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【十和田湖観光ガイド】遊覧船の楽しみ方やパワースポットを巡る旅をご紹介

【十和田湖観光ガイド】遊覧船の楽しみ方やパワースポットを巡る旅をご紹介

公開日: 2020/09/18
更新日: 2020/10/13

神秘的な美しさを誇り、東北有数の観光地である青森県・十和田湖。訪れる季節や時間によって様々な表情を見せてくれるこの湖は、遊覧船に乗ってその雄大な景色と自然の息吹を間近に体感することができます。また、周辺には十和田湖で獲れる高級魚・ひめますが味わえる食堂や、大杉に囲まれたパワースポット・十和田神社など、あわせて訪れたい魅力的なスポットがたくさん。ということで今回は、1日でも巡れるおすすめの十和田湖の観光コースをご紹介します。

目次
  1. 十和田湖とは?観光のおすすめ時期は?
  2. 十和田湖までのアクセス
  3. 遊覧船で十和田湖を堪能!
  4. 「とちの茶屋」で十和田湖のひめますを味わう
  5. 乙女の像とパワースポット・十和田神社を巡る
  6. 十和田湖周辺のおすすめホテル

十和田湖とは?観光のおすすめ時期は?

十和田湖とは?観光のおすすめ時期は?
夏の十和田湖は青空に映える山々と湖畔が美しい

十和田湖は青森県南部の十和田市と秋田県小坂町にまたがる湖で、「十和田湖および奥入瀬渓流」として、文化財の特別名勝及び天然記念物にも指定されています。火山活動によって形成された二重カルデラ湖は面積約60平方キロメートル、湖周約46km、最深部は約327mあり、深さは日本で第3位。訪れた8月も人気シーズンですが、新緑の初夏や紅葉シーズンにも人気があり、全国または海外から多くの観光客が訪れ、街が賑わいます。

紅葉シーズンの十和田湖(写真提供:十和田湖遊覧船)

十和田湖までのアクセス

十和田湖までのアクセスは、飛行機なら青森空港からJR青森駅までシャトルバスで向かい、JRバス東北「みずうみ号」で約3時間の道のり。東京から新幹線で向かう場合はJR八戸駅で下車し、JRバス東北「おいらせ号」(約2時間)で向かうのがおすすめ。自然の宝庫ながら、主要な駅からバス一本で行けるアクセスの良さも魅力ですね。

十和田湖は大きな湖ですが、観光スポットが密集しているため車がなくても徒歩で十分観光ができるもポイント。まずはその大きさと美しさを堪能するため、遊覧船で湖上遊覧を楽しみましょう。

遊覧船で十和田湖を堪能!

遊覧船で十和田湖を堪能!
最大704名が乗船できる遊覧船「第三八甲田」

十和田湖の遊覧船は約50分をかけて休屋(やすみや)から湖を周遊して戻ってくるBコース、奥入瀬渓流の入り口・子ノ口(ねのくち)まで行く片道のAコースがあります。この日乗船したのはAコース。早速乗船券売場でチケット(大人1,430円・税込)を買い、遊覧船に乗り込みます。乗船前には検温チェックがあり、マスク着用、消毒液の設置、ソーシャルディスタンスなど新型コロナウイルス対策も徹底しています。

2Fの座席は座ってのんびり湖畔を眺めたい人におすすめ

3階建ての船内はデッキのほか、それぞれに室内の座席があり、最上階はグリーン室で別途500円(税込・グリーン席がない船も有)を払うと入室可能。この日は天気が良く、風も気持ちよかったのでデッキで湖畔を堪能することにしました。桟橋を離れると、湖畔からは決して見ることのできない十和田湖の絶景が広がります。

遊覧船からの眺め

遊覧船は小さな島や入り江のある中山半島と、断崖や絶壁が並ぶ御倉半島を沿うように巡り、子ノ口まで向かいます。序盤の中山半島では湖上に浮かぶ小島が続々と現れ、その独特な形が特徴的。その中の一つ「恵比寿大黒島」は十和田火山の溶岩が露出したもので、噴火によって形成された自然のアートを眺めることができます。

溶岩でできた恵比寿大黒島
ぽっこり浮かぶ可愛らしい島も

中山半島の先端に立っている美しい松は、通称「見返りの松」と呼ばれる名所。また振り返って見たくなるほどの美しさから名付けられたそうですが、剪定などの人工的な加工が施されていない自然の産物です。

