福島県の県庁所在地である福島市。東北新幹線の福島駅があり、東京や仙台からアクセス抜群です。
福島市といえば、桃やりんごに代表されるフルーツ、飯坂温泉・土湯温泉・高湯温泉といった温泉地、円盤餃子やクラフトビールなどのグルメなど名所や名産品が豊富で、それぞれどんな魅力があるか知りたい人も多いはず。そこで今回は、福島応援アイドルグループ「福島もも娘」に秋の福島市を訪れてもらい、福島ツウならではのおすすめポイントをたっぷり聞きました!
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福島応援アイドルグループ「福島もも娘」とは?
2024年結成の台湾アイドルグループ。福島のPRと日台友好を目的に、台湾と福島の二拠点で活動中。一季生メンバー はファーファ、ルーシー、ペイペイ、アイゴの4人。2025年春以降に選抜オーディションで増員し、毎月選ばれたメンバーが来県してプロモーション活動を実施予定。福島デビューのために制作した初オリジナル楽曲「鈴なりレボリューション」が台湾のワーナー・ミュージックより配信中 。
福島もも娘が厳選!秋の福島市で行くべきスポット
紅葉が見頃を迎える11月上旬、福島もも娘の4人は秋の福島市内で2泊3日の旅行を楽しみました。一般社団法人福島市観光コンベンション協会DMO 事務局次長の高橋康さんと旅の思い出を振り返ります(以下、敬称略)
高橋「今回の福島市を巡る旅、いかがでしたか?」
ルーシー「私たちは2024年5月に初来県したばかりで、秋の福島市は初めてでした。紅葉にグルメ、温泉とたくさん満喫できて、どこも全部おすすめしたい!」
アイゴ「私は一番グループ歴が浅いので福島について勉強中ですが、福島市は街中も自然のエリアも絶景が多くて、予備知識がなくても十分に楽しめると感じました」
それではここから、福島もも娘たちが訪れた場所をジャンル別に辿っていきます。
【温泉】「高湯温泉」で山の上から紅葉の絶景を独り占め
福島市は飯坂温泉、土湯温泉、高湯温泉からなる「ふくしま三名湯」が有名です。
高橋「福島市の温泉地、回ってみていかがでしたか?」
ルーシー「高湯温泉は標高が高いから視界を遮るものがなくて、山々の紅葉と青空のコントラストが本当に美しかったです」
吾妻山中腹の高湯温泉は標高750mに位置する温泉地。中でも高所にある「花月ハイランドホテル」は、空の上にいるような絶景を独り占めできます。
ファーファ「館内にあるコーヒーコーナー『灯』では、純喫茶風のインテリアやクリームソーダで、日本の“昭和レトロ”な写真が撮れますよ!」
高湯温泉の最大の特長は、乳白色の硫黄泉。薬効成分が高く、皮膚病にも効果が期待できるため「美肌の湯」としても知られています。
ペイペイ「お湯が肌にしっとり馴染んで、ぽかぽかに温まりました」
高橋「高湯温泉は豊富な湯量が自慢で、どの宿もすべて源泉かけ流しです。いつ入っても温泉成分を感じられるのが魅力なんですよ」
ルーシー「花月ハイランドホテルの露天風呂から見える紅葉が別世界のように鮮やかで、今も目に焼き付いています」
高橋「高湯温泉も経由する『磐梯吾妻スカイライン』は、“天空のドライブ”ができるドライブロード。途中にある不動沢谷は紅葉の名所です」
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花月ハイランドホテル
- 住所 福島県福島市町庭坂字神の森1-20
福島駅から高湯温泉へのアクセス
バス:福島駅西口から「福島・上姥堂・高湯」行で約40分乗車、「高湯温泉」下車
車:東北自動車道福島西インターチェンジR115・R5・R70経由約30分
【温泉】「土湯温泉」でかわいいこけしに癒やされる
ペイペイ「温泉なら、私は土湯温泉がお気に入りです。街中にこけしの足湯もあって癒やされた~」
ファーファ「ちょっと肌寒い日は足湯が気持ちいいよね!しかも紅葉も見ごろで、ついのんびりしちゃった」
山間に位置する自然豊かな土湯温泉は、日本三大こけしのひとつ「土湯こけし」の発祥地としても有名です。足湯や橋のたもとなど至るところに愛らしいこけしの像を見つけられるので、街中散策もはかどります。
