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アメリカ人が日本のお祭りに行ってショックを受けたこと

アメリカ人が日本のお祭りに行ってショックを受けたこと

公開日: 2020/05/09
更新日: 2020/12/11

海外から日本を訪れる外国人観光客のお目当てとしては、日本らしい京都の寺社仏閣や美しい桜などが有名です。日本のアニメや忍者などは海外でもとても人気があります。

日本を訪れる外国人観光客の中には、日本で行われるお祭りを目当てに訪日する外国人も多いようです。

今回は特に、関西地方で行われたお祭りに行った経験を持つ方にインタビューしました。関西地方では大阪府岸和田市で行われるだんじり祭や兵庫県で行われる灘のけんか祭りなど激しいお祭りも多くありますが、日本を訪れる外国人観光客の目にはどのように映ったのでしょうか?(インタビューの回答はあくまで個人の意見です。)

TOP画像:Damada / Shutterstock.com

大阪・岸和田だんじり祭の猛スピードに恐怖…!

大阪・岸和田だんじり祭の猛スピードに恐怖…!
StreetVJ / Shutterstock.com

「かなり衝撃的だったのは“だんじり祭り“ですね。大きな車みたいなものが人を乗せたまま、すごいスピードで走ってきて怖かったのを覚えています。猛スピードで角を曲がるので、何人も転んだりしていてとても危ないなと思いました。」(アメリカ人男性)

関西各地で行われるだんじり祭の中でも特に有名なのは、岸和田だんじり祭です。祭りではだんじりと呼ばれる車のような出し物が用いられ、だんじりの上にも人が乗ります。岸和田だんじり祭りで用いられるだんじりは、高さが4m、重さは4tもあり、市内を猛スピードで走り抜けます。

祭りの一番の見どころでもある「やりまわし」は、市内の交差点を猛スピードのまま直角にだんじりが曲がることを指し、やりまわしの際にはだんじりが民家にぶつかることもあり、家が壊れることや、けが人が出るのは毎年のことのようです。そのため日本人にとっても危険なお祭りというイメージが強いです。

そんなだんじり祭にショックを受ける外国人も多いようで、それは日本人のイメージ自体も覆してしまうようです。

「基本的に日本人はおとなしいというイメージだったのですが、たくさんの人たちが大きな声で怒鳴っていて、驚きました。」(アメリカ人男性)

海外では静かに話す、礼儀正しいといったイメージが強い日本人ですから、お祭りの時の掛け声や怒声には驚かされることが多いのかもしれません。

また、兵庫をはじめとする各地で行われるけんか祭りでは、実際にみこし同士が激しくぶつかり合いますので、外国人が持つおとなしい日本人のイメージとはかけ離れているようです。

関西では特に荒々しいお祭りが目立ちますので、関西のお祭りに行った多くの外国人はそのように感じるのかもしれません。それも含めて、関西のお祭りは日本人の新たな一面を発見できる機会にもなることでしょう。

日本のお祭り、マナーの悪さにがっかり!?

日本のお祭り、マナーの悪さにがっかり!?
MyPixelDiaries / Shutterstock.com

世界的にもマナーが良いことで知られる日本人ですが、お祭りの時にはだれもがいつもより気が大きくなりがちです。そんな日本人の様子を海外から来た外国人観光客はどう思っているのでしょうか?

「とにかくたくさんの人が集まっていて、みんな盛り上がっているせいかマナーはあまり良くない印象を受けました。警察官が止めても、注意を聞かず騒いでいる人もいました。歩いていたら、ゴミもたくさん落ちていて、今まで抱いていた日本人のイメージと違ったので少しショックでした。」(アメリカ人男性)

外国人にとっては、マナーが良くクリーンなイメージが強い日本ですが、お祭りの時の様子は少し違った印象を受けたようです。ゴミについてのマナーの悪さや係の人の注意を聞かない様子などは日本語が分からなくても伝わってしまうものですので、日本人としては行動には注意したいものです。

遠く海外から日本のお祭りを見学しに訪れる外国人観光客の場合には、見学したことによってその祭りの由来や伝統に興味を持つ方も多いようなので、騒がしい様子やマナーの悪さだけが目に留まってしまうのは残念な状況ですね。もちろん、マナーが悪い人は一部だけなので、ほとんどの日本人はしっかりマナーを守って参加しているようです。

お祭りの屋台、楽しいけどちょっと高い…!?

