
成田国際空港へのアクセス、あなたなら何を利用しますか?電車だけではなく、最近はバスの利用者が急増しているんです。
成田国際空港と東京駅・銀座をつなぐ高速バス「THEアクセス成田」もそのひとつ。通称「1000円バス」と呼ばれている通り、片道なんとたったの1,000円という破格の乗車料と、質の高いサービスを実現していることで、常に満席状態の人気路線となっています。
THEアクセス成田を実際に利用して、外国人観光客にも人気となっている理由を大調査!予約の有無や時間なども、併せてご紹介します。
THEアクセス成田バスの特徴
THEアクセス成田とは、銀座駅・東京駅と、成田国際空港をつなぐバスのこと。乗車時間は1時間10分ほどで、第3ターミナル、第2ターミナル、第1ターミナルの順にたどり着きます。
THEアクセス成田の特徴は、なんといっても1,000円という安さ。他のバス会社や特急列車と比べても、半額ほどの料金です。
さらに、すべてのバスで自由席(20~30席程度)があるので、予約がいらないことも大きな特徴。もしも混んでいて乗れなくても、次の便は30分以内に到着するので、早めに行けば確実に乗車できます。
もちろん事前の予約も可能ですが、ウェブサイトの公式予約ページは現在日本語のみなので要注意です。
THEアクセス成田バスは早朝・深夜も運行!欠便になる可能性は?

THEアクセス成田は毎日142便、ピーク時には15分に1便の間隔で運行。成田国際空港行きの始発は5時半で、最終便は18時。東京方面行きの始発は7時25分で、最終便は22時45分です。
飛行機のピークに限らず、どの時間もまんべんなく利用者が多いので、到着したバスが座れそうなら迷わず利用するのがおすすめです。
バスは電車とは違い、道路事情によって運行状況が変わることが懸念点です。しかし、THEアクセス成田を運行するビィー・トランセグループによると、欠便や大幅な遅延をすることはほとんどなく、どうしても運行できないのは大雪で高速道路が不通になるときくらいだそう。
ただし、道路事情によって多少到着時間の前後することはありうるので、余裕をもって行きましょう。
THEアクセス成田は持ち込み制限あり

格安で運行しているTHEアクセス成田。手軽で安い分、持ち込める荷物に制限があります。
トランクは一人ひとつまで。手荷物やリュックサックなどは、車内の網棚か膝の上に。サーフボード、スキー用品、楽器、ゴルフバッグなど、大きな荷物の持ち込みは禁止されています。
THEアクセス成田で成田国際空港へ!体験レポート
それでは早速、THEアクセス成田を利用して、成田国際空港まで行きましょう!

出発は、始発となる銀座駅のバス停から。数寄屋橋交差点の交番から東京駅方面に少し歩くと、「Narita Airport」と書かれた青い看板がある屋根付きのバス停が見えます。
ベストを着たスタッフさんがいて、「予約しているかしていないか」を聞かれますので、もししていなければ列にそのまま並びます。予約をしていると、優先的に列の前に案内してくれます。

バスの前には発車15分くらい前から行列が。取材日は平日の10時でしたが、時間帯に関係なく、最近は銀座駅で満席状態になることも珍しくないのだとか。

バスが到着し、予約をしている方から順次車内に乗り込みます。スタッフさんがトランクの積み込みをしてくれます。

予約をしていない場合、乗るときに1,000円を支払います。ICカード(Suica・PASMO)で乗ることもできます。もしもこれらのカードを持っていれば、キャッシュレスで支払い可能です。

車内は全席自由席。空いている席で好きなところに座りましょう。大型バスの安定した走りで、走行中に大きな揺れを感じることは皆無。
バスの座席は隣の方と肩がぶつかるくらいの広さですが、天井が高く窓が大きいので、窮屈には感じません。快適な乗り心地に、うたた寝するお客さんもちらほら。

前のモニターに、英語、中国語(簡体字)、韓国語、日本語の4カ国で行き先と注意事項が流れています。ターミナルは間違えやすいのでチェックしておくと安心です。乗車中はシートベルトの着用が義務付けられています。

Free Wi-Fiがついている車両も。使える車両の場合、案内が座席に用意されています。また、バスの奥にお手洗いがあります。利用するときは揺れに注意しながら車内を移動してくださいね。


空港に向かう最中、東京スカイツリー(R)、東京ディズニーリゾート、東京湾と、東京や千葉の名所を見ることができます。シャッターチャンスは逃さずに!

静かなバスに揺られて高速道路を走ること1時間。あっという間に成田国際空港に到着です。他のお客さんにつられて、降りるターミナルを間違えないように気をつけて。到着後も、乗務員さんがトランクを出すサポートをしてくれました。
バスターミナルから空港の中に入れば、すぐに出発ロビーが。大きな荷物を持ってあちこち移動する必要なしです。

成田国際空港から東京方面も、バス停に直接行って乗ることができます。ただし、空港発は、予約ができません。第3ターミナルのバスチケットカウンターのみ、乗車時刻指定のチケットを買うことができます。
THEアクセス成田は、1,000円という圧倒的な安さだけではなく、快適なサービスが充実するバス。時間に余裕があってお得に移動したい方は、利用しない手はありませんよ!
※本記事は2019年7月公開時の情報です
旅行会社に勤める現役会社員の日本人ライター。大手ウェブサイトで編集者として従事した後、旅行会社に転職。そのため、旅行系・グルメ系のジャンルを得意とし、日本全国47都道府県で取材実績あり。旅行会社勤務だからこそ知れる秘境や絶景、旅の裏ワザを伝えながら日々取材に奔走している。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
この記事を読んだあなたにおすすめの施設
-
富士山・河口湖の自然を満喫するならグランピングがおすすめ!「HOSHIFULL DOME FUJI」で宿泊体験
by: 島田みゆ
-
洗練されたデザイン性と高い実用性を兼ね備えた、「キングセイコー」の魅力を徹底解剖
by: LIVE JAPAN編集部
-
1月10日にかけて日本の広範囲で大雪の予報:交通機関、宿泊施設など旅行時の注意事項
by: LIVE JAPAN編集部
-
【2025年最新】「チームラボプラネッツ」新エリアの見どころと魅力を徹底解説!自分で描いた絵を「アート」として体感しよう
by: 島田みゆ
-
自然と日本文化の融合を楽しむ2日間の長野市周辺ドライブ旅行
by: ひで
-
3COINSのデスク収納グッズがすごい!統一感のあるデザイン&実用性を兼ねそろえたアイテム6選
by: LIVE JAPAN編集部