土湯温泉観光交流センター「湯愛舞台」は、こけしの絵付け体験ができるスポット。福島もも娘の4人もこけしの絵付けにチャレンジしました。
ペイペイ「スタッフさんが丁寧に教えてくれたので、迷いなく作れました!」
ルーシー「どんな色合いにしようか考えながら描くのも楽しかったよね」
高橋「皆さんが作られたこけし、どれも独創的で素敵ですね!土湯こけしは、頭の黒一色の蛇の目模様、おちょぼ口、胴体のろくろ線などが特徴です。その特徴を守りながら、自由にデザインしてもらえてうれしいです」
ファーファ「私の『ハワイアンこけし』、福島への愛もたっぷり込めました!」
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湯愛舞台
- 住所 福島県福島市土湯温泉町坂ノ上27-3
営業時間:9:00~17:00
定休日:年中無休
入館料:無料
こけし絵付け体験料:大人1,100円、子ども700円(インクカラー追加100円)
アイゴ「宿泊した『山水荘』は、台湾人の間でも前評判が良かったのでとても楽しみにしていました」
ペイペイ「お風呂がたくさんあったから、いくつもはしごしたよね(笑)」
福島もも娘が土湯温泉で宿泊した山水荘は、滝を眺められる太子の湯をはじめ、1階・3階・6階に浴場があり、景色を見比べられます。貸切風呂は5つあり、選び放題!
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山水荘
- 住所 福島県福島市土湯温泉町字油畑55
貸切風呂料金:1時間 1,100円(星天の湯のみ1時間2,200円)
福島駅から土湯温泉へのアクセス
バス:福島駅東口7番バスで約40分乗車、「土湯温泉」下車
車:東北自動車道福島西インターチェンジ経由約15分
【温泉】「飯坂温泉」で風情ある古き良き温泉街を探訪
高橋「福島駅から近い飯坂温泉はまた違う印象だったかと思いますが、どうでしたか?」
ペイペイ「街並みがとてもきれい!街灯がともると幻想的な雰囲気が増してくるから、夜の散策がおすすめです」
高橋「飯坂温泉には、日本最古の木造建築である鯖湖湯、1688年創業の現役旅館 のなかむらや旅館など、歴史ある建物が並んでいるので見応えたっぷりですよね」
ファーファ「そういえば、提灯が飾られている裏道を見つけました!台湾の九份みたいで親近感があります」
高橋「たくさん散策されたんですね。旧堀切邸には行きましたか?」
福島もも娘の4人も訪れた旧堀切邸は、江戸時代から続く豪農・豪商の旧家で、入場無料で見学ができます。1775年建築で、県内最古の土蔵「十間蔵」では、季節に合わせたイベントも実施しています。
ルーシー「私たちが訪れた時は番傘のライトアップ中で、色とりどりの番傘に目を奪われました」
アイゴ「足湯と手湯があるから、歩き疲れたらここで一休みするのも良さそう」
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旧堀切邸
- 住所 福島県福島市飯坂町字東滝ノ町16番地
営業時間:9~21時
定休日:無休(臨時休館する場合あり)
入場料:無料
福島駅から飯坂温泉へのアクセス
電車:JR福島駅から福島交通飯坂線で「飯坂行き」約25分乗車、終点「飯坂温泉」駅下車
車:東北自動車道福島飯坂インターチェンジから約15分
【自然】秋限定!「イチョウの光プロムナード」に感動
高橋「温泉街でも紅葉は堪能されたようですが、福島市を代表するライトアップといえば、あづま総合運動公園の『イチョウの光プロムナード』です。皆さん行ってみていかがでしたか?」
ファーファ「とっても気に入りました!ずっと続くイチョウ並木と、その下に広がる黄色いじゅうたんは、夢の中のようでした」
アイゴ「SNS映えするし、皆でダンス動画を何回も撮りました(笑)」
あづま総合運動公園は面積100ヘクタールにも及ぶ広域公園で、市民の憩いの場です。
高橋「ライトアップも良いですが、昼もまた印象がガラリと変わるんですよ」
ルーシー「わあ!イチョウの葉が明るくてきれい!今度は昼も行ってみます」
高橋「福島市内にはあづま運動公園以外にも紅葉の名所が多数あります。浄土平・吾妻小富士は標高1600mの高所にあり、例年紅葉の見頃が9月下旬 から始まります」
