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秋の花火大会も見逃せない!競技花火やシークレット花火も楽しめる全国の花火大会

秋の花火大会も見逃せない!競技花火やシークレット花火も楽しめる全国の花火大会

公開日: 2024/08/30

花火は日本の夏の風物詩ですが、実は秋にも全国各地で花火大会が開催されます。全国のトップレベルの花火師が技を競い合う競技花火、打ち上げ場所を事前公開しないシークレット花火、そして音楽と花火がプログラムされた芸術性の高い花火など、個性あふれる花火大会が目白押しです。今回は、日本各地で秋(9月、10月、11月)に開催される花火大会を厳選してご紹介します。

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目次
  1. 関西で開催される花火大会
  2. 関東で開催される花火大会
  3. 北海道で開催される花火大会
  4. 東北で開催される花火大会
  5. 秋の花火も楽しもう!

関西で開催される花火大会

第3回 水都くらわんか花火大会(大阪・淀川周辺)

水都くらわんか花火大会(画像素材:PIXTA)
水都くらわんか花火大会(画像素材:PIXTA)

20年前まで毎年行われていた地元密着の花火大会を、「思い出の花火大会」として復活させた花火大会。今年で復活して3回目を迎えます。
この花火大会の特徴は、枚方市・高槻市・交野市で2023年に産まれた子どもの数だけ花火を打ち上げるということです。「花火大会が継続し開催されることで、街が盛り上がってほしい。百年続く花火大会へ。」という願いが込められています。2024年の打ち上げ数は5,087発、来場者数は約25万人を見込んでいます。
会場は枚方会場と高槻会場の2か所です。花火が始まる前から、各会場では水都音楽祭(音楽ステージ)、キッチンカーの出店、飲食・ドリンクの販売などが行われています。迫力ある花火を間近で楽しむには、有料観覧席エリアもおすすめです。エリア内専用のトイレや飲食ブースがあり、2023年よりも数を増やして使いやすくなっています。また、外国人旅行者向けの「インバウンド席」もあります。

【イベント概要】 
会場:
淀川河川公園 枚方地区(予定)
淀川河川公園 高槻地区(予定)
開催日程:2024年9月15日(日)
開催時間:12:00〜20:00 (花火打ち上げは19:30〜)
料金:有料観覧席
テーブル席36,000円~45,000円(定員6名)、シート席30,000円(定員6名)、イス席
5,000円(1席)、インバウンド席8,000円(1席、オリジナル手ぬぐい付き)他

  • 淀川河川公園
    • 住所 〒534-0000 大阪市福島区~京都府乙訓郡大山崎町

第7回 びわ湖大津・ナイトクルーズ花火「Cinematic Starmine」(滋賀・大津市びわ湖)

湖上を彩る花火と湖面のビアンカのイメージ写真です(画像素材:PIXTA)
湖上を彩る花火と湖面のビアンカのイメージ写真です(画像素材:PIXTA)

客船に乗って日本最大の湖である琵琶湖をクルーズしつつ、事前公開されていない打ち上げ場所へと移動して、船上で花火を観賞するというユニークな花火大会です。2022年12月に第1回を開催し、今回で7回目を迎えます。音楽に合わせて花火が打ち上がるのも魅力のひとつで、映画音楽や日本のアニメ音楽も選曲される予定です。
花火を観覧したい人は、乗船チケットの購入が必須です。10月12日(土)開催時の客船は、ミシガン・ビアンカ・一番丸・四季・MEGUMIの5船あります。例えば、ミシガン・ライトクルーズ(食事なし)1名16,800円、ビアンカ・スタンダードクルーズ(2名掛け1テーブル)1名25,800円など、さまざまなプランがあります。

【イベント概要】 
会場:大津市びわ湖沖(シークレット)
開催日程:2024年10月12日(土)、11月30日(土)※荒天中止
開催時間: 非公開(客船の集合時間、出航場所、帰港時間は客船・プランにより異なる)
料金:公式サイトを参照

  • びわ湖
    • 住所 滋賀県大津市

大阪芸術花火2024(大阪・泉佐野市)

昨年の花火の様子
昨年の花火の様子
客席から望む、日本の夕日百選に選ばれた美しいサンセット
客席から望む、日本の夕日百選に選ばれた美しいサンセット

大阪府泉佐野市にある大阪湾に面したりんくう公園で開催される、芸術花火のイベントです。日本の伝統的な花火と音楽をシンクロさせた新しい「芸術文化」を創造する花火大会で、3年目となる今年、タイトルを「大阪芸術花火」と改めました。会場の「りんくう公園」は、関西国際空港の対岸にある公園です。打ち上げ場所は、船に浮かぶ台船。周囲は海で、開放感があるので、広角で花火を観賞することができます。今年は、花火の火薬量や演出もパワーアップし、約50分間ノンストップで花火を打ち上げます。
会場はビーチとして整備されており、視界に障害物がなく、花火観賞にはうってつけのロケーションといえます。会場は、日本の夕陽百選に選出されており、花火の前にサンセットを見るのもおすすめです。時間に余裕がれば、サンセット(2024年11月2日の大阪の日の入りは17:03ごろ)にあわせて来場しましょう。

