「かぐら」「みつまた」「田代」と3つのエリアがある「かぐらスキー場」。例年11月下旬から5月下旬にかけてと長い期間オープンしている、新潟県の「越後湯沢駅」から行けるスキー場です。初心者向けのコースはもちろん、コブや斜面といった上級者向けのコースなど、レパートリーが豊富なことも魅力。この記事を読んで広大なかぐらスキー場を効率よく回りましょう!
かぐらスキー場ってどんなところ?
かぐらスキー場は、初心者から上級者向けまで多彩なコースが楽しめるビッグゲレンデ。毎年滑りに行くようなコアなスキーヤーやスノーボーダーから人気が高いゲレンデです。標高が高いので春先の4〜5月まで滑走することができます。さらに、かぐらと苗場の間は日本最大級の長さを誇る「苗場ドラゴンドラ」を使って移動することも。雪原を望める空中散歩は一見の価値ありです。また、みつまたエリアにはそり遊びが楽しめるキッズエリアもあるので家族みんなで楽しめるスキー場ですよ!
スキー場に行くベストタイミングは?
2023-2024年の営業期間は、2023年11月23日(木・祝)~2024年05月19日(日) 。他のスキー場と比べて長い期間楽しめますが、最も積雪量が多くなるのは1〜3月頃。スキー客が落ち着いた4〜5月でも場所によってはパウダースキーを楽しめるのがかぐらスキー場の魅力です。
かぐらスキー場へのアクセス方法
東京からかぐらスキー場へは、車か新幹線&バスで。車で行く場合は、スノータイヤに変えてから行くようにしてくださいね。
●公共交通機関(新幹線、バス)で行く場合
東京駅から上越新幹線で「越後湯沢駅」まで(約1時間20分)。駅の東口から、かぐら・苗場急行バスまたは路線バスに乗車。みつまたステーションで20分ほど、田代ステーションで30分ほどです。路線バスの場合は、①番線の「三俣・田代・浅貝・西武クリスタル方面行き」に乗ってください。
●車で行く場合
みつまたステーション:関越自動車道月夜野I.C.から国道17号線で46km(東京駅から約2時間40分)
田代ステーション:関越自動車道月夜野I.C.から国道17号線で39km(東京駅から約2時間50分)
駐車場はみつまたステーションが1,200台、田代ステーションが800台とたくさん用意されています。スキー場オープン期間の土・休日および12月29日〜1月3日は有料(普通車1台1,000円)ですが、それ以外は基本無料です。
コース:レベル別で異なるおすすめエリア
かぐらスキー場のコースは、計32コース! 最長滑走距離は6,000m、総滑走距離は28,797mとかなりの広さです。ここからは初心者から中級者、上級者ごとのおすすめコースをご紹介します!
●初級者におすすめ
初心者におすすめのエリアはパークやちびっこゲレンデ等の楽しいアトラクションがある「みつまたエリア」と、美しい景観が魅力の「田代エリア」。「みつまたエリア」は、みつまたステーションからロープウェーに乗って山頂駅まで行き、そこから第1高速リフトに乗って降りてくるファミリーコース(距離1,082m)がおすすめです。「田代エリア」の場合は田代ステーションからロープウェーで山頂駅まで行き、らくらくコース(距離:499m)で肩慣らしをしてみてはいかがでしょうか?その後、距離を楽しみたいのか、斜度を中心に楽しみたいのかでコースを選ぶと楽しいですよ。
●中級者におすすめ
中級者の方は、パウダーやコブ、急斜面など何でもある「かぐらエリア」がおすすめ。「かぐらエリア」までは「みつまたエリア」からかぐらゴンドラに乗るといいでしょう。その後は、横幅が広い「かぐらメインゲレンデ」へ。最大斜度27度の坂を降りてくる1,512mのコースです。他にも、「田代エリア」のコブが連なるこぶこぶコースや山間部を抜けるかもしかコースもあるので、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
●上級者におすすめ
上級者も基本的には「かぐらエリア」がおすすめ。最も標高の高い1,845mから林の間を降りてくる「林間エキスパートコース」(距離:661m)、3月中旬〜5月上旬までモーグルバーンとなる「テクニカルコース」(距離:441m)などさまざまな種類があります。上級者の方は気分に合わせたコースに挑戦したり、苗場山五合目にある和田小屋で宿泊したりして広大なかぐらスキー場を満喫するのもおすすめです!