「見返りの松」

美しく優しい印象のある中山半島とは対照的に、後半の御倉半島は豪快な景観が続きます。例えば「五色岩」は大昔の火山噴火により形成されたもので、成分に含まれる鉄分によって赤く見えるといわれています。

「五色岩」

また、「千丈幕(せんじょうまく)」はその名前の通り1,000丈(約3km)もの巨大な幕にたとえられる断崖で、約220mにもおよぶ大岩壁は迫力満点。立ちはだかる絶壁は遊覧船から見てもその大きさを感じ、自然の造形美にただただ感動します。

「千丈幕」

十和田湖はもともと透明度の高い湖ですが、日差しの強い8月は最も湖が綺麗に見える時期でもあります。あまり波風が立っていない日に遊覧船に乗り、湖面がエメラルドグリーンに見えたらシャッターチャンス。まるで時間が止まったかのような、神秘的な風景を見ることができますよ。

水面に映る木々が美しい十和田湖

風景に夢中でカメラのシャッターを押していたら、あっという間に終点の子ノ口に到着。バスやタクシーで休屋に戻ることもできますが、せっかくなので船の復路を待つことに。戻りの便も、行きとは違う角度から風景を楽しめるのでおすすめです。

子ノ口には食事処やお土産どころもある
  • 十和田湖遊覧船(休屋)
    • 住所 〒018-5501 青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486
    • 最寄駅 JR 「青森」駅からJRバス東北「みずうみ号」で約180分
    • 電話 0176-75-2909
    • [運航期間] 毎年4月中旬~11月上旬まで運航
      [運航時間]8:15発~16:15発
      [料金]大人1,430円、小学生720円
      ※すべて税込

「とちの茶屋」で十和田湖のひめますを味わう

遊覧船で湖畔を堪能したら、ちょうどお昼どきだったので近くのお店でランチをすることに。十和田湖周辺にはご当地グルメを食べられるお店が複数ありますが、今回は十和田湖で獲れる高級魚・ひめますをいただける「とちの茶屋」に行ってみることにしました。

湖畔沿いにある食堂「とちの茶屋」
店の真ん中には大きなトチの木が立ち、店内はトチの木でできたテーブルが並ぶ

休屋の遊覧船乗り場から徒歩10分ほどのところにある「とちの茶屋」は、地元で採れる食材を使った和食が人気で、中でも名物はひめます。かつて十和田湖には食べられる魚は一匹もいませんでしたが、ひめますの養殖に成功し、1903(明治36)年に放流されて以降、十和田湖の名物グルメとして人気を誇っています。今回はシンプルに素材の味を楽しめる塩焼きをオーダーしてみました。

ひめますの塩焼き(1,400円・税別)

肉厚でふっくらと焼き上がった塩焼きを頬張ると、脂がしっかりと乗った身とほど良い塩味がよく絡み、独特の味わいが口いっぱいに広がります。十和田湖のひめますを食べるのは初めてでしたが、臭みやクセが全くなく、生の刺身でも食べられるほど新鮮。透明度が高く、水量豊かな十和田湖で育てられたひめますは、まさにここだけで食べられる逸品です。

独特の食感と脂がしっかり乗った身は一度食べたら病みつきに

また、外国人にも人気という「にじます天ぷら定食」もオーダー。姫たけのこ、ピーマン、しいたけ、ナスなどの地元の山菜とにじますの天ぷらに小鉢がついたセットで、外はさくっ、中はふわっとした食感が特徴。ひめます同様、臭みやクセが一切ないにじますの甘さが際立ち、タレが染み込んだご飯との相性も抜群です。

にじます天ぷら定食(1,650円・税別)
サーモンピンクの身は柔らかく、衣のサクサク食感がクセになる

その他にもひめますの塩焼きやにじます刺身天ぷらなどがセットになった贅沢な御膳もあり、十和田湖で採れた食材を堪能できる食堂・とちの茶屋。美しい湖畔を眺めながら、新鮮なひめます料理に舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。現在は消毒用アルコールの設置やレジカウンターのビニール仕切りなど、新型コロナウイルス対策もばっちりです。

英語・中国語・韓国語など外国語メニューも充実している
  • とちの茶屋
    • 住所 〒018-5501 青森県十和田市大字奥瀬十和田湖畔休屋486
    • 最寄駅 JRバス「十和田湖」より徒歩5分
    • 電話 0176-75-2231
    • 営業時間: 土日祝日11:00~16:00(ラストオーダー15:45)、平日10:30~15:30(ラストオーダー15:15)
      定休日: 不定休

