関西1デイパスは、大阪、京都、神戸の三大都市を中心とした2府3県（大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県）において、ＪＲ普通列車(新快速・快速含む)の普通車自由席と、大阪水上バス「アクアライナー」、江若交通バスの堅田駅以南エリアおよび琵琶湖大橋線の｢堅田駅～勾当内侍前｣区間（冬限定）が1日乗り放題となるフリー乗車券。

私鉄3社と提携した「チケット引換券」が付属しており、「びわ湖チケット(京阪)」「高野山チケット(南海)」「奈良・西ノ京チケット(近鉄)」のいずれか1種類と引き換えることができます。

レンタサイクルも利用できるので、小回りを利かせたい街中散策にも便利。パスを提示すると、京都鉄道博物館や、温泉・飲食店など琵琶湖周辺施設の割引やプレゼントがもらえる特典も。前日までの購入をお忘れなく。

【購入方法】
■2019年版「冬の関西1デイパス」の場合
発売期間：2019年11月1日〜2020年2月28日
利用期間：2019年12月1日〜2020年2月29日
有効期限：指定した1日限り有効※2019年12月31日ご利用開始の場合、2020年1月1日まで利用可能
ただし、「びわ湖チケット」「高野山チケット」は12月31日のみ利用可能
「奈良・西ノ京チケット」は近鉄電車のみ1月1日まで利用可能
料金：大人3,670円　小人1,830円
購入場所：JR西日本のインターネット予約「e5489」、または、みどりの券売機(フリー乗車券区間内の各駅と和歌山・福知山地区の一部の駅)
※駅のみどりの窓口、電話予約、旅行会社では販売していません
※前売りのみの販売（乗車日1日前まで）

大阪城や道頓堀、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど、大阪観光におすすめの「大阪周遊パス」は、電車・バスに1日または2日間乗り放題のカード乗車券。主要な観光スポット40カ所以上に無料で入れるバーコード付カード乗車券と、クーポン付ガイドブック、またはアプリがセットになった、とってもお得な観光乗車券です。阪急、阪神、南海関空、万博記念公園など４種類の拡大版もあるので、大阪の主要な観光スポットがひと通り楽しめます。

中でも、地上173mの連結超高層建築から、大阪の街並みが一望できる「梅田スカイビル 空中庭園展望台」は外国人にも人気のマストスポット。他にもミュージアムやクルーズの無料入場（乗船）、さまざまな飲食店でも特典が受けられ、充実した大阪旅行が叶うことでしょう。

【購入方法】
発売期間：通年
利用期間：通年　
※1日限り有効
料金：1日券(2,700円)、2日券(3,600円)
阪急拡大版(3,100円)、阪神拡大版(3,100円)、南海関空版(3,400円)、万博記念公園版(3,200円)
※割引・特典が受けられるクーポンがついたガイドブックがセット
購入場所：大阪メトロ各駅の駅長室、阪急、阪神、京阪、近鉄、南海のフリーエリア内主要駅、大阪市内の一部ホテル、主な旅行代理店(引換クーポン発行)など。
購入場所については、以下のURLを参考にしてください。
https://www.osp.osaka-info.jp/en/about/buy.html
※観光案内所のみクレジットカード使用OK

異国情緒あふれる北野異人館や都会的なベイエリア、賑やかなチャイナタウン南京町など、神戸の定番観光地をめぐるなら「神戸街めぐり1dayクーポン〈神戸エリア版〉」で十分カバーできます。

神戸市営地下鉄(西神･山手線の一部区間をのぞく)、神戸高速線全線、ポートライナー全線からなる神戸市街エリアのフリー乗車券に加え、神戸の観光スポットをめぐる周遊路線バス「シティー・ループ」の1日乗車券割引券(110円OFF)、700円分の観光クーポン「神戸街遊券」がセットになっています。約50カ所で使用できる観光クーポン700円分がついて、大人950円はかなりお得です。

