![仙台に来たらコレ!地元民が愛するローカルB級グルメ「マーボー焼きそば」とは](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/30/00/a3000225/img/basic/a3000225_main.jpg?20220429082000&q=80)
東北地方最大の都市・仙台市は、海の幸も山の幸も集まる食材の宝庫。そんな街に住む、舌の肥えたローカルたちが愛する名物グルメ「マーボー焼きそば」は、カリッと焼き目をつけた中華麺にピリ辛の麻婆豆腐がからむボリューミーな一品です。ランチタイムになると、客の8割が「マーボー焼きそば」をオーダーするという「中国めしや 竹竹(ちくちく)」に伺い、誕生秘話からこだわりの調理法まで教えてもらいました!
手ごろな価格でおいしい中華料理が味わえる「中国めしや 竹竹」
![五橋通(いつつばしどおり)沿いに建つ](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/30/00/a3000225/img/ja/a3000225_parts_626935a84853f.jpg?20220429082000&q=80)
仙台駅西口から愛宕上杉通(あたごかみすぎどおり)を南東方向に進み、五橋公園(いつつばしこうえん)の角を右折。そのまま400メートルほど直進した右手に、「中国めしや 竹竹」はあります。
店主は、気さくな人柄が魅力の遠藤康文(えんどうやすふみ)さん。遠藤さんは宮城県の隣、山形県の中華料理店で修業を積み、2006年に独立しました。「いつもお客様が喜ぶメニューを考えています」と話すように、吟味した食材で試行錯誤しながらレシピを考え、価格もできるだけ抑えた設定に。そんな努力もあって、ランチ・ディナーを問わず、多くの人が訪れています。
![店内はテーブル・椅子席のみ。個室はなし](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/30/00/a3000225/img/ja/a3000225_parts_626935b35c412.jpg?20220429082000&q=80)
店内は17席とこぢんまりしていますが、席間はゆったり。店名にある「竹」にちなんで、壁には竹の装飾が施されています。
![昼と夜でメニューは異なる。「マーボー焼きそば」はどちらの時間帯も提供あり](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/30/00/a3000225/img/ja/a3000225_parts_626935be8f4f2.jpg?20220429082000&q=80)
席に着いてメニューを開くと、ランチはセットメニューを入れて16種類。ランチにプラスできるように、餃子やライスなどの単品メニューも4種類あります。外国語対応のメニュー表の用意はなく、文字のみ。食べたいメニューがあれば、自身で調べた画像を見せるか、スタッフに簡単な英単語で伝えてみてください。ディナーはランチでも提供しているメニューのほかに、チャーハン、チンジャオロースー、酒のつまみなど豊富なラインナップ。お酒の飲み放題も60分900円からあり、3000円以内で十分ディナーを楽しめます。
![一人専用の席もある](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/30/00/a3000225/img/ja/a3000225_parts_626935c830358.jpg?20220429082000&q=80)
まかないから誕生した仙台グルメ「マーボー焼きそば」
![「マーボー焼きそば」900円](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/30/00/a3000225/img/ja/a3000225_parts_626935d0a52f8.jpg?20220429082000&q=80)
店の看板メニュー「マーボー焼きそば」は、元々、仙台の中華料理店のまかないとして食べられていた一品。豆腐に豆板醤などの調味料を加え挽き肉と炒めた中華料理「麻婆豆腐」と、中華麺と具材を炒めた「焼きそば」をミックスした料理です。遠藤さんがサービスで「マーボー焼きそば」を客にふるまっていたところ、「おいしい!」と評判を呼び定番メニューに。いつの間にか、客のほとんどがオーダーするようになりました。その噂を聞きつけたメディアが、“仙台のソウルフード”としてテレビや雑誌で紹介。これを機に、知る人ぞ知るメニューが、一気に全国的な知名度を誇る名物グルメとなったのです。
現在は、仙台市内にある多くの中華料理店でマーボー焼きそばを味わうことができ、地元の人はもちろん観光客にも愛されています。
おいしさの秘密を探りに厨房へ潜入……
![2つの鍋を同時に扱い、手早く調理する](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/30/00/a3000225/img/ja/a3000225_parts_626935d9e5f6a.jpg?20220429082000&q=80)
今回は特別に、「マーボー焼きそば」の調理風景も見せていただきました。
まずは下ごしらえした中華麺に油をなじませ、中華鍋で両面をじっくり焼きます。さらにその上に油をかけて、表面がカリッとするまで揚げ焼きに。それと同時に別の鍋で、挽き肉を炒めて麻婆豆腐を作ります。味付けに使うのは、豆板醤と数種類のスパイスをミックスしたオリジナルの香辛料。これが味の決め手です。
![中華麺の外側はこんがりとした焼き色](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/30/00/a3000225/img/ja/a3000225_parts_626935e36ddeb.jpg?20220429082000&q=80)
麻婆豆腐に中華スープを入れて味が馴染んだら、片栗粉でとろみをつけて、油を切った中華麺にかけます。
熱々の「マーボー焼きそば」を実食!
