世界各国から「日本のお米はおいしい」というイメージが定着してきている日本。その中でも日本トップクラスの米どころとして名を馳せているのが新潟県です。米のほかにも野菜、海産物などの食材に恵まれ、いつ行ってもおいしい食があなたを出迎えてくれることでしょう。さらに佐渡島や日本海の美しい夕日、雪山で楽しむスキーや温泉など、季節や地域によって異なる顔を見せてくれる県でもあります。そんな自然豊かな新潟へと向かう、空の玄関口「新潟空港」。今回は新潟空港内で楽しめるおすすめスポットを余すところなくご紹介します!
アジアからの入り口「新潟空港」
新潟県は日本海に面し、中国や韓国、ロシアとも近いことから、日本北部の空の玄関口として多くの外国人観光客が利用しています。ソウルや上海、台北、ハルビンなどアジア各地からの直行便も運航しており、新潟を経由して東京や大阪などの主要都市へと向かう人もいるのだとか。そのため、空港内には英語・中国語簡体字・中国語繁体字・韓国語などのパンフレットが多く設置されています。
そんな外国人観光客が新潟空港内で楽しめるスポットをご紹介!まずは、飛行機を見ることができる「見学・送迎デッキ」です。
飛行機の離発着が見られる、「見学・送迎デッキ」
最上階の4階では、飛行機が離発着する様子を見られる「見学・送迎デッキ」があります。エスカレーターで4階へ向かうと、デッキに向かう入り口が目に入ります。ゲートに直接料金(大人・税込100円)を投入し、デッキへ向かうと、2,500mの滑走路が目の前に広がります。あまりの広さに感動していると、息をつく間も無く着陸するための飛行機がやってきました!ガラスがない状態で飛行場を見ていると、飛行機が発する音もクリアに聞こえ、ガラス越しで見ているときよりも、間近に飛行機を感じることができます。
優雅に時間を過ごせる、「エアリアムラウンジ」
落ち着いた雰囲気の中で滑走路を一望できる有料ラウンジ。提携のゴールドカードと当日の航空券をお持ちの方は2時間無料で、ゴールドカードをお持ちでない方は2時間1080円(税込)での利用が可能です。ソフトドリンク各種のフリードリンクが用意され、新聞や雑誌の閲覧も可能。落ち着いた雰囲気の中で出発までの時間を過ごしたい方にはぴったりの場所です。
旅の思い出を振り返える、新潟空港内のフォトスポット
新潟空港内には、各所にフォトスポットがあります。佐渡島で体験できる「たらい舟」や日本舞踊や唄などでもてなす「新潟古町芸妓」、泳ぐ宝石とも呼ばれる「錦鯉」など、新潟県内の観光地に合わせて作られています。特にたらい舟のフォトスポットは大人気で、「佐渡でたらい舟を体験してきたから」と言って、写真を撮る外国人観光客も多いそう。旅した場所を写真に残せるのは、忘れられない思い出になりそうですね。
日本といえば、やっぱり寿司!「寿し かね清」
日本といえば、やっぱり寿司。3階のレストラン街の入り口にある「寿し かね清」は、1996年から外国人観光客を迎えてきた長い歴史を持つお店です。オススメは、「日本海の幸」(税込2,800円)。日本海とは、日本列島におけるアジア側の海を指す通称で、この海域で獲れる魚は白身魚が多いといわれています。時期によって異なりますが、主に新潟県内で獲れた魚を産地から直送しています。
メニューは日本語ですが、日本語が分からなければ、店の前にあるサンプルの寿司を指して注文しても良いそう。使用している米はもちろん、新潟県産。新潟の魚と新潟の米を使った、新潟尽くしの寿司をぜひ味わってみてください。
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寿し かね清
- 住所 新潟市東区松浜町3710 新潟空港ビル3F
- 電話 025-270-0051
営業時間:11:00〜19:00
定休日:年中無休
新潟ならではの蕎麦を空港で味わう「須坂屋そば」
もう一つ、新潟ならではの料理「へぎそば」を紹介しましょう。へぎそばとは、海藻の一種である布海苔(ふのり)が入ったそば。強い歯ごたえと滑らかな喉越しが特徴です。小さな器につゆ、その後ネギやわさびをお好みで入れたあとに一束の蕎麦をつけて食べるのが日本の蕎麦の食べ方。つゆと蕎麦が絡み合って、美味しく食べられますよ。
蕎麦のお供にえびと野菜の天ぷらが付いた「天ぷら盛り合わせ」を注文し、みんなでシェアするのも楽しそう。新潟に来たのであれば、ぜひ新潟の郷土料理へぎそばと日本料理天ぷらを一緒に楽しんでみてください。
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須坂屋そば
- 住所 新潟市東区松浜町3710 新潟空港ビル3F
- 電話 025-270-6588
営業時間:10:30〜19:30
定休日:年中無休
新潟県内の米、酒、海の幸、山の幸、銘菓、工芸品が集まる「アカシア」
お土産を買うなら、新潟県内各所のお土産が集まる「アカシア」へ。新潟にちなんだお菓子や工芸品、米、酒などが揃うお土産処です。今回は店長の保苅さんに外国人観光客にオススメのお土産品を聞いてきました!