高橋「浄土平周辺をトレッキングするなら、一切経山の山頂から見る五色沼は忘れずに行ってみてください。“魔女の瞳”と呼ばれる幻の沼は圧巻です」
ペイペイ「山頂といえば、信夫山にも次は行ってみたいです!」
高橋「信夫山は福島市の中心にある街のシンボル的存在です。鳥ヶ崎展望台からは福島市内を一望できます」
ファーファ「東北新幹線のやまびことこまちがすれ違うところも見られると聞いて、次こそ登ってみたいな」
高橋「信夫山の近くには『花見山公園』があり、ここは名前の通り花の名所です。特に春には梅、桜、花桃の花が咲き誇り、桃源郷と呼ぶにふさわしい風景、ぜひ春に来て見てくださいね」
【自然】中野不動尊で洞窟めぐり
歴史を感じるなら、飯坂町の「中野不動尊」へ。
アイゴ「朱色の大日堂と不動滝、いつもは元気な私たちも厳かな気持ちでゆっくり参拝しました」
ペイペイ「私が印象に残っているのは、奥の院の洞窟めぐり。探検のようでワクワクしました!」
高橋「昔の修験者たちが籠っていたと言われています。今も不動明王の弟子36体が祀られています」
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中野不動尊
- 住所 福島県福島市飯坂町中野字堰坂28
アクセス:福島交通飯坂電車「飯坂温泉」駅からタクシーで約10分
【グルメ】「ふくしまアップルホリデイ」でりんご尽くし
福島市は一年を通して、季節のフルーツが収穫されるエリア。夏の桃やサクランボ、秋の始まりの梨やブドウ、そして秋が深まるとりんごが収穫の時期を迎えます。
高橋「りんごは福島市の秋の風物詩。毎年10月から12月にかけて、福島市内のカフェや果樹園、ホテルで特別なりんごメニューが提供される『ふくしまアップルホリデイ』も好評を博しています」
ふくしまアップルホリデイ加盟店の中から、今回は飯坂町の「あづま果樹園」に訪れ、福島もも娘がりんご狩りに初体験!甘くてみずみずしいりんごを30分食べ放題とあり、がぜん気合が入りました。
高橋「底がたいらで奥がへこんでいるものが食べごろと言われています。皆さんが食べたりんご、どうでしたか?」
ルーシー「皮ごと食べてもシャキシャキでおいしかった!新鮮なりんごは、いつも食べる味と全然違います」
ファーファ「台湾もりんごがあるけれど、福島のりんごは実が大きくて香りがとても良いですね」
あづま果樹園はりんごや桃など果汁100%ジュースのほか、ジュースを使ったりんごソフトクリーム(350円)も人気です。
アイゴ「味がりんごそのもので、とっても濃くて驚きました」
ペイペイ「りんごの酸味と甘みも感じて、ソフトクリームなのにジューシー!」
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あづま果樹園
- 住所 福島県福島市飯坂町平野西原1-13
アクセス:福島交通飯坂電車「飯坂温泉」駅からタクシーで約10分
りんご狩り料金:30分食べ放題大人770円、子ども660円
【グルメ】サクサク、もちもちの「円盤餃子」
福島市を代表するグルメといえば、円盤餃子を忘れてはなりません。
高橋「福島市の円盤餃子は50年以上の歴史を誇ります。フライパン1枚で20~30個の餃子を並べ、円盤型に焼きあげるため、その名がつきました」
福島もも娘の4人が訪れたのは、1964年創業の「餃子の店 山女(やまめ)」。開店前から観光客や地元民で行列ができるほどの人気店です。
ルーシー「店主さんは『ふくしま餃子の会』初代会長なんですって!」
高橋「山女の餃子は、野菜が7割、肉3割のあっさりとした味付けが特徴です。野菜と肉をクリーム状になるまで練るので、舌触りの良さに病みつきになります。空気が逃げないように皮をしっかり包むので、焼き上がりはふっくら、ぷっくりしています」
アイゴ「皮が表面サクサクなのに、噛んだらとってももっちり!この皮のモチモチ感にハマりました」
ファーファ「あっさりしているから、お酒にも合いそう。次は福島のお酒を飲み比べながらつまみたいな」
しつこくない味つけだからこそ、女性でも一皿20個すんなり平らげる人も多いのだとか!
