全国有数の紅葉スポットが数多く存在する青森県。世界遺産の白神山地や八甲田エリアなど、豊かな自然は各所に点在しているため、移動にはレンタカーが便利です。ただし、同じ県内でも移動に3時間以上かかる場所もあり、短期間の旅行では訪れることが難しい場所もあるでしょう。そこで、今回はドライブを楽しみながら1泊2日でまわれる紅葉スポットを中心にご紹介します。車でのアクセスや駐車場、例年の見頃情報もありますので、参考にしてくださいね。
画像素材:PIXTA
青森のレンタカー店へは空港や主要駅から楽々アクセス!
海外から青森県にアクセスする場合、大抵の場合は飛行機や新幹線を使って訪れることが多いかと思いますが、空港や駅からレンタカー店へのアクセスはとても簡単です。青森空港にはレンタカーターミナルが、新幹線が停車する新青森駅や八戸駅の駅前にはレンタカー店が充実していて、ストレスなく車を借りることができます。
また、夜行バスなどで弘前駅や青森駅などに降りた場合でも主要駅にはレンタカーはあるため、店舗探しに困ることはないでしょう。車種や予算など条件に合わせて、お気に入りの車を選んでくださいね。
1)自然の宝庫で紅葉を満喫【奥入瀬渓流】
十和田市にある「奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)」は、青森県を代表する紅葉スポット。深い自然林に覆われ、約14kmも続く散策路は例年10月下旬~11月上旬になると紅葉が見頃を迎え、ブナやツツジ、カエデなど様々な樹木が渓流を染め上げます。青森空港、JR新青森駅からはそれぞれ車で約90分と、自然の宝庫ながらアクセスも良いため、日帰りでも立ち寄りやすいスポットです。
綺麗に紅葉した森のトンネルをドライブするだけでも楽しいですが、川沿いの散策路近くに点在する壮大な滝や美しい渓流も見所の一つ。岩や木々の間を激しく流れる「阿修羅の流れ」や、マイナスイオンたっぷりの「銚子(ちょうし)大滝」はシーズンを通しての人気スポットです。色鮮やかな紅葉を背景にすると神秘的な雰囲気に包まれ、思わずカメラを構えてしまう場所に数多く出会うことでしょう。
散策区間の車道には一時駐車できるスペースもあるため、気になるスポットを効率よく巡れる点も◎。良好なアクセスかつ手付かずの自然美を楽しめる奥入瀬渓流は、絶対に外せない青森県の紅葉スポットです。
■周辺ホテル
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住所
034-0031 青森県 十和田市東三番町3-16
地図をみる -
最寄駅
小川原 駅 (青い森鉄道)
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住所
034-0031 青森県 十和田市東三番町3-16
2)朝焼けの紅葉は一度見てみたい絶景【蔦沼】
奥入瀬渓流と同じ十和田市にある「蔦沼(つたぬま)」は、例年10月中旬から下旬に見頃を迎える、県内でも有数の紅葉スポット。「蔦七沼」と呼ばれる沼のひとつで、周囲を囲むブナの原生林は、紅葉シーズンになると木々が鮮やかな秋色に染め上がります。
天気が良ければどの時間帯でも美しい姿を眺めることができますが、おすすめは早朝。朝焼けに染まった紅葉はまるで燃え上がるような紅色に変化し、蔦沼に映える風景はまさに絶景。その貴重なコラボをフィルムに収めようと、早朝から多くのカメラマンが訪れます。
また、周辺には「沼めぐりの小路」という遊歩道が整備されていて、蔦沼以外の沼(赤沼を除く)沿いも散策できます。蔦沼でお気に入りの写真が撮れた後は、紅葉を眺めながらのんびり散歩するのもおすすめ。ただし秋の早朝は気温が下がりやすく、歩道が凍っている可能性もあるため、滑りやすい靴などは履かないようにしましょう。
蔦沼までのアクセスは、JR青森駅からは車で約60分の道のり。駐車場は蔦温泉旅館前の無料駐車場に停めて、そこから徒歩10分ほどで到着します。ただし、紅葉シーズンは早い時間帯から満車になりやすいため、朝焼けの蔦沼を狙いたい場合は蔦温泉旅館など近くの宿に前泊し、早朝に出発するのがおすすめです。
例年、紅葉シーズンの蔦沼周辺では、展望デッキのオーバーフロー、路上駐車や交通渋滞の発生といった混雑が見られます。これらの課題を解消し、デッキの適正利用や周辺の渋滞対策、新型コロナウイルス感染防止のため、次の取組へのご理解・ご協力をお願いします。
1.【早朝】蔦野鳥の森への入場を事前予約制とし、入場者数を制限します。
2.【早朝・日中】蔦沼周辺の環境保全・渋滞対策のための協力金のお支払いにご協力ください。
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蔦沼
- 住所 〒034-0301 青森県十和田市奥瀬字蔦野湯
電話:0176-24-3006(一般社団法人十和田奥入瀬観光機構)
アクセス:JR青森駅から車で約60分、または東北自動車道「黒石IC」を降りて約60分
駐車場:蔦温泉旅館前の駐車場
■周辺ホテル
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住所
030-0111 青森県 青森市荒川八甲田山中
地図をみる -
最寄駅
筒井 駅 (青い森鉄道)
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住所
030-0111 青森県 青森市荒川八甲田山中
3)城下町らしい建築物と紅葉のコラボ【弘前公園】
都市部からあまり離れず紅葉を楽しみたい人は、10月中旬〜11月上旬に見頃を迎える弘前市の弘前公園もおすすめ。JR弘前駅から車で約10分と好アクセスながら、約400年以上の歴史を誇る城下町の弘前らしい建築物と紅葉のコラボを楽しむことができます。