リフト券:かぐら・みつまた・田代エリアどこでも利用できるのが嬉しい!
かぐらスキー場のリフト券を購入すると、かぐら・みつまた・田代エリアどこでも利用可能です。かぐら・六日町・八海山の3スキー場で使えるお得なスキーシーズン券もあるので、他のスキー場含めて楽しみたい方は共通券を購入する方法もありますよ。
- ・1日券
- 大人(中学生以上)6,800円、子供(小学生以下)無料
※ドラゴンドラ乗車不可。リフト・ロープウェー・かぐらゴンドラ乗車は可能。
★冬季シーズン中、小学生以下全日無料(リフト券売り場で専用チケットを購入)
★SEIBU PRINCE CLUB会員になると、お得に楽しめます。
詳細はこちら
- ・Mt.Naeba1日券(苗場が追加された、苗場・かぐら・みつまた・田代エリアで有効のリフト券)
- 大人(中学生以上)8,000円、子供(小学生以下)無料
※ドラゴンドラ乗車可。
当日購入する場合は、田代ステーション、みつまたステーションのリフト券売り場で購入できます。
- ・苗場・かぐら・六日町 八海山スキーシーズン券
- シーズン中何度でも使える、スキーシーズン券
大人:99,900円、シニア:84,000円、中・高校生:64,000円
詳細はこちら
レンタル:セットとウェアを合わせたお得な金額も!
レンタルショップは、みつまたエリアと田代エリアにあります。どちらも駐車場内に更衣室とコインロッカーを完備。レンタルをしても安心して着替えられますね。また、みつまたステーションにはパウダー関連ギアの販売から、ファットスキーのレンタルも取り揃える大きなショップ「KAGURA POWDER STATION」もあるので、かぐらでお気に入りのギアを見つけることもできるかもしれません。
対応言語:日本語、英語、中国語
- ・オールセット(セット+ウェア)
- 1日 大人(中学生以上)9,500円、子供(小学生以下)7,500円
- ・セット
- 1日 大人(中学生以上)5,000円、子供(小学生以下)4,000円
- ・ウェア
- 1日 大人(中学生以上)4,500円、子供(小学生以下)3,500
スキースクール:レベル別・中国語対応・コブ特化。特徴的なスクールの数々
かぐらスキー場でのスクールは、初心者から上級者まで多種多様。初心者から、パウダー・コブなどレベル別に教えてくれるものまで計7つのスクールがあります。今回は特徴的な3種類のスクールをご紹介します。
●初心者から上級者まで学べるスキースクール
初心者から、パウダー・コブまで豊富なレッスンが魅力。「かぐらスキースクール」(10歳〜OK!半日5,000円〜)と「田代スキー・スノーボードスクール」(6歳までの幼児レッスンあり!1時間9,000円)、「みつまたスノーボードスクール」(2時間4,500円)の3種類あるので、エリアによって入るスクールを選ぶことができます(※2023年10月現在、開校予定だが、価格など詳細は未定)。
対応言語:日本語、英語
●コブに特化したスクール
中級・上級者向けにコブに特化したスクールも。「AKKY SKI SCHOOL」と「LEE SKI SCHOOL」があり、どちらもレベル別でレッスンを行なってくれます(※2023年10月現在、開校予定だが、価格など詳細は未定)。
料金:AKKY SKI SCHOOL半日6,500円〜、LEE SKI SCHOOL 4時間8,500円
対応言語:日本語、英語
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アクティビティ:ソリで遊べる「ちびっこゲレンデかぐら」も!