【イベント概要】
会場:りんくう公園特設会場 
開催日程:2024年11月2日(土) ※雨天決行・荒天の場合中止
開催時間:開場15:00、花火打ち上げ18:00
料金:アウトレットサイドテーブル席4名 (指定)50,000円ほか

関東で開催される花火大会

利根川花火大会(茨城・境町)

利根川花火大会(茨城・境町)

利根川花火大会は、毎年約30万人が来場する日本最大級の花火大会です。茨城が誇る山﨑煙火製造所と野村花火工業、長野県の紅屋青木煙火店、山梨県のマルゴーの4大花火師が3万発の大迫力花火を打ち上げ、境町の夜空を彩ります。観覧には、さまざまな種類の有料席が用意されています。

【イベント概要】
会場:茨城県境町利根川河川敷地内(茨城県境町・千葉県野田市関宿・茨城県五霞町) 
開催日程:2024年9月14日(土) ※荒天翌日順延
開催時間:セレモニー18:00、打ち上げ開始18:30~
料金:境町側観覧席チケット(テーブル席40,000円ほか)、五霞町側観覧席チケット(E椅子席7,000)ほか

  • 利根川河川敷
    • 住所 茨城県猿島郡境町

第3回『大洗海上花火大会~OARAI HANABI FES~』(茨城・大洗町)

第3回『大洗海上花火大会~OARAI HANABI FES~』(茨城・大洗町)

大洗海上花火大会~OARAI HANABI FES~は、花火はもちろん、音楽ライブやビーチサウナ、フードフェスが楽しめるイベントです。歴史ある大洗海上花火大会に有料席を設ける形で開催され、15,000発の花火が夜空を彩るだけでなく、海上大会ならではの海面に映る幻想的な花火を楽しむことができます。チケットは花火のみ、花火&ライブ、サウナのみなどさまざまな種類があるため、興味のあるアクティビティに合わせて選ぶことができます。

【イベント概要】
会場:茨城県大洗町大貫町地先 大洗サンビーチ 
開催日程:2024年9月28日(土)
開催時間:9:00~21:00(花火は18:00~19:30予定、詳細はHP参照)
料金:花火自由席 3,300円、花火イス席 5,500円、ライブ観覧 6,600円 ほか

  • 大洗サンビーチ
    • 住所 茨城県大洗町大貫町地先

燃えよ!商工会青年部!!第21回こうのす花火大会(埼玉・鴻巣市)

埼玉県こうのす花火大会(画像素材:PIXTA)
埼玉県こうのす花火大会(画像素材:PIXTA)

埼玉県の県央部・鴻巣市を流れる荒川の河川敷で行われる花火大会です。鴻巣市商工会青年部が、地域の商工業の発展と子どもたちに夢や希望を与えることを願って主催するもので、今年で21年目を迎えます。打ち上げ数は2万発、フィナーレは三尺玉(上空での開花直径約550m、打ち上げの高さ約600m)を含む尺玉300連発打ち上がる「鳳凰乱舞(おおとりらんぶ)」です。最後は巨大な四尺玉(上空での開花直径約800メートル、打ち上げの高さ約800m)が1発打ち上がり、締めくくります。有料観覧場所は、打ち上げ場所の対面にある糠田運動場です。無料席は御成橋のすぐ下にありますが、花火の下部が見えないこともあります。

【イベント概要】 
会場:埼玉県鴻巣市糠田運動場および荒川河川敷
開催日程:2024年10月5日(土)  ※荒天順延10月6日(日)
開催時間:開会17:30~20:30
料金:糠田第2会場椅子席5,000円

  • 糠田運動場
    • 住所 埼玉県鴻巣市糠田1073-1

第93回土浦全国花火競技大会(茨城・土浦市)

土浦全国花火競技大会・土浦花火づくし(画像素材:PIXTA)
土浦全国花火競技大会・土浦花火づくし(画像素材:PIXTA)

茨城県土浦市で毎年11月上旬に行われる花火大会です。日本三大花火大会、および日本三大競技花火大会のひとつとされ、全国から約45万人が訪れるというほど人気です。
魅力は、技を競い合う「競技花火大会」であるからこそ見られる、高い技術を駆使して作られた花火が見られることです。全国から集まった花火師が、音楽にあわせて数百発を連続で打ち上げる花火「スターマイン」、満開になったときの配置や配色がポイントとなる1発花火「10号玉」、キャラクターを模るなど新しいアイデアを盛り込んだ「創造花火」の3つの部門があり、全国の花火師が花火を打ち上げ、技を競い合います。審査員により審査され、結果は翌日、公式サイトで公開されます。
3つの種目以外にも、ワイドスターマイン「土浦花火づくし」やエンディング花火などの余興花火もあります。打ち上げ数は約2万発。競技時は英語でのアナウンスもあるので、海外からの旅行者も楽しめますよ!また、観覧場所の外では露店も出店されるので、お祭り気分も楽しめます。