園内のカエデや桜の木は秋になると赤や黄色に染め上げられ、周辺を歩いているだけでも飽きませんが、現存する弘前城の櫓や城門などとのコントラストは美しいの一言。また、11月上旬に開催される「弘前城菊と紅葉まつり」期間中には夜間ライトアップも実施され、昼間の情緒ある姿とは対照的に、妖美な紅葉が園内を彩ります。
車は向かいの弘前市役所立体駐車場(最初の1時間無料)や、公園周辺の有料駐車場の利用が便利。散策する時間がない人は、公園沿いをドライブするだけでも外濠の紅葉を楽しめますよ。また、秋はりんごのシーズンでもあるため、周辺施設での収穫体験やアップルパイの食べ比べなどもおすすめです。
■周辺ホテル
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住所
036-8003 青森県 弘前市駅前町5-1
地図をみる -
最寄駅
弘前 駅 (弘南鉄道弘南線)
徒歩9分
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住所
036-8003 青森県 弘前市駅前町5-1
4)京都のような情緒と紅葉を楽しむ【中野もみじ山】
青森空港から車で約40分の距離にある黒石市の「中野もみじ山」は、モミジの名所として親しまれている紅葉の名所。敷地内にある朱色の橋や鳥居、石段などが整備された散策路は京都のような情緒を感じ、かつてこの地を訪れたイギリス人女性紀行家イザベラ・バードは「ここはすべてが魅力的である」と絶賛しています。
10月中旬~11月上旬が見頃である紅葉の撮影スポットはさまざまで、辺り一面が落ち葉の絨毯になる「観楓台(かんぷうだい)」や樹齢200年のモミジ、清流を流れる「不動の滝」など見どころがたくさん。ハイシーズンには夜間ライトアップも実施され、昼間とは異なる幻想的な風景を楽しむことができます。
※2021年シーズンのライトアップは中止が決定
駐車場は入り口付近に無料の駐車帯がありますが、紅葉シーズンは混雑して入れない可能性があります。その場合は最寄りの「津軽伝承工芸館」駐車場(無料)を利用し、そこから徒歩で中野もみじ山まで向かいましょう。
また、自然に恵まれた黒石市には、電波も電気もない環境で秘湯を堪能できる「ランプの宿 青荷温泉」という温泉宿も。普通のホテルや旅館とは少々異なる体験をしたい人におすすめの宿泊地です。
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中野もみじ山
- 住所 〒036-0405 青森県黒石市南中野不動舘27
電話:0172-88-8815(黒石観光案内所)
ライトアップ期間:2021年は中止
アクセス:JR青森駅から奥羽本線で弘前駅下車、弘南鉄道に乗り換えて黒石駅下車後、弘南バスで「中野神社前」下車、徒歩1分。車は東北自動道「黒石IC」を降りて約10分。
駐車場:「津軽伝承工芸館」駐車場から入り口まで徒歩約12分、または入り口付近にも駐車帯あり
■周辺ホテル
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住所
036-0333 青森県黒石市Sakunoki 1-43
地図をみる -
最寄駅
黒石 駅 (弘南鉄道弘南線)
徒歩31分
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住所
036-0333 青森県黒石市Sakunoki 1-43
5)大橋から眺める大パノラマの紅葉と渓谷美【城ヶ倉大橋】
JR青森駅から車で約50分。青森市南部にある「城ヶ倉大橋(じょうがくらおおはし)」は、アーチ支間長が255mと日本最大級の長さを誇る橋。津軽と南部を結ぶ重要な役割をもつこの橋は、県内有数の景勝地としても有名で、10月中旬頃には360度の大パノラマで迫力ある紅葉を楽しむことができます。
橋の両端には駐車場(無料)があり、そこから車を降りて橋の上を歩けるのでアクセスも◎。目の前には壮大で鮮やかな紅葉が広がり、紅葉シーズンはカメラを構える観光客で賑わいます。また、高さ122mの眼下には紅葉の中に城ヶ倉渓流を見ることができますので、おそるおそる覗いて探してみましょう。
城ヶ倉大橋を八甲田方面へ通過した後は、紅葉のトンネルが続く八甲田ゴールドラインのドライブを楽しみましょう。その先には「ヒバ千人風呂」で有名な酸ヶ湯温泉もありますので、最後は湯に浸かって旅の疲れを癒すのもおすすめです。
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城ヶ倉大橋
- 住所 〒030-0111 青森県青森市荒川字南荒川
電話:017-728-0200(青森県東青地域県民局)
アクセス:JR新青森駅からJRバス十和田湖行きで「城ヶ倉温泉」下車、徒歩約20分。車は東北自動道「黒石IC」を降りて約35分。
駐車場:橋の両端に駐車場あり
■周辺ホテル
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住所
030-0111 青森県 青森市荒川八甲田山中
地図をみる -
最寄駅
筒井 駅 (青い森鉄道)
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住所
030-0111 青森県 青森市荒川八甲田山中
ショートステイで青森の紅葉を楽しむポイントは、レンタカーを使いながらエリアを絞ること。たくさんの紅葉スポットを巡りたければ津軽や十和田エリアが良さそうですが、グルメや温泉も楽しんでゆっくり観光するのも◎。予定を詰め込みすぎず、あなただけのプランで青森の紅葉を満喫してくださいね。
Text by:ringoame inc.
※本記事の情報は2021年10月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
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