日本に気軽に来られない状況の中、自宅で和食を楽しめるように、ダシなどで煮た鶏肉を卵と絡め、ごはんの上に乗せた「親子丼」のレシピを紹介します。鶏肉や卵など材料はスーパーマーケットなどで手に入るほか、日本ならではの調味料・みりんの代用レシピも紹介します。料理教室の講師・南 俊宏さんが監修・調理するレシピ&調理動画付きなので、真似をするだけで料理初心者でも気軽に本格和食が味わえますよ!
家庭料理としてもポピュラーな、老若男女に人気の親子丼
親子丼とは、醤油や砂糖、みりんなどで味付けしたダシで鶏肉を煮込み、溶き卵でとじ、ごはんの上に乗せた丼物の一種。鶏肉と卵を使うことが料理名の親子丼の由来となっています。
1887年ごろ東京の鶏料理店で生まれた親子丼は、現在では家庭でも簡単に作れる丼物として広く親しまれ、パパッと早くお腹いっぱいに食べられることもあり、日本では忙しいビジネスマンや食べ盛りの学生にも人気です。また、地域によってレシピが異なり、関東では玉ねぎと鶏肉を卵でとじ、醤油ベースの甘辛な味付けで、関西ではネギと鶏肉を卵でとじ、ダシであっさりと味付けするのが一般的。今回は、具材は関東風、味付けは関西風のあっさり味のレシピを紹介します。
簡単「親子丼」に挑戦!卵の混ぜ方や卵液を入れるタイミングでふわふわに
<親子丼の材料※2人分>
・鶏もも肉200g
・玉ねぎ1/2個
・卵2個
・ごはん400g(※あらかじめ炊いておいたもの)
・カツオだし150ml
・醤油大さじ2
・日本酒(白ワインでもOK)大さじ1
・砂糖大さじ1/2
・みりん大さじ1
・三つ葉少々(あれば)
みりんがない場合は、白ワイン大さじ1に砂糖大さじ1/3を混ぜて代用してもOKです。
<親子丼の作り方>
1)玉ねぎを薄切りにします。
鶏もも肉は余分な脂肪を取り除きひと口大のそぎ切りにしましょう。
2)フライパンにカツオだし、醤油、日本酒、砂糖、みりん(みりんがない場合は白ワイン大さじ1に砂糖大さじ1/3を混ぜたものを代用)を混ぜ合わせ中火にかけておきます。
調味料を温めている間に、ボウルに卵を割り、白身を切るように粗く溶きほぐします。
3)フライパンの調味料が煮立ったら、鶏もも肉、玉ねぎを入れ、ときどき返しながら中火で4分ほど煮ます。
煮ている間に、器にごはんを盛っておきましょう。
4)鶏肉に火が通ったら、火を弱めの中火にし、中央から外側に向かって溶き卵を回し入れましょう。卵は中央から加えると均一に火が通ります。煮汁が軽く煮立つ程度の火加減をキープすることがコツです。
5)溶き卵を加えたらすぐにふたをして30秒〜1分ほど煮立て、卵が半熟状になったら火を止めます。
卵をフライ返しなどで大きくすくい、ごはんに乗せたら完成です。彩りに三つ葉、薬味で七味唐辛子や山椒をかけてもおいしいですよ。
だしが染みたフワトロ卵にさっぱりとした鶏肉が相性バッチリ! シンプルな料理な分、調理が簡単で、さらに栄養も満点ですよ。
<レシピ監修者プロフィール>
クッキングスタジオ「大阪デリシャス」店長・南 俊宏。社会人として働いた後、社会人学校を経て料理教室講師に転職。クッキングスタジオ「大阪デリシャス」にて講師を務めながら、レシピ開発や調理アシスタントだけでなく、TV出演経験も。和食全般に加え、洋食や中華など幅広く担当する。大阪デリシャスHP
Text by:株式会社エフィール
※本記事の情報は2021年9月時点のものです。
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