【イベント概要】
会場:茨城県土浦市桜川畔(学園大橋下流付近)
開催日程:2024年11月2日(土) ※荒天延期、3日(日)または9日(土)
開催時間:競技開始17:30~20:00
料金:イス席(C席)3,000円~(2024年8月26日から事前申込による抽選販売)

  • 茨城県土浦市桜川畔
    • 住所 茨城県土浦市桜川畔

北海道で開催される花火大会

北海道芸術花火2024(北海道・モエレ沼公園)

北海道 モエレ沼芸術花火大会(画像素材:PIXTA)
北海道 モエレ沼芸術花火大会(画像素材:PIXTA)

札幌市郊外にある彫刻家イサム・ノグチがデザインした「モエレ沼」で開催される花火大会です。国内最高峰の花火師が作り上げた芸術玉を中心に、音楽のリズムや曲調にシンクロするよう綿密にプログラムされた花火が、次々と夜空を彩ります。
今年は、人間の発話器官を使い音楽を創りだす「ヒューマンビートボックス」と花火の共演という、世界初のユニークな花火が企画されています。秋の北海道は、昼間と夜の寒暖の差が大きく、夜は冷え込みます。鑑賞には、防寒具を持参しましょう。また、モエレ沼公園は敷地が広く、入口から観覧ゾーンまで徒歩15分ほどかかるので、履き慣れた靴で行きましょう。

【イベント概要】 
会場:モエレ沼公園
開催日程:2024年9月7日(土) ※雨天決行・荒天の場合中止
開催時間:19:15〜20:15
料金:芝生自由席5,500円ほか

東北で開催される花火大会

浅原神社秋季例大祭奉納大煙火(片貝まつり:新潟県小千谷市)

画像提供:KKday
画像提供:KKday

新潟県小千谷市で開催される片貝(かたかい)まつり。片貝まつりとは、新潟県小千谷市片貝町にある浅原神社の秋の例大祭で、花火は浅原神社への奉納を意味します。
朝から浅原神社へ花火の玉を奉納する「玉送り」や、花火打ち上げの成功と無事を祈る「筒引き」などの伝統行事が行われます。2日間で約15,000発の花火が打ち上がります。
両日、22:00のクライマックスに打ち上がる四尺玉は、上空での開花直径約800メートル、打ち上げの高さ約800メートルと迫力満点。また、当日は神社周辺に出店も出店するので、食べ歩きも楽しめます。

【イベント概要】 
会場:浅原神社
開催日程:2024年9月13日(金)・14日(土) ※荒天の場合、翌日以降に順延
開催時間:19:30~22:20 
料金:13日(金)の1日券1桝22,000円、または2日間共通券33,000円(1桝、8名)

  • 浅原神社
    • 住所 新潟県小千谷市片貝町6538

東北未来芸術花火(宮城県亘理町)

画像提供:KKday
画像提供:KKday

宮城県亘理町(わたりちょう)にある鳥の海公園で開催される花火大会です。鳥の海公園は、東日本大震災の津波被害の跡地にできた公園で、広大な大地にデザインされた復興の象徴として、様々な人が手を加えながら日々進化をしています。国内最高峰の花火師がノンストップで約50分間、芸術玉を中心に、ダイナミックに、そしてテンポよく花火を打ち上げます。キッチンカーやフードテントでは、宮城県の名産物を食べられる「宮城県うまいもの市」や、亘理町の名物が食べられる「はらこめしお腹いっぱいFESTIVAL」も開催されるので、花火と地元グルメを同時に楽しめます。
観覧席とは別に「シャトルバス乗車券」2,000円~や、駐車場から会場まで往復の無料バスを利用する「パーク&ライド送迎バス付き駐車場」4,000円など、アクセス方法にも配慮されたチケットもあります。

【イベント概要】
会場:鳥の海公園特設会場
開催日程:2024年9月28日(土) ※雨天決行・荒天の場合中止
開催時間:開場14:00、花火打ち上げ18:30
料金:芝生席5.000円(税込)ほか

  • 鳥の海公園特設会場
    • 住所 宮城県亘理郡亘理町荒浜築港通り9−2

秋の花火も楽しもう!

秋の花火大会情報、いかがでしたか?夏だけじゃない、秋の花火をぜひ楽しんでください。日本の秋は、日が沈むとぐんと冷えこむので、防寒具を忘れずに持参しましょう。また、秋は台風シーズンでもあります。悪天候の場合は延期や開催中止などの対応となることもあるため、事前にチェックしましょう。

※本記事の情報は2024年8月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

Written by:
木村かおり
木村かおり

約20年、旅行ガイドの編集・出版に携わってきた日本人トラベルライター。大学卒業後、出版社にて約10年、旅行ガイドの編集・出版に従事。パリ、台湾、などの海外取材、国内は北海道、九州などの取材も数多くこなす。その後、中国・広州に2年ほど駐在妻として暮らし、現地メディアにて経済・旅行ガイド記事で執筆等を担当。帰国後は、ウェブメディアにて編集・執筆を経験。インバウンド、アウトバウンド両方の旅行ガイドの記事制作に携わってきたことが強み。中国政府認定の中国語能力試験HSK6級(最高級)、実用フランス語技能検定試験準1級、英語検定準1級取得。

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