宮城観光のメインスポット・仙台市に位置する「秋保温泉(あきうおんせん)」。豊かな自然に囲まれた温泉地で、エリア内には観光に欠かせない景勝地や飲食店、みやげ店が充実! 仙台市中心部から車で約30分という好立地のため、宿泊せずとも温泉が楽しめるのもうれしいポイント。今回は、秋保温泉を日帰りで満喫するオススメのプランをご紹介します。
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1【磊々峡】恋愛スポットとしても評判!?
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2【ホテル瑞鳳】日本庭園に囲まれた温泉を堪能
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3【アキウ舎】古民家レストランで地元野菜たっぷりのランチ
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4【天守閣自然公園】日本庭園で日本の美しさを実感
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5【秋保大滝】秋保温泉屈指の名所を散策
秋保温泉ってどんなところ?
秋保温泉(あきうおんせん)は、宮城県仙台市にある温泉地。開湯約1500年の歴史を誇るといわれ、初代仙台藩主・伊達政宗をはじめとした伊達家の歴代藩主も利用した名湯です。泉質は塩化物泉や単純温泉、硫酸塩泉など。JR仙台駅から車で約30分というアクセスの良さから「仙台の奥座敷(おくざしき)」と呼ばれています。
景勝地や観光施設、飲食店などが点在しているため、観光地としても人気。日帰り入浴を行う温泉宿が多く、気軽に温泉が楽しめます。
仙台駅からのアクセスは?
秋保温泉への移動は、車または路線バスの2通り。車であれば、JR仙台駅から30分ほどで秋保温泉の中心部「秋保・里センター」へ到着します。
JR仙台駅から秋保温泉までの路線バスは、宮城交通「秋保線」と、タケヤ交通「秋保・仙台西部ライナー」の2つ。宮城交通「秋保線」はJR仙台駅西口のバスプール8番乗り場から秋保温泉行きで約50分。タケヤ交通「秋保・仙台西部ライナーは、青葉通り沿いにあるJR仙台駅前63番乗り場から約40分で到着します。
バス乗り場がどこか迷うときは、仙台駅2階のびゅうプラザ内にある「仙台市観光情報センター」を訪ねましょう。バス乗り場のアクセスを案内してくれます。英語対応を行っているので、安心して利用できますよ。
【磊々峡】恋愛スポットとしても評判!?
それではさっそく、秋保温泉へ出かけましょう!
秋保温泉観光の始まりは、奇岩が連なる峡谷「磊々峡(らいらいきょう)」の見学から。JR仙台駅から車で約30分。バスの場合はJR仙台駅から宮城交通「秋保線」に乗り約50分、「秋保・里センター」で下車し徒歩3分ほどで到着します。
秋保温泉街を流れる名取川沿いに約1キロメートル続く峡谷で、遊歩道を歩けばダイナミックな奇岩と清流を間近で観賞できます。
磊々峡に来たらチェックしたいのが、ハート型の岩のくぼみ「覗橋ハート」。名取川に架かる覗橋(のぞきばし)から下をのぞくと、なんとそこにはハート型の岩のくぼみが! 自然につくられたとは思えないほどくっきりとしたハートの形に、思わず写真を撮ってしまいました。
この「覗橋ハート」は、ファッションデザイナー・桂由美さんが主宰する「恋人の聖地プロジェクト」により恋人の聖地として認定されています。愛らしいハートを眺めながら素敵な恋を願ったり、カップルや夫婦で愛を確かめ合ったりしてみては。
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磊々峡
- 住所 〒982-0241 宮城県仙台市太白区秋保町湯元枇杷原地内
電話番号:022-398-2323(秋保温泉郷観光案内所)
営業時間:見学自由
【ホテル瑞鳳】日本庭園に囲まれた温泉を堪能
散策後は磊々峡から徒歩約15分の場所にある「仙台・秋保温泉 ホテル瑞鳳(ずいほう)」(以下、ホテル瑞鳳)の日帰り入浴でリラックス。食事付やマッサージ付コース、入浴とプールの両方を楽しめるコースなど、バラエティに富んだ日帰りプランがそろうのがホテル瑞鳳の魅力です。入浴のみ、入浴とプールのみの利用なら予約なしでもOK。
※「入浴+昼御膳コース」、「リフレッシュコース」は新型コロナウイルス感染症対策として現在休止中です。
※「入浴+プールコース」は、土・日曜、祝日のみ営業しています。
※日帰り専用無料送迎バスの運行は、新型コロナウイルス感染症対策として現在休止中です。
今回はのんびり温泉を満喫したい!と、シンプルな「入浴コース」(1,320円、税込)をセレクト。大浴場は男女入れ替え制で、泉質は湯冷めしにくいと言われるナトリウムカルシウム塩化物泉です。滝を眺めながら温泉に浸かれる「潮滝の湯」や、深さ130センチメートルの「立ち湯」など、露天風呂の数はなんと6種類。美しく手入れされた日本庭園に囲まれ、心地よい時間を過ごせます。
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仙台・秋保温泉 ホテル瑞鳳
- 住所 〒982-0241 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字除26-1
