と、まさにデラックスな部屋になっています。

また森側となってしまいますが、「ダブルルーム」も用意があり、一人旅などの需要を見込んで、これまたかなりリーズナブルな値段で利用できます。

最後に客室で最も特徴的なのが、各部屋1つ、計3種の「コンセプトルーム」があり、御殿場プレミアム・アウトレット内にも出店している「BAYCREW’S GROUP」とコラボした、独自の世界観あふれる部屋があります。

1つ目が「ブルックリンルーム」。ブルックリン地区の古いロフトをリノベーションしたかのようなデザインがコンセプトで、格子状のガラスパーテーションやアイアン、レンガといった独特の雰囲気が楽しめます。

2つ目は「ファッションルーム」。その名の通り、アウトレットでショッピングした衣装に着替え、スタジオ風のスペースで撮影が行える部屋となっています。小道具やライト、大きな鏡なども備え付けられており、SNS映えにももってこいの部屋となっています。

ラストが「CLASSIC USA ROOM」で、深いグリーンを基調とし、レザーや無垢材で上品かつクラシカルな雰囲気を出しています。部屋の雰囲気も落ち着いていて、上品な休日を過ごしたい方などにオススメです。

なお、同ホテルは外国人観光客にも優しいサービスが満載で、英語対応のスタッフは常駐しています。また各部屋内にあるテレビでは、英語、中国語、韓国語の多言語対応したインフォメーションや観光案内を見ることができます。Wi-Fiも当然全フロア完備されていますので、日本旅行の拠点にも持ってこいではないでしょうか。

温泉に入りながら富士山が望める「木の花の湯」

続いては、ホテル併設の温浴施設であり、レストランもある「木の花の湯」をご紹介。こちらの施設は富士山に祀られている女神「木花咲耶姫」(このはなさくやひめ)に由来した名前を持っており、ロゴマークにも桜と富士山がモチーフとして用いられています。

入り口ロビーは日本の古民家風となっており、囲炉裏や箪笥といったオブジェが目を引きます。受け付けを済ませると館内で支払いをするためのリストバンドとタオル一式を渡されますので、そのまま2Fにある温泉へと向かいます。

お風呂は3種類の内湯と2つの露天風呂に分かれていますが、どちらからみてもこの絶景! どこからでも雄大な富士山を眺めることができる最高のお風呂となっています。

筆者一番のオススメは露天風呂の「立湯」。深くなっている部分に立つと、ちょうど正面に障害物もなく見事な富士山が来るため、一見の価値ありです。

露天風呂は先程の立湯のほかに、広々としたスペースのある「展望風呂」が。内湯は通常の「白湯」に加え、「炭酸風呂」と「座湯」があります。好みのお風呂に浸かりながら、ゆっくりと富士山を眺めましょう。

また男女共にドライサウナが設けられており、サウナからも見事な富士山を眺めることができます。さらに今話題のロウリュウサービス(熱したサウナストーンに水をかけ、大量に発生した水蒸気で熱波を浴びられるサービス)も定期的に実行するとのこと。サウナファンはこちらも要チェックとなっています。

露天風呂はすべて自家源泉の温泉となっており、美肌作りをサポートするメタケイ酸を豊富に含んだ「ナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩」風呂となっています。木花咲耶姫のような美肌を目的に入るのもいいかもしれません。

お風呂は大浴場のほかに、貸し切りの個室風呂も19室用意されています。1Fと3Fに分かれており、3Fの個室風呂からは富士山がくっきり。岩風呂や壺風呂、檜風呂に切り石と、お風呂の種類も部屋によって違うので、目当てのお風呂を予約するようにしましょう。こちらも露天風呂と同じくすべて自家源泉を引いていますので、お肌にもバッチリです。

お風呂から上がった後は、目の前の休憩スペース「休憩房」へ。「休憩房」では、畳でごろごろと寝転がれるスペースや箱のようなスペースに潜る場所、富士山がよく見える「見晴らしテラス」など、様々なスタイルで休憩ができます。100名ほどが入れる大きなスペースで、雑誌や漫画など2500冊のライブラリもご用意。なんと英語翻訳された「ONE PIECE」や「NARUTO」もありました! 仮眠を取りたい方には、「うたたね房」という照明を落としたスペースも完備されている完璧さです。

休憩房の付近には、生ビールや富士山サイダー、静岡のB級グルメである「三島コロッケ」や「あしたかつ」といったものまで売っている「木の花カフェ」、マッサージやボディケアが行えるスパ「体いやし処 夢がたり」があります。どちらも手軽な料金メニューとなっていますので、休憩時の一服や、お風呂ついでに全員マッサージなど受けてはいかがでしょうか。

約70種類のメニューが楽しめる食事処「ダイニング花衣」

最後にご紹介するのが、ホテルのレストランも兼ねている食事処「ダイニング花衣(はなごろも)」です。静岡の名産を使った各種御膳からうどん、そば、どんぶりといった定番メニュー、一品料理やデザートを含め、約70種類のメニューが昼夜共有で楽しめます。

中でも注目が、地元の食材やご当地グルメを食べたいという声に応えたメニューの数々。つなぎに山芋を使った「御厨(みくりや)そば」、富士山の溶岩石で牛肉を焼く「国産牛溶岩焼き」、御殿場P.Bio.Fuji 東富士養鶏場の濃厚な卵を使った「御殿たまごのだし巻き」、ユメカサゴの炭火焼きなど、ここでしか食べられないメニューが豊富です。

注文形式も普通に店員さんに声をかけて注文できるほか、備え付けのタブレットから手軽に注文もできます。メニューやタブレットの表示言語は英語切り替えも対応していますので、日本語が分からなくても大丈夫なのが嬉しいポイント。

宿泊客はもちろんのこと、昼用は日帰り入浴者も利用可能なレストランとなっています。宿泊客限定ではありますが、朝食ビュッフェを楽しむことも。また、フロアからは富士山はもちろんのこと、春には山桜も見られるそうです。

以上、「ホテルクラッド」と「木の花の湯」をご紹介しました。都内から高速バスで1時間半ほど、大人気観光地である富士山箱根からも近く、旅行の拠点にするもよし、御殿場プレミアム・アウトレットで買い物を楽しみがてら寄るのもよし。宿泊、日帰りどちらにも対応しているのも非常に嬉しい点です。

どこからでも雄大な富士が眺められるホテルクラッド&木の花の湯。旅行のプランに加えてみてはいかがでしょうか。

  • 「ホテルクラッド」「木の花の湯」
    • 住所 静岡県御殿場市深沢2839-1
    • 最寄駅 東名高速道路「御殿場IC」から約2km。東名高速道路「足柄スマートIC」から約4km
    • 電話 0550-81-0321
    • 営業時間:10:30~最終受付22:00(23:00終了予定)
      定休日:なし

Written by:

二城利月

二城利月

雑誌編集、Web編集と10年ほど編集者をした後、独立して現在はフリーランスの編集・ライター。釣りと旅行(特に温泉)が趣味だが、基本はインドアのオタク。

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