まずは、「新潟 南蛮えび煎餅」(30枚入り・税込1,080円)。新潟県では、鮮やかな赤色を持つエビを南蛮エビとして親しんできました。その南蛮エビを頭から尾までまるごとすりおろして使用した一品。サクサクとした食感で、口いっぱいにエビの風味が広がります。
ヨーグルトを“飲むドリンク”にした、「ヤスダヨーグルト」(150g・税込120円)。搾りたて生乳を使用した当商品は、牛乳よりもカルシウムの吸収が良いのだとか!液体物なので国際線の機内には持ち込めないので、ここで買って飲んで行かれる方が多いそう。長旅の前にさっと飲んでカルシウムを摂取できるのは嬉しいですね。
新潟県はものづくりが盛んな地域でもあります。三条市にある諏訪田製作所で作られた爪切りは、切れ味の鋭さから国内外問わず大人気。爪への当たりは優しくも、鮮やかに切れてしまうその切れ味にファンが多いのだとか。「アカシア」では、税別5,000円のブラックを販売。日本に来た記念に、少し奮発して自分用のお土産を用意してみるのはいかがでしょうか。
他にも紹介し切れないくらい沢山のお土産品が並ぶ「アカシア」。旅の最後に色々な人の顔を思い浮かべながらお土産を選ぶのは、かけがえのない大切な旅のひとときになりそうですね。
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アカシア
- 住所 新潟市東区松浜町3710 新潟空港ビル2F
電話番号:025-275-2638(新潟空港ビルディングに繋がります)
営業時間:7:15~19:30
定休日:年中無休
長旅で疲れたら、マッサージで体をいたわろう「ほぐしの名人」
長旅に疲れたら、マッサージで体の疲れを癒したいところ。搭乗までのつかの間の時間にほっと一息つくのもオススメですよ。人気メニューは全身ほぐし60分・税込3,210円で、上・下半身バランス良く疲れがほぐれていくことを実感します。他にも空港店限定で、足ほぐし45分・税込3,300円といったメニューも。旅行中は足元が疲れるもの。集中的に疲れる箇所をほぐして次のフライトに備えるのも良さそうですね。
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ほぐしの名人
- 住所 新潟市東区松浜町3710 新潟空港ビル3F
- 電話 0120-915-491
営業時間:10:00~20:00
定休日:年中無休
新潟空港から新潟県内の観光地へ!オススメの行き方をご紹介!
新潟空港から、新潟駅はもちろん、佐渡汽船乗り場や月岡温泉、瀬波温泉、弥彦・岩室温泉へのライナーを用意。空港内の案内板に時間と乗り場の案内が提示されています。新潟駅までは片道410円のリムジンバスで約25分、佐渡汽船乗り場へは片道600円のライナーを使って約25分で到着します。他にも各温泉地へのライナーも用意。便によっては事前の予約が必要になるので、必要な際は新潟空港のHPから確認してみてください。
食もお土産も、存分に満喫できる「新潟空港」。これなら搭乗前に旅の思い出を振り返りながら、楽しいひとときを過ごせそうです。新潟に立ち寄ることがあれば、ぜひ空港内でたっぷり時間を設けて遊んでみてください。
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新潟空港
- 住所 新潟市東区松浜町3710 新潟空港ビル
- 電話 025-275-2633
定休日:年中無休
Text by:長谷川円香
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。