お祭りの屋台、楽しいけどちょっと高い…!?

にぎやかなお祭りに欠かせないのが、様々な食べ物やアミューズメントを提供してくれる出店です。日本人には懐かしさを感じさせてくれる焼きそば屋さんやりんご飴屋さんですが、外国人観光客はそれらの屋台をどう見たのでしょうか?

「いろいろな屋台がありましたが、どんな味なのか、安いのか高いのかがよく分からなかったので買いませんでした。たこ焼きのお店が多かったのは大阪だからですかね。同じようなお店がいっぱいあるから、どうしたらいいのか分からなかったですね」(アメリカ人男性)

関西のお祭りということもあり、外国人にとっては、お好み焼きたこ焼きのお店がかなり多く感じられたようです。

また、値段の表記なども通常のスーパーマーケットなどとは異なるため、料金が分かりづらいという感想もありました。そして、日本人も同じく感じることですが、お祭りの屋台では通常よりも若干商品の値段が高めに設定されているため、手が出しにくいと感じる方もいたようです。

少し値段が高く感じられるお祭りの屋台ですが、食べ物だけでなく金魚すくいや射的などのアミューズメントも用意されています。外国人観光客にとっては普段見ることのできない食べ物や日本の遊びを新たに発見する機会にもなるかもしれません。

地元の人たちがフレンドリーで触れ合いが楽しい

地元の人たちがフレンドリーで触れ合いが楽しい
Alisia Luther / Shutterstock.com

ここまで日本のお祭りがイメージと違って、ショックを受けたという回答が多いようにも感じられましたが、関西のお祭りに行ってみて良かったと感じた点ももちろんあったようです。外国人観光客が関西のお祭りに行ってみて、良い意味でショックを受けた点についてもご紹介します。

「子供たちが法被を着て、掛け声をあげながらおみこしを持っている夏祭りも、かわいかったですね。大阪の子供たちはすごくフレンドリーで、一緒に参加させてもらえてちょっとびっくりしましたね。日本のことを感じることができて良かったです。」(アメリカ人男性)

地域の小さなお祭りでは特に、地元の方たちとのコミュニケーションの機会が増えることもあって、全体的に好印象だったようです。お祭り自体に興味を持つ観光客も多いようですが、それ以上にそれに参加している地元の方たちとの触れ合いに魅力を感じている外国人観光客は多いようです。

実際に触れ合った日本人の親切さや親しみやすさに良い意味でショックを受けたという方もおられました。

色彩やバリエーション豊かな花火に感動

色彩やバリエーション豊かな花火に感動

人との触れ合い以外にも意外なところでショックを受ける外国人もいたようです。

「花火の大きさにびっくりしました。大きなお花みたいなものが多くて、中でも何重にも円が描かれているものは初めて見ました。日本人はとても器用ですね。本当に綺麗でした。」(アメリカ人男性)

海外でもお祭りで花火が上がることは多いですが、日本の花火のような豊かな色彩や形のバリエーションの多さはあまり見られないようです。

日本人はやはり繊細とか器用というイメージが強いようで、同じ花火でも海外で見る花火と日本の花火の違いにはショックを受けていたようです。

花火の原形は海外から伝えられたものですが、日本でも花火には古くから歴史があり、江戸時代にも各地で花火大会が催されていたようです。

花火についても日本独自の技術が伝えられ、現在の様々なバリエーションにつながって世界各地から来た人々を喜ばせているようです。

お祭りの時でもマナーを守るのは好印象

祭りの時は、いつもとは違う非日常の時間かもしれませんが、ゴミを散らかしたり不必要に騒いだりしてマナーを守らない理由にはなりません。

地元の人や観光客に関わらず、マナーを守って周囲に気を配ることはお祭りの時もやはり大切なようです。

一方で、インタビューではお祭り以上に日本人とのコミュニケーションが良い印象だったという意見も聞かれました。

日本特有の詫びさびとはまた違った一面を見られる関西のお祭り。喧噪や人混みがあまり得意でない方でも、普段はあまり見られない日本の姿を楽しむ機会になることでしょう。

<取材&執筆>
株式会社ダリコーポレーション

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