- 電話 022-397-1111
営業時間:日帰り入浴10:00~15:00(受付は~14:00)
料金:入浴コース1,320円(税込)※入湯税70円別途 ほか
定休日:無休
【アキウ舎】古民家レストランで地元野菜たっぷりのランチ
ランチはホテル瑞鳳から徒歩約5分の場所に建つ「アキウ舎」へ。築160年以上の古民家を改装したレストランで、地元食材を使ったランチやスイーツを味わえます。天井の梁や柱など、日本らしさを感じる重厚感ある佇まいにも注目です。
ランチタイムのオススメは、地元産の野菜を中心にしたプレートメニュー「アキウ舎ランチ」(1,375円)。野菜はその日仕入れる旬の野菜を使うため、何が味わえるかは当日のお楽しみ。焼いたり、蒸したりと食材によって調理方法も替えています。
ほおばった瞬間にうまみがジュワっとあふれるニンジン、甘みたっぷりのサツマイモ……と、どれを食べても「野菜ってこんなにおいしかったっけ?」と驚いてしまうほど、アキウ舎の料理は素材の個性がギュッと凝縮されています。
ほかにも、畑に見立てたルックスが目を引くタコライス「畑のアキウ舎ボウル」(1,265円)や、木槌で割って食べるホワイトショコラベースのクランチ「秋保採石ショコラ」(935円)など、オリジナリティあふれるメニューが勢ぞろい。家族や友人とシェアして味わうのもいいですね。
※新型コロナウイルス感染症対策として、店内入口に設置したアルコール(エタノール)消毒液での手指の消毒にご協力をお願いしています。
※新型コロナウイルス感染症対策として、サービススタッフによる料理の配膳を中止しています。
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アキウ舎
- 住所 〒982-0241 宮城県仙台市太白区秋保町湯元除9-4
- 電話 022-724-7767
営業時間:11:00~17:00(フードラストオーダー 14:30、カフェラストオーダー16:00)
定休日:火曜
【天守閣自然公園】日本庭園で日本の美しさを実感
お腹いっぱいになったら、車で「天守閣自然公園」へ。ホテル瑞鳳の前からバスで行くこともできますが、本数が限られているため、車またはタクシーの利用がオススメです。
天守閣自然公園の敷地内は、石組と池を中心に構成された広大な日本庭園になっており、錦鯉が泳ぐ池や石庭を巡りながらの散策を楽しめます。園内に響く水音や小鳥のさえずりも心地よく、時がたつのも忘れてしまいます。
春は桜、初夏はあじさい、秋の紅葉に冬の雪景色と、四季折々の情景は見ごたえ抜群。また、園内には露天風呂付きの日帰り温泉や貸切専用の露天風呂、自家源泉を用いた無料の足湯があるので、ぜひ立ち寄ってみて。
※新型コロナウイルス感染症対策として、入園の際はマスクを着用下さい。
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天守閣自然公園
- 住所 〒982-0241 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字源兵衛原10
- 電話 022-398-2111
営業時間:10:00~16:30(施設により異なる)
料金:入園400円(時期により異なる)
定休日:無休(施設により異なる、臨時休業あり)
【秋保大滝】秋保温泉屈指の名所を散策
最後に、秋保温泉観光の王道ともいえる景勝地「秋保大滝」へ向かいます。秋保大滝は「日本の滝百選」の一つに数えられる落差55メートル、幅6メートルの名瀑。「天守閣自然公園」からは車で20分程で到着します。周辺から秋保大滝までは公共交通機関での移動が難しいため、バスで秋保温泉へ訪れた方は、タクシーを利用しましょう。
秋保大滝の魅力は滝壺の間近で見学できるということ。ルートは2通りあり、一つは駐車場のある大滝レストハウスから滝見台を通り滝壺を目指すルート、もう一つは「不動滝橋」の近くにある滝つぼ駐車場から滝壺へ向かうルートです。滝見台を経由するルートは徒歩約30分。滝つぼ駐車場から向かうルートは徒歩10分ほどを要します。どちらも急な階段や岩の上を歩くため、歩きやすい服装や靴で向かうのがベストです。
息を切らせながらも階段を下り滝壺へ。空気がひんやり冷たくなってきたことを感じていると、ついに目の前に滝壺が! 轟音を響かせながら落ちる滝の流れは、まさに圧巻の光景。しばし時間を忘れて見入ってしまいました。気象条件によっては滝の向かい側に虹が見えることも。自然のダイナミックさを存分に感じましょう。
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秋保大滝
- 住所 〒982-0244 宮城県仙台市太白区秋保町馬場字大滝
電話番号:022-398-2323(秋保温泉郷観光案内所)
営業時間:見学自由
いかがでしたか? アクセスが良く、見どころも多い秋保温泉は初めての宮城旅行にぴったりのエリア。宮城での観光をお考えの際は、ぜひチェックしてみてください。
Text by:株式会社シュープレス
※本記事の情報は2020年9月時点のものです。
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