乙女の像とパワースポット・十和田神社を巡る

食後の湖畔散策におすすめなのが、とちの茶屋の奥にある湖畔のほとり・御前ヶ浜(ごぜんがはま)。綺麗な湖沿いを歩きながら、十和田湖のシンボルである「乙女の像」を目指します。

乙女の像までは徒歩5分と散歩に最適
波風の落ち着いた湖畔は歩いているだけで気持ちいい

湖畔を歩いたその先に、向かい合う2人の裸形のブロンズ像がありました。「乙女の像」は十和田湖国立公園指定15周年を記念して1953(昭和28)年に建てられたもので、著名な詩人であり彫刻家の高村光太郎が手掛けた最後の作品。2人の裸婦が向かい合っているのは、「同じものが向かい合い、見合うなかで深まっていくものがあることを感じた」ことからだそうで、二体の背の線を伸ばした三角形は「無限」を表すなど、彫刻作品の傑作として高い評価を受けています。

湖畔に立つ乙女の像

乙女の像を鑑賞した後は、来た道は戻らず整然とした杉木立の道を進みましょう。この先にはパワースポット・十和田神社があり、深そうな山道に見えますが神社の入り口まで徒歩3分ほどです。

十和田神社へ続く道
神聖な雰囲気に包まれた十和田神社の鳥居

807(大同2)年に武将・坂上田村麻呂が創建したといわれる十和田神社は、所願成就や開運のご利益がある十和田屈指のパワースポット。現在は日本武尊が祀られていますが、1868(明治元年)年に発令された神仏分離までは、東北地方に色濃く残る水神信仰のシンボルでもあったといわれています。

十和田神社の拝殿

十和田湖には「十和田湖伝説」と呼ばれる壮大なストーリーがあります。かつて、十和田湖には八郎太郎というマタギが住んでいて、仲間との掟を破って湖のイワナや水を喰らううちに八頭の大蛇となり、湖を支配していました。その後、南祖坊(なんそのぼう)という修行僧が法力により九頭の龍に変化し、八郎太郎を退治したという伝説が残っています。

その南祖坊を青龍権現として崇め祀ったのが十和田神社。鎮まりかえった堂内は神秘的な雰囲気に包まれていて、今も竜神の息づかいが聞こえてくるようです。

参拝作法の英語案内
外国人の参拝客も多く訪れる

十和田神社の参拝に来たらぜひ試してほしいのが、「おより紙」を使った占い。おより紙とは宮司が神前に供えて祈念をした紙のことで、こよりにして水に投げ入れたときの沈み方で運勢を占います。神社の奥に進むとその占い場がありますが、現在は落石などにより危険のため入山禁止。今は御前ヶ浜で波の穏やかなときに行うことができると案内いただいたため、早速戻って運試ししてみることにしました。

授与所(お守り売場)で授与しているおより紙(200円・税込)
こより状にして下から水に入れる

占いの方法にも作法があります。まずは十和田湖の龍神様を念じて呼んでから、こより状にしたおより紙を湖に落とします。初めから垂直に沈んでいくのは大吉、横に沈むと半吉、逆さになって沈むのは吉ならずということでドキドキしていましたが、結果はなんと大吉! 初めから垂直に沈んでいきました。

垂直に沈んでいくおより紙

十和田湖の伝説を体験できるような神秘的な占いに感動し、湖に消えていくおより紙の行方をぼーっと眺めていました。占いをしたあとは最後に龍神様にお礼を言い、「お帰りください」と言って帰してあげてくださいね。

  • 十和田神社
    • 住所 〒018-5501 青森県十和田市大字奥瀬十和田湖畔休屋486
    • 最寄駅 JRバス「十和田湖」より徒歩5分
    • 電話 0176-75-2508
    • 授与所営業時間:9:30~16:00
      参拝自由

紅葉が映える夕暮れの十和田湖(写真提供:十和田湖遊覧船)

十和田湖周辺のおすすめホテル

  • Towada - Hotel / Vacation STAY 51703
    • 住所 034-0303 青森県十和田市Horyo Yakeyama 64-108
      地図をみる
    • 最寄駅 七戸十和田 駅 (東北新幹線 / 北海道新幹線)

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Text by:下田 翼
※本記事の情報は2020年9月時点のものです。

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