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餃子の店 山女
- 住所 福島県福島市早稲町5-23
アクセス:JR福島駅東口より徒歩約5分
営業時間:平日17:30~(LO.21:30)、土曜17:00~(LO.21:30)
定休日:日曜・祝日(不定休)
【買い物】「アンナガーデン」で福島産クラフトビールを飲み比べ
吾妻連峰に近い「アンナガーデン」は、聖アンナ教会などヨーロッパ風の街並みが広がり、異国情緒あふれる観光スポットです。
高橋「エリア内はレストランやインテリアショップなど、こだわりのあるお店ばかり。旅の思い出になるお土産が手に入りますよ」
アイゴ「どの建物もかわいくて、歩くだけで楽しい場所でした」
中でも、髙橋さんのおすすめが「みちのく福島路ビール」。
高橋「ここは吾妻山系の天然水を使ったフルーツビールが名物ですが、味はいかがでしたか?」
ペイペイ「フルーツの香りが爽やかで、女性にも飲みやすいと感じました!桃やりんごがビールになるのは新鮮だから、ぜひフルーツ好きな人にも味わってほしいです」
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みちのく福島路ビール工場併設ショップ「PROST」
- 住所 福島県福島市荒井字横塚3-182(アンナガーデン内)
アクセス :JR福島駅東口より土湯温泉行のバスに乗車し、「自治研修センター」下車、徒歩約10分
営業時間 :10:00~17:00
定休日:年末年始
【買い物】「道の駅ふくしま」で福島ならではのグルメをお買い上げ
高橋「そういえば、移動の最中に『道の駅ふくしま』には行きましたか?」
「道の駅ふくしま」は2022年オープンの道の駅で、地元産野菜やフルーツの直売所、地産地消にこだわったフードコートなど、福島市のおいしいグルメをまとめて手に入ります。
ファーファ「他の場所では見たことのない、おいしそうなクッキーやパンがたくさん売られていて目移りしちゃいました」
高橋「地元で人気の事業者さんばかりが出品しているので、福島市民に愛される、センスのよいお菓子やパン、ジャムなどが揃っています」
福島市の吾妻連峰は、春が近くなると「雪うさぎ」のような雪どけの形が現れるため、道の駅ふくしまでは雪うさぎモチーフのお菓子も豊富。福島もも娘の全員、お気に入りの一品を買って、大満足したようです。
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道の駅ふくしま
- 住所 福島県福島市大笹生字月崎1-1
アクセス:車で東北中央自動車道福島大笹生ICすぐ
営業時間:9:00~18:00
定休日:年中無休
高橋「福島のお土産を買うなら、コラッセふくしま1階『福島県観光物産館』もぜひ行ってみてください。ここでは福島市内だけではなく、県全体のお土産やグルメを扱っています」
高橋「同じくコラッセふくしま1階に併設している『ふくしま情報ステーション』は、県全体の観光情報を集めていて、観光スポットの行き方やおすすめを案内してくれます。福島駅JR西口徒歩3分という好立地なので、旅の行き帰りにもぜひお立ち寄りください」
福島駅周辺といえば、忘れてはならないのが、夏の「福島わらじまつり」です。
ファーファ「私たちも参加しました!市民の皆さんたちとダンスした時間は忘れられない思い出です」
ルーシー「大きなわらじが回転したり左右に揺れたり、迫力満点ですよ!」
今回は、福島応援アイドルグループ・福島もも娘が、秋の福島市でおすすめのスポットを巡りました。フルーツ王国だからこそ味わえる新鮮でジューシーなりんご、紅葉が美しい温泉やイルミネーションなど、秋ならではの魅力を福島市内でたっぷり感じてみませんか?
撮影協力:La Unión(ラウニオン)
福島駅から徒歩約8分、カフェラウンジとベッドルームを備えたゲストハウス。自転車で世界旅行をしたオーナーが現地で気に入った料理とドリンクを提供します。ベッドルームは個室(ツインベッド)、個室(ダブルベッド)、ドミトリーの3種類。
住所 :福島県福島市大町1-12 2F・3F ウニオンビル
アクセス:JR福島駅より徒歩約8分
カフェラウンジ営業時間:ランチ11:30~14:00、ディナー16:00~22:00(フードLO21:00、ドリンクLO21:30)
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