かぐらスキー場には子ども向けのアクティビティもあるので、家族連れで楽しめます。みつまたエリアにある「ちびっ子ゲレンデ」は、ソリで遊べるスペース! 3歳以下のスキー場デビューのお子さんでも雪の楽しさを体感できます。
レストラン:異なる雰囲気のレストランが計7ヶ所!
それぞれのエリアに特徴的なレストランが計7ヶ所点在しています。数あるレストランの中からお気に入りのお店を探してみてくださいね。
●田代エリア
北欧ムードたっぷりの「レストラン アルム」。田代ステーションの目の前にあり、苗場スキー場からは滑走しない人でも利用できるお店です。カレーライスや天丼、きのこ汁など身体が温まるメニューが用意されています。もうひとつおすすめしたい洋食レストランは、田代湖のほとりにある「レストラン アリエスカ」。ロッジ風の建物で落ち着いた雰囲気。カレーライスやパスタが人気メニューです。また、新潟食材を使ったメニューを多数取り揃える「ぶなキッチン」もおすすめ。お酒もたくさんあるので、身も心も温まるはずですよ!
●かぐらエリア
かぐらゲレンデのほぼ中央にある「お食事処 和田小屋」は山小屋風レストランで、けんちんうどん+小丼セットやカツ丼など、昔懐かしいメニューが揃うお店です。土・休前日には宿泊もOK! 夜には暖炉を囲んで語り合うこともできますよ。かぐらエリアで忘れてはいけないのが、かぐらゴンドラ山頂駅にある「レストランかぐら」。ピザやカレー、パスタ、牛ロースステーキプレートなど洋食メニューを中心に各種取り揃えています。
●みつまたエリア
開放的な空間で食事ができるのが、みつまたエリアにある「カフェ&レストラン スノーマン」。大きな窓と高い天井が印象的なお店です。カレーやパスタがおすすめですよ。滑った後には「バブルワッフル」がという選択肢も。各種パンケーキワッフルやホットコーヒー、ホットココアなど、甘いスイーツと温かいドリンクが用意されています。
宿泊情報:苗場プリンスホテルやベースキャンプ「和田小屋」
かぐら〜苗場でシャトルバスが出ているので、宿泊したい方は苗場プリンスホテルという選択も。田代ステーション、みつまたステーション近くには旅館や民宿もあるので、車で来る方は近場で探すのもおすすめです。
また、苗場山の五合目にはベースキャンプとして使える「和田小屋」(対応言語:日本語、英語)もあります。目の前はかぐらメインゲレンデなので、早朝に行けば誰もいないファーストトラックを楽しめます。和田小屋は雪山を愛する人がたくさん集う場所。食事をしているとすぐに意気投合してしまいますよ。ホテルとは一味違う、山小屋での宿泊を楽しみたい方にはもってこいの場所ではないでしょうか。
かぐらスキー場で本格的なスキー・スノーボードに挑戦!
3つのエリアと広大な面積を持つ、かぐらスキー場。1日で全部回り切ることは不可能なので、最初から目星をつけてコースを回ることが重要です。コブやパウダースノーなど、中・上級者向けのコースも充実しているので、経験のあるスキーヤー・スノーボーダーにとっては何日でも滞在したい場所かもしれません。ぜひ和田小屋に泊まって他の宿泊客との交流を楽しみながら、本格的なスノーアクティビティに挑戦してみてはいかがでしょうか?
電話番号
みつまたステーション:025-788-9221
田代ステーション:025-789-3111
定休日:期間中無休
営業期間:2023年11月23日(木・祝)~2024年05月19日(日)
Text by: Madoka Hasegawa
※本記事の情報は2022年12月時点のものを2023年10月に更新しています。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
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