![麺は食べていくうちに餡が染み込み、やわらかくなっていく](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/30/00/a3000225/img/ja/a3000225_parts_626935ed50600.jpg?20220429082000&q=80)
大きな器からあふれ出しそうに盛り付けられた「マーボー焼きそば」を早速いただきます!
日本で「焼きそば」というと、キャベツ・豚肉・もやしなどを炒めたソース味ですが、「マーボー焼きそば」は具材は豆腐・ネギ・挽き肉のみで香辛料の効いたピリ辛。餡状になっている点も違います。また、麺が揚げ焼きで表面がカリカリになっているのもポイント。一見、中華料理に見えますが、仙台独自で発展したメニューです。
ひとくち味わうと、はじめに麺そのものが持つまろやかな甘みを感じ、そのあとじわじわと麻婆豆腐の辛味が追ってきます。山椒のビリッとした刺激もアクセントとして効いています。麺の表面はしっかりと焼き色が付いてカリッとした食感ですが、中はもっちり。餡がよくからみボリューミーですが、気付けばペロリと食べられます。
![テーブルには、しょう油、酢、ラー油が置かれ、自分好みに味を調整できる](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/30/00/a3000225/img/ja/a3000225_parts_626935f6b5f66.jpg?20220429082000&q=80)
途中から酢をかけて味わうと、濃厚な麻婆豆腐がさっぱりとした味に変化して、おいしさがさらにアップしますよ。
ごまの風味たっぷりのラーメン「ゴマ味噌ラーメン」
![「ゴマ味噌ラーメン」1,100円](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/30/00/a3000225/img/ja/a3000225_parts_626935ffbc781.jpg?20220429082000&q=80)
店のイチオシメニューの「ゴマ味噌ラーメン」もオーダーしてみました。こちらは、遠藤さんが試行錯誤の末に生み出した自慢の一杯。まろやかな味噌スープが絶品のラーメンに、白ごまペーストがたっぷりかかっています。ペーストは上質な白ごまをなめらかになるまで擦って味付けした、店のオリジナル。これを少しずつスープに溶かしながら味わうと、ごまの香ばしさがプラスされて味わいに深みが増します。
![オーナーの遠藤康文さん](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/30/00/a3000225/img/ja/a3000225_parts_626934991a488.jpg?20220429082000&q=80)
「中国めしや 竹竹」では、外国語を話せるスタッフや多言語対応のメニュー表はありませんが、留学生や周辺に住む外国人が多く訪れています。スタッフの方が明るくフレンドリーに接してくれるので、安心して立ち寄ってみてくださいね!
♦実施中の新型コロナ感染症対策
店舗内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/お客様の入れ替わり都度の消毒/店舗内換気の実施/コイントレイの利用/仕切り板の設置/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/体調不良のお客様の入店お断り/お客様へのマスク着用のお願い・検温の実施
-
中国めしや 竹竹
- 住所 〒980-0023 宮城県仙台市青葉区北目町2-22
- 電話 022-721-7061
営業時間:11:00~14:00、17:30~21:00(土曜は昼のみ。夜は不定で営業
定休日:日曜、祝日
Text by:株式会社シュープレス
※本記事の情報は2022年4月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。