人気の北野異人館巡りなら、北野の歴史と文化、異人館の成り立ちなどを4カ国語対応で楽しみながら学べる「ラインの館」（無料）を起点に、尖塔の風見鶏が特徴的な「風見鶏の館」や淡いグリーンの外壁が美しい「萌黄の館」などクーポンを使っておトクに回ることができます。

【購入方法】
発売期間・利用期間： 2019年10月1日～2020年3月31日（秋冬版）※1日限り有効
料金：神戸エリア版(950円)※大人のみ
購入場所：西神・山手線の新神戸駅～新長田駅、海岸線の各駅窓口(神戸市営地下鉄)、新開地駅(神戸高速)、三宮・神戸空港の各駅(ポートライナー)

14カ所もの世界遺産が点在する京都市内。効率よく回るには、バスだけでなく地下鉄の活用がカギになります。
「地下鉄・バス一日券」は、京都市営地下鉄、市バス、京都バス(一部路線をのぞく)、京阪バス(一部路線をのぞく)が1日乗り放題。

地下鉄の初乗り運賃が大人220円、市バスは230円(市内は均一区間)なので、1日あたり4回から5回以上利用すればお得に。また、二条城や京都鉄道博物館、東映太秦映画村など約60カ所の施設で割引などの優待が受けられます。

オススメは、「仁和寺」「龍安」「金閣寺」を巡る世界遺産観光コース。京都駅と金閣寺の間は、地下鉄と市バスを組み合わせた移動が便利で快適。お寺同士の間はバスでわずか４分なので、1日でぐるりと回れます。京都駅から、もしくは嵐山方面からの移動を含めても「地下鉄・バス一日券」を使うと楽チン＆お得です。連続する2日間有効の「二日券」もあります。

【購入方法】
発売期間：通年
利用期間：通年
※「一日券」は1日限り、「二日券」は連続する2日間で有効
料金：一日券(大人900円、小児450円)、二日券(大人1,700円、小児850円)
購入場所：市バス・地下鉄案内所、定期券発売所、地下鉄各駅窓口ほか、主な旅行代理店(引き換え用のクーポン発行)など

大阪、京都、奈良、三重、愛知の2府3県にまたがる近畿日本鉄道(近鉄)。「近鉄週末フリーパス」は、「金・土・日」または「土・日・月」の3日間、近鉄全線が乗り放題となるフリー乗車券です。

沿線には、古代に都が置かれた奈良・飛鳥地方をはじめ、2016年のサミット開催地・三重県の伊勢志摩エリアなど、有名観光地が目白押しです。

古都・奈良の中心と言えば、1,338頭もの野生のシカと広大な芝生が特徴的な「奈良公園」。世界遺産の3大社寺、東大寺・興福寺・春日大社も奈良公園に隣接しているので、1日で十分回れます。

一方、2,000年以上の歴史を持つ伊勢神宮は、内宮・外宮をはじめ125の宮社からなるため、ゆったり時間をかけて回りたい。そんな希望も3日間を有効に使えば叶えることができます。

また、近鉄が保有する生駒ケーブルと西信貴ケーブルも、この乗車券で自由に利用できます(葛城山ロープウェイは、片道または往復の1回限りで50％割引)。前日までにご購入ください。

【購入方法】
発売期間・利用期間：通年　※「金・土・日」または「土・日・月」の連続する3日間有効
料金：大人4,200円　小人2,100円
発売場所：近鉄主要駅の窓口、近畿日本ツーリストグループの主要支店・営業所
※前売りのみの販売（乗車日1日前まで）


いかがでしたか？　都市ごとに全く異なる魅力を持つ関西エリア。それぞれを行き来しやすく、多くの主要観光スポットは多言語対応になっているので、フリーパスと優待・割引などを利用しておトクに関西観光を楽しんでくださいね。

Text by:株式会社ウエストプラン